京都その他

2011年11月16日 (水)

鴨川べりでドイツ文化にふれる・その2

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鴨川べりでドイツ文化に触れることができる「ゲーテ・インスティトゥート」。

ドイツカフェ「カフェ・ミューラー」が併設されており、ドイツをあじわえます。

椅子やテーブル、照明はすべてドイツプロダクトのもの、食器もローゼンタール。

明るく軽やかな雰囲気の空間、滝のある日本庭園に面したテラス席もあり、図書室から持ってきた本を開きながらくつろぐこともOK。

カフェの名前は、京都賞を受賞した振付け師であり舞踊家であったピナ・バウシュが初演した舞台「カフェ・ミュラー」にちなんでいるそう。

実家がカフェレストランだったという彼女の踊りや身体言語を舞台の上で表現した作品、生涯亡くなるまで踊り演出し続けた生き方に魅了されてやまない人は今も多い彼女の世界を本を開き満喫したカフェでのひと時。

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カフェでいただけるのは、黒い森のさくらんぼトルテ、フランクフルタークランツ、クッキー、ミュンヘンのダルマイヤーコーヒー、バイエルン地方の白ソーセージ&ブレッツェルやオリジナルのドイツビール…

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パンやケーキは、岡崎にあるドイツパン屋「ベッカライ・ベルケオ・アルト・ハイデルベルク」のもの。

テイクアウトもできるるようです。

鴨川べりで気軽にドイツ文化、図書室で本を開いたり、カフェで、と時おり立ち寄ります。

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ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川 京都市左京区吉田河原町19-3 

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

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2011年11月15日 (火)

鴨川べりでドイツ文化にふれる・その1

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鴨川べりにある「ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川」は、ドイツ文化に触れられるところ。

ドイツ語教室、図書室、音楽や映画鑑賞、カフェもあります。

2階のヴィラにはドイツから招聘されたアーティストが滞在し、コンテンポラリーダンス、音楽会、展覧会などが随時催されています。

建物のなかの家具や照明などはドイツプロダクトのもの。

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こぢんまりした図書室からは滝が流れ緑豊かな庭がのぞめる気持ちのよい空間。

少し前、池内紀訳カフカの「変身」を久しぶりに開いてみたら自分の記憶とまるで異なる内容、100ページほどに魅了され一気読みしました。

ある朝目覚めたらザムザが1匹の虫に変身している、というショッキングさにばかり以前は目がいっていたけれど、自分が変身していることをまったく不思議に思わないザムザとその家族の日常が描かれていたことに目が離せませんでした。

この小さな書棚にもカフカ全集やカフカ研究の一画があります。

41歳で結核で亡くなるまで生涯独身、仕事のかたわら生み出された作品はあえて発表されることもなく、カフカの作品がスポットライトを浴びるのは死後3,40年以上たってから。

この現代に作者がペンを取り書いたような斬新さに書棚に次々手が伸び、未来を予想するかのようなカフカワールドにしばし浸ったひと時でした。

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ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川 京都市左京区吉田河原町19-3

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

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