薬師寺大宝蔵特別公開 秋展
薬師寺大宝蔵特別公開展が催されていました。
春と秋に催されるようで、今回は13日まで。
上の写真は、国宝である吉祥天画像、日本で現存する吉祥天画像の最古のもの。
長らく薬師寺境内の鎮守八幡宮の社殿内に安置され、正月に行われる吉祥悔過の本尊であったようです。
吉祥悔過…罪を懺悔し、災いを祓い五穀豊穣と国の安泰を祈るというもの。
ふっくらした顔立ちで唐の美人画の影響が見られる天女のような姿に、いにしえから人々が行ってきた祈りの行事を思い浮かべたくなりました。
そしてこの小さな木造りの聖観音像、柔和な表情をたたえ愛らしい姿に歓声をあげたくなるほどでした。
家の最寄りの地下鉄駅から近鉄乗り入れの電車を選べば乗り換えなしに揺られているうちおよそ1時間後には大和路に降り立っている。
なんと非日常の世界があっという間に開けることか。
そんなわけでちょっと地下鉄で遠出、大きな旅気分。
心をふっくらさせ、京都へ帰ります。
薬師寺 奈良市西ノ京町457 0742-33-6001
美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho
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