朝は詩人?!
茜色に染まる朝の川べり。
あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る
とかつては恋人だった大海人皇子に向けて額田大王が詠んだといわれる歌のみずみずしい景色を思い浮かべました。
みずみずしい景色とは裏腹に歌の内容は、今は私はあなたの兄の天智天皇の妻だから、そんなにあなたが袖を振ったら番人の野守が見ますよ、という意味らしいのですが、、、
そう、朝ぼらけの頃はたった今新しい生命が生まれてくる美しさに満ち満ちていて、心は詩人!
見上げれば有明の月。
しののめ(東雲)の空。
空や月の美しい響きの表現を持つ日本語って素晴らしい。
朝陽は瞬く間にするすると昇り、朝が溶けてゆきます。
朝の空、朝陽につつまれると自分が今ここに生まれおちたばかりの気分。
毎朝、新しい心に生まれ変わります。
京都、昨日はほんの少し雪。
雨上がりには180度の見事な虹がかかったそうです。
今日は寒くなりそうですね。
お風邪など召されませんように。
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