京都の道

2011年12月17日 (土)

朝は詩人?!

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茜色に染まる朝の川べり。

あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る

とかつては恋人だった大海人皇子に向けて額田大王が詠んだといわれる歌のみずみずしい景色を思い浮かべました。

みずみずしい景色とは裏腹に歌の内容は、今は私はあなたの兄の天智天皇の妻だから、そんなにあなたが袖を振ったら番人の野守が見ますよ、という意味らしいのですが、、、

そう、朝ぼらけの頃はたった今新しい生命が生まれてくる美しさに満ち満ちていて、心は詩人!

見上げれば有明の月。

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しののめ(東雲)の空。

空や月の美しい響きの表現を持つ日本語って素晴らしい。

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朝陽は瞬く間にするすると昇り、朝が溶けてゆきます。

朝の空、朝陽につつまれると自分が今ここに生まれおちたばかりの気分。

毎朝、新しい心に生まれ変わります。

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京都、昨日はほんの少し雪。

雨上がりには180度の見事な虹がかかったそうです。

今日は寒くなりそうですね。

お風邪など召されませんように。

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2011年12月10日 (土)

久しぶりの晴れ間に

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昨日の朝は比叡山、北山の山々はうっすら雪化粧。

いっぺんに冬がやってきた!

久しぶりの晴れ間、こんな道を踏みしめる1歩1歩がいとおしかった。

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2011年12月 6日 (火)

紅白

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見上げれば、朱、橙、ピンクが並んでいました。

ピンクは紫陽花、橙は柿、朱は楓。

下鴨疎水、散り紅葉の気配です。

真っ赤な葉のシャワーのなかを歩くのはまた楽しい ♪

朱、オレンジ、黄金に水染まる竜田川の景色はもうあと数日後かな。

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そう、川べりには水仙がかわいらしい顔を覗かせています。

この前見つけびっくり、地面はきちんと季節を刻んでいるんですね。

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椿も。

紅白を眺め、そういえば師走だった、と思い出しました。

疎水べりには地元の人が植えられた草木がたぶん多くあり、季節を知らせてくれます。

通るたびにいろいろな草花を見つけるのでついレンズを向けたくなります。

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2011年12月 2日 (金)

黄金色の道

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東大路通り京大前のいちょう並木が黄金色。

落ち葉を踏みしめ歩くのってかなり心弾みます ♪

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2011年11月29日 (火)

下鴨疎水、そして比叡山・紅葉便り

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今秋はなかなか色づかない、と青もみじを見上げながら歩いていました、最近まで。

下鴨疎水。

朝夕がぐっと冷え込むようになった最近、ほんのり染まった紅葉のトンネルの下を歩いています。

紅葉は秋光のなかでこそ、輝きを放つと思います。

見上げる、葉裏からは透明な光。

これが葉表から眺めるとこっくりした色を愛でられる。

光の織りなす一瞬の美しさに見とれます。

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琵琶湖の水の恵みをいただいている京都、疎水が作られた100年ほど前に桜や楓などもきっと植えられたのでしょうね。

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疎水を東へ歩いて行くと鴨川の上流である高野川に出ます。

真ん前には錦色に染まる比叡山がゆったり山裾を広げ、山にかかる光と影が刻々と山の色を変えてゆきます。

きりっと冷えたクリアな空気が心地のよい季節になりましたね。

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2011年11月27日 (日)

哲学の道・紅葉便り

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大勢の人が行き交うのもモノともせず、ぽかぽか温かな日射しを浴びひなたぼっこする犬、気持ちよさそう~

道沿いに建つおうちで飼われているらしく、首輪から伸びた綱はお宅の庭からずいぶん長く伸びていました。

この前鹿ヶ谷山荘へ出かけた晴れた日に、哲学の道で。

すごく観光地だけれど、地元の人の暮らしがすぐそこにあり散歩道として親しまれている道は四季の移ろいを感じられます。

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手を伸ばせばすっぽり覆われるような春の桜並木の道、今はオレンジや黄の桜のひと葉ひと葉がひらひら舞い降りてきます。

もみじは少なめ、そのかわりたわわに実を結んだ南天が陽光を浴び輝いていました。

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美しいのは椿。

いく種もの椿が見事に花こぼれています。

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この辺りは寺社仏閣がたくさん。

慈照寺、法然院、金戒光明寺、真如堂、霊山徳禅寺、永観堂、南禅寺、安楽寺、吉田神社、聖護院、若王子神社…

哲学の道から東山山麓の方へ鹿ヶ谷山荘への道は山へ険しかった~

でも渓谷(?)にかかる山の景色に思わず感嘆。

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2011年11月24日 (木)

ジングルベル ♪

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京都駅にクリスマスツリーがお目見え。

ジングルベル、ジングルベル ♪

オルゴールのクリスマスソングの音色が駅のアトリウムに広がっています。

エスカレーターの上で、途中のカフェ広場(?)、改札口にも駅の喧噪のなかに音色がふわりふわりと響き渡り、なんだか和み、歩みをとめてしまいます。

クリスマスツリーのそびえる駅大階段のところに立つと、駅構内のガラス窓の向こうに京都タワーが見え、とクリスマスツリーの競演(?!)

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クリスマスソングを聴きながら京都タワー、冬らしいぴりっとした澄んだ空気だった日は青空に映え、きれいだった~

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2011年11月14日 (月)

かもがわ

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川端通りの両側は春は爛漫、桜吹雪になる桜並木道。

その桜の下に降りれば高野川です。

樹は日ごとに朱やオレンジ色に染まり、葉をはらはら落としていて次の春に向かい冬支度中。

足元はこんなにかわいらしいピンク色のじゅうたんが広がっています。

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大原の奥から流れてくる高野川と、雲ヶ畑の方から流れてくる賀茂川が下鴨神社の辺り、出町柳で合流して鴨川になる、ということは京都に来てから知ったことです。

鴨川と賀茂川、かもがわという字がこの合流より上と下で異なるんですね。

水に恵まれ、緑豊かな地が広がっていたこの辺り一帯は渡来人である鴨氏(加茂氏)が司っていたことが神社の名前や川の名前の由来になったとか。

水を治めるは世を握る、ですね。

先週、雲が青いキャンバスに浮かぶような晴天の日に。

遠くに稜線を描く山々は錦に染まっています。

そろそろ紅葉だよりにもみじマークが並び始めましたね。

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2011年11月 7日 (月)

霧雨の岡崎疎水で

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昨日、映画「8ミニッツミッション」を観た後、ぽつりぽつりと小さな水の輪が広がる岡崎疎水で。

東山連山に霧がかかり、墨絵のような山の風景を眺めながら朱の欄干の橋を渡りました。

おもしろい映画でぐいぐい夢中になった2時間ほど、繰り返される8分間に目を凝らし、いく層にもパラレルワールドが広がり、と展開に頭をぐぐっとなんだか使いほっとしたかった時の霧雨の外気、心地よかった。

黄、オレンジ、朱に染まった岡崎はしっとりした風情でした。

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オレンジ色の灯りがこぼれていた京都府立図書館の前は黄金色。

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祇園の白川疎水へとつながってゆく疎水べりもほんのり染まっていました。

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さてこの後、平安神宮前の岡崎都市公園へ向かいました。

映画の秋、束の間の紅葉歩き、の次は食欲の秋!

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2011年10月31日 (月)

朝の光、そして今夜は

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今夜はハロウィン。

今朝7時過ぎ、北山通りで見つけたジャック・オ・ラタン。

北山通り、この土日はハロウィン通りでした。

週末の名残かな。

仮装行列があったり、かぼちゃのカーヴィングコンテストが行われ、夜はたくさんのジャック・オ・ラタンに灯りがともります。

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府立植物園も紅く色づき、葉をくしゅっくしゅっと踏みながら歩くのは心弾みます。

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賀茂川は朝ウォーキングや犬の散歩、通勤、通学の人でとてもにぎやかです。

そうこうしているうちに、息子たちが学校の部活の先生の赤い自転車に率いられ朝ジョグ、ダッシュの練習が始まります。

声をかければきっといやがられるだろうから、ほんのたま~に少しだけ見つからないようにそっと眺めます。

軽やかに走る小学生たちを目にすると、からだがばらばらになるほど走ったあの快い感覚がなつかしい、また走ってみようかなーと憧れの目になっている自分に気づきます。

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府立植物園への並木道は毎秋、いちはやく紅葉便りを届けてくれる道。

今朝はくもり空でしたが晴れの日は、朝の光が照葉をきらきら輝かせてくれとてもきれいです。

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