京都季節行事

2012年5月16日 (水)

今日は葵祭

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昨日の雨で順延となった葵祭は、今日に。

雨上がりのみずみずしい朝です。

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2012年4月19日 (木)

振り返ってはいけません

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渡月橋を渡った嵐山の中腹にたたずむ法輪寺。

十三詣りで知られるお寺です。

本堂に祀られている本尊虚空蔵菩薩は、知恵を授けてくれる仏さま。

数え年13になり元服を迎えた少年少女が大人になったことに感謝し詣でた通過儀礼の儀式、行事は、平安時代から行われ、その様子は今昔物語や枕草子、平家物語に記されています。

昔だったら数え年13という年齢は、働いたり、結婚だってしたかもしれませんし、一人前の大人として扱われたことでしょう。

就学期間が長くなった現在は13歳という厄年の厄払い、小学生から中学生への節目のお詣り、といった雰囲気でしょうか。

振り袖を纏った女の子、襟足が初々しく愛らしい姿、春の日の素敵な光景をたくさん目にしました。

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それに比べ、男の子はほんとうに殺風景過ぎます、、、

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自分の大切な字を毛筆で書き、ご祈祷してもらう風習もいにしえからされてきたこと。

息子は二度書きでよれよれとこんな字を書いていました。

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本堂の聡明そうな顔立ちの虚空蔵菩薩さまの前でひとりひとり氏名と住まいを読み上げていただき、ご住職のおはなしに耳を澄ませるどの子の顔も真剣で神妙。

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渡月橋の見下ろせる花舞台、桜が満開でした。

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お詣りをし、知恵を授けてもらったら帰り道、この長い石段を下り渡月橋を渡り終えるまで決して振り返ってはいけません。

振り返ると今せっかく授けてもらった知恵を返さなければならない、という伝承があるからです。

帰り道は脱兎のごとく猛スピードで駆け抜けた息子です。

そんな数え歳13の息子と詣でた春の1日でした。

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法輪寺 京都市西京区嵐山虚空蔵山町16  075-861-0069

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2012年1月17日 (火)

毎月15日に~知恩寺手作り市・その2~

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毎月15日に催される百万遍、知恩寺での手作り市、モノ編。

もうすぐ節分!おかめひょっとこのぐい呑みを見て。

鳥獣戯画のさまざまな種類の陶器もたくさんの人が手に取っていました。

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木、木の実、ガラスなど色合いがあたたかなボタン屋さんの前で。

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こちらのボタン屋さんは陶器の手作りボタン。

すこしずつ色、かたちの異なるブローチ、髪留め、イヤリング、ネックレス、帯留めはカラフル。

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森の中が広がっていた繊細な木工、作ることにわくわくしているお店のおじさんの鼓動が伝わってくるよう、笑顔が素敵。

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冬のたのしみ、毛糸、編み物、織物などのお店は多く眺めているだけでぽかぽか温かくなってくる気分。

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ガラスのお店。

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のんびりした表情の動物をあしらったブックカバーやポーチなどのお店。

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ひとつひとつのお店の作り手の思いや個性を対面でダイレクトにたのしめる手作り市。

季節を感じられるのも魅力、と冬の市で思いました。

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毎月15日に~知恩寺手作り市・その1~

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百万遍の知恩寺では、毎月15日に手作り市が開かれます。

知恩寺での手作り市は20年ほど前から始まり、手作り市の先駆け的存在。

境内には450あまりのお店が並んでいるそうです。

この日は日曜日、そして駅伝、すぐ前の京大ではセンター試験が行われていて、と百万遍辺りはすごい人波。

全国都道府県対抗女子駅伝を見る前に少し立ち寄りました。

まずは食べもの編。

寒空だった日曜の気温は9度、立ちのぼる湯気とコーヒーの芳醇な香りに誘われるのは御多福珈琲。

この手作り市での珈琲店から始まり、今では四条にお店を構えていらっしゃいます。

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焼きたてのパンが到着していたパン屋さん。

月に1度だけ出会えるお目当てをたのしみにしている人も多いよう。

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小さなスペースが絵本を開いたようにかわいらしかったお店のディスプレイの焼き菓子屋さん。

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じゃこ山椒、ちりめんじゃこなどが升で量り売りされていた乾物屋さん。

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満員列車のような人、人で埋まる境内で皆といくどもはぐれる中、ひとつひとつのお店のオリジナリティーさについ目を留め足を止め、、、そんな手作り市歩きです。

次はモノ編。

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2012年1月16日 (月)

都大路をたすきでつなぐ

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京都の冬の風物詩のひとつは駅伝。

昨日は全国都道府県対抗女子駅伝が行われ、沿道で声援を送りました。

チームメンバーは中学生から社会人までで構成され、42.195㎞を9人のたすきでつなぎ都大路を駆け抜けます。

京大前、百万遍で待っていると、先頭を切ってやって来たのは大阪。

千種高校、と大きな旗が翻る応援チームがいた愛知が2位。

京都は4位か5位でやって来ました。
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京都、愛知、東北のチームを応援しよう、なんて事前には勝手に考えていたけれど、全身全霊で目にもとまらぬスピード走る選手の姿を目の前にしたら、どの県の選手にも県の名前を呼び声援を送っていました。

自分で1歩を踏み出さなければけっして前に進まない走るということに、心が震えたひと時でした。

家へ帰ってテレビの前で西京極競技場へのゴールを観ました。

大阪がそのまま1位、19年ぶりの優勝。

京都は2位、愛知は7位でした。

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2012年1月10日 (火)

えべっさん

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新しい年明け最初の冬の風物詩は、十日えびす。

恵比寿神社で1月10日前後に行われる商売繁盛を願う行事、今年は8日から12日まで行われています。

家人がお詣りしてきました(以下、家人携帯の画像より)。

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吉兆が授けられるという縁起物が売られており、屋台がずらりと並ぶ参道はとても賑やか。

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朝から夜の帳が降りてからもお詣りの人波が途絶えることがない本殿。

打ち鳴らされる鐘の音が響き渡ります。

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「商売繁盛で笹持って来い」の掛け声とともにされるご祈祷の舞。

その笹にいろいろな縁起物を結んでもらうのは今年への想いをこめる時なので、皆さんの顔が真剣。

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詣でた後はこの拝殿の木の戸をとんとんとたたく。

えべっさんは耳が遠いので気づいてもらうため、だとか。

寒い中、大勢の人で賑わうえべっさんにお詣りすると新しい年のスタートをより実感する、という家人の十日えびす詣りでした。

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恵比寿神社 京都市東山区大和大路通四条下ル小松町125

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2011年10月30日 (日)

にぎわい

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昨日映画「三銃士」を映画館で見終えた後、御池通りに出てみると大勢の人、人。

通りではパレードが行われていました。

京都では「国民文化祭」が催され、これから京都府のあちこちでいろいろなイベントが行われます。

昨日は、そのオープニング。

舞鶴の踊り、阿波踊り、鼓笛隊など全国の踊りが繰り広げられているようでした。

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2011年10月29日 (土)

岡崎 あかりとアートのプロムナード

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木曜日から今週末、岡崎の夜があかりで彩られています。

平安神宮や美術館の連なる美観地区である岡崎。

秋の夜の岡崎があかりのなかに浮かび上がるそう。

まちかど奏者の生演奏、

カフェのオープン、

美術館の夜間時間開場、

京都観世会館の能舞台公開など…

数日前通りかかった時、岡崎疎水の辺り色づいていました。
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岡崎あかりとアートのプロムナード 10月30日(日)まで

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2011年10月16日 (日)

今年は秋のおまつりに

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山科の清水焼団地の陶器まつり「清水焼の郷まつり」へ行ってきました。

例年は祇園祭の巡行の終わった週末に催されており夏の風物詩でしたが、今年は秋に。

1年に1度の買い物がたのしみなおまつり。

さておめあては…

清水焼の郷まつり 10月16日(日)まで

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2011年9月10日 (土)

用の美を

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京都文化博物館で「帰ってきた江戸絵画ーニューオリンズ ギッター・コレクション展」を観た後、3階で催されている「新天地を求めた京焼ー清水焼団地五十年の歩みー」を観ました。

清水焼は、清水寺に通ずる何本かの通りに多くのやきもの屋があったところから、明治の頃から清水焼と呼ばれるようになったそう。

京都でつくられてきたやきものは公家や武家、上層町衆、寺院、茶家などの需要に応え、雅やかで美しく華やかで繊細このうえないものが次々と生まれていったことがわかります。

今回の展示では、仁清、乾山などの京焼の名品とともにその歴史を辿り、工程過程もわかりやすく製作道具とともに(道具だけでも素晴らしく繊細で美しい!)、また現在活躍されている作家さんのものも多数展示されていました。

さて、ここでいただいた「清水焼の郷まつり」のパンフレットに心躍ってます。

10月14日(金)、15日(土)、16日(日)に清水焼団地にて催されます。

大陶器市はもちろん、夕刻には陶灯路、茂山良暢さんの狂言、利き茶「茶香服」体験、ろくろ体験、イノダコーヒーさんなどのおいしいほっとひと息もあり…と盛りだくさんの3日間のようです。

この数年、家族みんなで陶器市でうつわを選ぶのがたのしみになっていて、それは誰がいちばんに気に入ったネ、なんて囲む食卓は愛着もおいしさもひとしお。

今年はさてさて!

昨夏に選んだうつわに洛匠さんの草わらび餅を盛ってある日の夜ごはんの後に。

奥に覗く湯呑みはとっても気に入っていたのに欠けてしまいました(泣)

日々使ってこそ、と思うけれど気に入っているものから失ってしまうのはナゼ?!

10月前からすでに勇み足です ♪

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新天地を求めた京焼 展 9月19日まで
京都文化博物館 京都市中京区三条高倉 075-222-0888

清水焼の郷まつり 10月14、15,16日 清水焼団地にて

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