ほんとうに久しぶりに華の稽古がありました。
3月はお休みで4月から新しい稽古場になります。
今回は、ひと足先に慣れるため新しい稽古場で行われました。
清々しい木の香りに包まれながの稽古時間。
この日の花材は、山茱萸、雪柳、アイリス、麦、椿。
黄、青紫、白、紅、そして若葉色。
大地から目覚めた春を謳歌するような色たちを手に取っていると自然にうきうきしてきます。
家のあたたかな場所に置くと、花がみるみるほころびました。
白玉椿、薮椿、ふんわりピンクの椿、たくさんの種類のなかからふんだんにいただき帰ってきました。
このひろぉ~い両手いっぱい咲く花を~♪の気分!
(この広い野原いっぱい…です、ホントは)
新しいお茶室でいただいたお菓子。
京華堂利保の「下萌」という名のお菓子。
早春の野辺の景色をあらわしているそうで新古今和歌集の歌が添えられています。
まぶされた氷餅は淡雪を、絹のようなきめ細やかな黄緑の餅を割ればほんのりした黄身餡、美しく上品なあじわいでした。
梅の異名である「此の花」の名がつけられたきんとん。
かわいらしい色のきんとんに目を細めます。
白い山芋の練りきりがそぼろにされている雪のようなふわふわ口の上で溶けるきんとんはたった今作られたものをいただくようなみずみずしさでした。
お床の軸は「春入千林處々花(春入りて千林にいる處々の花)」。
めぐる季節や目の前の森羅万象に想いを馳せ和やかな気持ちになりました。
美豊は、今日水曜日はお休みをいただいております 
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