京都外 和菓子

2010年3月29日 (月)

さまざま桜

「さまざまなこと思ひ出す桜かな」

松尾芭蕉が詠んだ句にちなんだお菓子「さまざま桜」。
伊賀上野の和菓子屋「紅梅屋」のもの。
これを見るとあっ桜の季節、と思う人も多いのでは。

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芭蕉は生まれ育った伊賀上野に数十年ぶりに江戸から帰郷した花見の宴でこの句を読んだそうです。
きっと感慨深かったでしょうね。

今春出逢える桜はどんな桜景色?
京都ではあちらこちらで桜が咲き始めました。

紅梅屋 伊賀市上野東町2936 0120-19-0028

 色で季節

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ひと色すーっと引くだけで季節感を出せる帯締め。
身体の中心に引く色はとっても目立ちます。
それだけにおしゃれのたのしいところ。
冠の五嶋紐、桜の季節から初夏へ、豊富な色が揃っています。
美豊にて。

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

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2009年5月18日 (月)

イタリア絵画と金庫室

少し前、京都文化博物館で催されている「イタリア美術とナポレオン」展を観に行ってきました。

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ナポレオン生誕の地コルシカ島にあるフェッツェ美術館のコレクションからイタリア絵画や宗教画、ナポレオン一族の華やかな肖像画などが観られるもの。

ボッテェチェリの「聖母と天使」のこの画は今回日本初公開だそう。

やわらかな曲線で表されながらも天上の風景感じる宗教画から、時代を経ると描かれる人物がどんどん表情豊か、子どもは血色よい丸みを帯びた存在として描かれている…

画が描かれた時代背景や人びとの暮らしを知ったら、ひとつひとつの画にストーリーが垣間見られたのしいだろうなと感じました。

この日は帰りに、館内にある珈琲サロン「阿蘭陀館」に立ち寄りました。

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京都文化博物館は旧日本銀行京都支店、そしてここは金庫室だったところ。

カウンターや調度品が重厚、昼下がりにのんびりお茶したくなる雰囲気。

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初老のバリスタが丁寧に淹れてくれるコーヒー、カップは選ばせてもくれるし、選んでもくれるので、その日の気分で ♪

「イタリア美術とナポレオン」 5月24日まで

京都文化博物館 京都市中京区三条高倉  075-222-0888

阿蘭陀館     京都文化博物館内 1階

 夏の贅沢。

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紬紗織りのきもの。

格子柄がおしゃれ感いっぱい。

美豊にて。

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2009年4月23日 (木)

秋じゃなくても

名古屋で「恵那 川上屋」のお菓子をおみやげにいただきました。

義父が秋になると「恵那 川上屋」の栗きんとんをたのしみに取り寄せていることをご存知、春バージョンですよって(知らなかった~)。

ありがとうございます。

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「里長閑」という名、恵那の里に咲くシデコブシに見立て、ピンクの花びらがそっと添えられた白いかわいらしいきんとん。

白餡に恵那産の自然薯を合わせた練り切り、真ん中に栗きんとん。

さらさらと口溶けよく、甘さ控え目で素材の味が美味しいたのしいミックス、やさしい味でした。

夏バージョンなど季節ごとのきんとんがあるみたいです。

恵那 川上屋 恵那市大井町2632-105  0120-05-2470

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2009年1月21日 (水)

ほやほや

2日ほど前、若いお嬢さんからいただいたプレゼント。

発売したてのほやほや !「たねや」のお菓子「冨久豆」。

「たねや」のお菓子は季節のパッケージや遊び心に満ちていて、紐を解く時ワクワクする、と鮮やかな赤い紐を解くと包装紙の裏は福笑いの絵が描かれ、遊べる顔パーツ入り。

中から現れたお多福はほんのり頬染めたかわいらしさ、そしてずっしり重い !

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このかわいらしいお顔、ひとつひとつ手作り、飾れて、その上雲錦仕立てなので食べられるそう、ただのお面じゃなかった、びっくり。

淡い紅白の豆、香ばしくほんのり甘く美味しかったです(まだ節分前なのに少しいただいちゃいました、とまりません…)。

もう節分がすぐそこなんだな、と温かい美味しいプレゼントにじんわり、ありがとうございました。

たねや 「冨久豆」

 桜が舞っています。

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桜がこぼれんばかりに舞い、源氏車が染められた京友禅の小紋のきものです。

全身に舞う桜を纏う雰囲気のきもの、

薄水色がかった淡いねず色のきもの地には市松柄の地織りがあり、桜や源氏車には金糸目加工がほどこされ、立体感があり、とてもお上品な印象のきものです。

今日水曜は美豊はお休みをいただいております 

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2008年11月21日 (金)

名残惜しく…

葉っぱがはらはら散り肩をすくめる冬の寒さ、ついこの前まで心地よい秋だったのにねー、なんて話している美豊スタッフたちです。

この前美豊スタッフのひとりが買ってきておやつにいただいたのは「たねや」の「栗月下(くりげっか)」。

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真空パックの封を開けたとたん、蒸したばかりのような栗、栗の香りに包まれました。

原材料は栗、砂糖、澱粉だけ、ほくほくの栗をぎゅうっと閉じこめたような濃厚さ。

もうひと切れ、もうひと切れとつい手が伸びます。

もう霜月もおしまい近く、栗に目のない美豊スタッフ、栗の季節も終わってしまうんだなと名残惜しくいただきました。

たねや 「栗月下(くりげっか)」

 華紋文様の美しい名古屋帯です。

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金糸で菱取りされた地模様に華紋が色鮮やかに。

とてもお上品な印象の帯です。

美豊にて。

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2008年10月14日 (火)

ほくほく ♪

秋晴れだった連休終わって火曜日、京都はお天気下り坂みたいです。

ところで、この前の休みの日に美豊スタッフのひとりが「たねや」心斎橋大丸店で今旬のお菓子を買ってきてくれました。

こんなに可愛らしい栗きんとん !

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私が「たねや」のお菓子大好き、京都に住む前はデパートなど覗いては買うのがたのしみだったから懐かしい !と言っていたのを覚えていてくれ大阪で買ってきてくれたのでした。

「西木木(さいきぼく)」のいう名の栗きんとんは茶巾で絞ったきんとんにもうひとつ変化球、筋と焦げ目がついて香ばしくほくほく 

口溶けきめ細やかでさらさらと栗の甘さいっぱい。

今しかいただけない秋の味、嬉し、懐かし、美味しい、楽しいお茶時間でした 

たねや心斎橋大丸店  大阪市中央区心斎橋筋1-7-1

 組紐を組む作り方で組まれている帯です。

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軽くて結びやすく端正な帯姿、色合いもたのしいです。

美豊にて。

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2008年9月30日 (火)

嬉しかったこと

この前までの蒸し暑さはどこへやら、冷たい雨が1日中降り続いた京都、こんな風に寒さ増すと一気に葉っぱが鮮やかに色づきますね 

この前、こんなお菓子を若いお嬢様からいただきました。

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「たねや」心斎橋大丸店限定、いも薯蕷(じょよ)。

外の皮がほわっと柔らかく、中はつくね芋と白いんげん豆のきめ細やかなさらさら餡が甘さ控えめのやさしい味。

お上品な味でいながら、お芋のせいかちょっと懐かしい気分にさせてくれました。

このお菓子は心斎橋大丸で月にいちどのみ売られるお菓子らしく、わざわざ届けてくださったのです。

秋の風味いっぱいに運んでくださり、嬉しくて温かい気持ちになりました。

ありがとうございました 

たねやの和菓子、クラブハリエのバームクーヘンは大好き、けれど残念ながら京都では買えないので時々滋賀県へ出かけます。

琵琶湖畔をドライブしながら、八幡山のロープウェイに乗り琵琶湖を臨み、近江八幡日牟禮ヴィレッジでイングリッシュガーデン眺めながら焼きたてバームクーヘン頬張ったり、日牟禮茶屋で季節の甘味味わったりするというのは楽しいコース。

京都からもう少し足を伸ばして彦根城の目の前の彦根美濠の舎はティールームやお食事処、和洋菓子が買えるのはもちろんショコラトリーやパン・アイス工房もあり、美術館もありちょっとしたスイーツ村のようです。

こんな風に想い出していたら琵琶湖畔ドライブコース出かけたくなってきました!

たねや 心斎橋大丸店 大阪市中央区心斎橋筋1-7-1

 寒くなってくると、こんな温かい色が恋しくなりますね。

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幾何学模様が織り込まれている洒落帯。

紬などの織物のきもの、小紋、江戸小紋、無地のきものなどいろいろなきものに合わせていただけます。

美豊にて。

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2008年9月14日 (日)

短冊ひらひら

昨夜は朧月夜だった京都、降り注ぐやわらかい月の光を眺めることができました。

ところで、お月見といえば月見団子。

「三角に高く並べて飾って食べたいから10個買ってきてね、すすき飾って食べよ」と家人。

それで、いつも通る「出町ふたば」へ。

店先にはお品書きが短冊に大きく書かれゆらゆら揺れていて、今は秋色満載、おいでーおいでーと踊ってるようにいつも見えてしまうのです。

順番がやっと来て口から出たのは、「新栗餅ください」

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粒がくっりき際立った餡の上に丹波栗がごろり、それをもっちもちのふたば特有のちょっと塩味効いた厚い餅でくるまれた上にきな粉。

毎年待ち遠しい味 

そして、ふたばの月見団子は俵型のお餅の上に粒餡がずっしりのっています。

それを初めて見た時はとっても驚きました。 

どうやら関西風の月見団子は餡がのってるんだーって。

月見団子はまた今度…

出町ふたば 京都府京都市上京区河原町通今出川上る青龍町236 075-231-1658 

 段に正倉院唐草文様の帯。

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お茶席にぴったりのような帯。

金茶地に金、朱金、蓬色金などの色で段が入っており、唐草文様が美しく織り込まれています。

美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

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