京都職人仕事

2009年12月15日 (火)

来年の顔、もうひとつ

来年の顔、もうひとつ。
藤原釜孚石(ふせき)さんの作る嵯峨面、寅。
江戸時代以降作られてきたお面、「張り子」と呼ばれる手法でひとつひとつ手作り。

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「おっ、阪神タイガース?!」
「タイガーマスク!」

切れ長気味の目がやさしい表情のお顔、ちょっと出してみた間にいろいろな声を掛けていただきました。

干支の箱を戸棚の奥から引っ張り出してガサゴソ。
そんな季節になりましたね。

藤原孚石(ふせき)嵯峨面 京都市右京区嵯峨二尊院門前善光寺山町6 075-861ー3710    

diamond 色合いたのし。

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角通柄の江戸小紋のきもの。
モダンにもシックにも。
装い方、着る人に沿うのがとても魅力。
美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

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2009年12月14日 (月)

愛嬌よし♪

今年も数えるところあとわずか。
来年の干支、寅はどんな顔?!

江戸時代から伏見稲荷大社門前で店を構える伏見人形を手がける「丹嘉」。
香合をそっと出してみました。

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なんともお茶目で愛嬌よしな姿!
手に取りながら皆でくすくす笑ってしまいました。

下に敷いている釜敷は、歌会初めのお題があらわされており、これは今年のお題「生」。
来年は「光」だそう、どんなんでしょう。。。

のんびり顔の丑の表情にいつも和ませてもらってあとわずかの日々名残惜しい、新らし顔そっと覗きながら…

丹嘉 京都市東山区本町22丁目504 075-561-1627

diamond 絣柄のおもしろさ。

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黒地の越後紬のきもの。
ぽんぽんっと舞う華紋は、小さく細かな亀甲絣柄で織られています。
美豊にて。

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2009年10月 1日 (木)

結ぶ

もともと道具を結んだり、刀の鞘に結んだり、鎧を固定したり…
15代にわたり真田紐をつくり続け、壬生寺近くに工房兼お店を構える織元「江南」を訪れました。

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組紐が三つ編みのように斜めの糸を交互に編んでゆくのに対して、真田紐はとても幅の狭い織物、機で縦糸と横糸を織り、縦糸で柄を出すのが特徴。

茶道具を結ぶお茶の各流派の「流儀紐」、千家十職の職人がかける「約束紐」、神社仏閣で使われる「習慣紐」のこと、真田紐伝来のお話などを伺ったりしながら、ひと巻きひと巻き多彩な織ものに触れていると時のたつのを忘れるほど。

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何に使おう?!
プレゼントのリボン、眼鏡のストラップ紐、携帯ストラップ、帯締め…
思わずたくさん買ってしまいました。

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10月20日から1週間、京都高島屋1階にて、真田紐とバックや草履となどコラボレーションのものも試みながら出店されるそう。
機織り体験もできるそうです。

江南 京都市下京区猪熊通松原上る367  075-803-3644

diamond 結城紬のきものに西陣織袋帯です。

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こっくりした色結城紬のきものに合わせたのは、草木染めの糸を使って織られているなんともやさしい色合いの袋帯。
小物合わせのたのしみ広がります。
美豊にて。

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2009年9月17日 (木)

儚いもの

大徳寺から歩いてほど近い、機織りの音が響き渡る西陣に唐紙屋「かみ添」さんが9月1日にオープンされた、と伺い訪れました。
唐長さんから独立され、町屋造りの建物の2階が工房、1階がお店。

お店に入ってあちこち目を奪われましたが、お店の方に仰ったいちばんの見どころは、「無音(ムネ)」と名づけられた文様の唐紙が張られた壁。

淡いぼたん雪が舞い降りるような銀色。
暗くなると雲母がぼんやり浮き上がるように輝き、それはそれはきれいだそうです。
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正面は金色であでやか、同じ文様でも色が変わるとがらりと違う印象。

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版木はオリジナルのもの、インドネシアのバティック(ろうけつ染め)のもの、インドのもの、ケルト文様のものなどだそうで、文様のことや色、摺り方などいろいろお話してくださりとてもたのしい時間。

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シャリシャリと音を立てる極薄の便箋や葉書、カード、自分で使い方をいろいろアレンジできる和紙も並んでいます。

ジョン・ケージのピアノが静かな雨音のように聞こえてくる心地よさ♪
儚い美しさにふわりと包まれるようです。

かみ添  京都市北区紫野東藤ノ森町11-1  075-432-8555

diamond 柄八掛のたのしさ。

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ちらりと覗く八掛。
着る人のセンスをアピールできるところでもあります。
ちらリズムのおしゃれ、たのしんでみませんか。
美豊にて。

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2009年7月31日 (金)

ちょきり

道具がよければ縫いものだってスイスイ。

最後の仕上げに使っているのは「菊一文字 本店」の糸切りばさみ。

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切れ味抜群、ちょきり、の音も気持ちのよいほど。

母におみやげを、とお店を訪れました。

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剪定ばさみ、包丁、園芸用ばさみ、花ばさみ、爪切り…

切るものだったらきっと何でも揃うお店。

職人さんがひとつひとつ手仕事で作る糸切りばさみの出来るまでの工程が飾られていました。

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研いでくれたり、いつでもアフターケアしてくれるのも嬉しいところ。

菊一文字 本店 京都市中京区河原町三条通西入る  075-221-0077

diamond 源氏香が織られた名古屋帯です。

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墨地に鹿の子模様で表された源氏香がしっとりした雰囲気。

おしゃれ着からちょっとあらたまった場面まで、幅広くお召しいただけます。

美豊にて。

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2009年7月29日 (水)

できたてを ♪

梅雨が明けないようなじめじめしたこの頃、力が湧いてきそうなものが食べたい、と「湯葉半」を訪れました。

きっと美味しいお水を使うお店が軒を連ねていたんだろうな、と想像してしまう通りの名、麩屋町通りにお店はあります。

1716年創業の湯葉の専門店。

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店先には甘湯葉が干されており、中からはぷーんといい香り。

鍋に湯葉汁を注ぎ、温め、表面に張った薄い膜をすくい上げる作業が幾度も幾度も早朝から繰り返されるそう。

薄い膜をすくったのが生湯葉、

最後に煮詰まった湯葉汁を乾燥させたのが甘湯葉。

光に透けた飴色の湯葉が干されている光景は思わず触ってみたくなる美しさ。

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とても愛想よしのお兄さん、おじさん、いろいろ説明してくれながら、訪れるたびに差し出してくれるちょっと味見もたのしみ。

最後からからに煮詰めた茶色い甘湯葉をいただき、頬張るとじんわりした香ばしい甘さ、おやつによさそう ♪

家に買ってきたのは、さしみ湯葉。

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一枚一枚繊細な薄い湯葉が重ねられた層はクレープのよう。

豪快にざくっと切って頬張る贅沢さ、しあわせ~。

ふんわりしたさらさら食感、素直な大豆の味、何もつけずにこのままいただきます ♪

湯葉半 京都市中京区麩屋町通御池上る  075-221-5622

美豊は、今日水曜お休みをいただいております confident

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2009年6月 9日 (火)

夏の暮らし

この前、「京うちわ 阿以波」を訪れました。

元禄2年(1689年)からうちわひと筋に300年あまりのお店、前を通るだけでも風が吹き抜けてゆきそう、たっぷりの涼 !

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雅で上品な繊細さこの上ない透かしうちわ。

美しさにため息~。

うちわの骨となる竹の部分の加工、紙の張り合わせ、仕上げまで職人さんたちの手仕事。

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夏の風情を飾って愛でられるアートなものから、あおいでたのしめるもの…

ふわりと風を送ってくれるうちわ、夏の暮らしに彩り添えてくれそう。

阿以波  京都市中京区柳馬場通六角下る 075-221-1460

美豊は、誠に勝手ながら6月から第2火曜もお休みをいただくことになりました。

どうぞよろしくお願いいたします confident

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2009年4月17日 (金)

わが家の隠れシェフへ

この前、三十三間堂西側「鍛金工房 West Side 33」(ウエスト サイド33)を訪れました。

このお店は、日本料理店ご主人が「お鍋を誂えとてもよかった」と教えてくださったお店。

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三十三間堂の土塀の西側(だからお店の名前がウエストサイドなんですね!)のしっとりした素敵な外観。

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扉を開けた瞬間から、もう夢中♪

鈍色の光が包む店内、ギャラリー向こうは中庭、奥は工房かな?!

1枚の地金を金槌で叩き、締め美しいフォルムを生み出す鍛金技法。

その技法で作られた真鍮や銅、アルミ、24金!の調理器具、鍋、インテリア用品、テーブルウエア。

ひとつひとつ職人技がぎゅっと詰まり、何よりも美しさにノックアウト。

スクエアのころんとした箸置き、シルバー色がこれからの季節に涼しげなお皿の丸いの、四角いの、花器…もう誰か止めてー、買い物止まりません。。。

描くフォルムの美しさに吸い寄せられたお玉、お手入れもアルミは樂ちんとすすめてもらって2組買いました。

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我が家の隠れシェフへいつもありがとう、を込めて送ろうかな(HP、ブログよく見るので美豊のリンク集に入ってマス)。

今日何作ろうー?こんな気分でこんな材料あってね、にもたのしいアイデア満載でいつも教えてくれる私の心強い味方。

今、京都のおいしいもんと一緒にパッキング中。

お鍋は次回に…後ろ髪引かれながらお店を後にしました。

鍛金工房 West Side33 京都市東山区大和大路七条下る七軒町578 075-561-5294

diamond すっきりさわやかな雰囲気の名古屋帯です。

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白地に銀色、墨色の幾何学模様がぽっぽっと散らされていて、涼やか。

地織りの模様も美しいです。

美豊にて。

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2009年2月20日 (金)

たのしく美味しい…

三寒四温という言葉通り、2月らしい寒さにこのところ戻った京都(今年は雪の日が少なくちょっぴり寂しい気も)。

この季節あたたかいものは嬉しい、少し前に手に入れハマっているもの、平松洋子さんの本で読んで以来ずっと欲しかった「辻和金網」の焼き網。

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トーストは外はサクサク中はふわりと風味豊か、引っくり返すときつね色に網目模様、何度か焦がしてしまったこともあるけれど焼き網トーストは美味しくやっぱりたのしい。

野菜、、肉、魚、お餅、焼きおにぎり、何を焼いても香ばしい焼き上がり、今度はこれ焼いてみようかなーと網にのせ、かなりしあわせなガス台前の時間です ♪

お店は美豊から歩いて10分弱の御所南。

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針金を手で編み上げ作られている金網、工房とショップが一緒になっているお店、豆腐すくい、茶こし、ざる、ごま煎り、網…キッチングッズ好きな人にはきっとたまらないお店。

辻和金網  京都市中京区堺町夷川下る亀屋町175  075-231-7368

diamond 総絞りの振袖です。

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全体に大きく描かれている熨斗柄がきもの姿を美しく見せてくれる総絞りの振袖、とってもかわいらしいです。

成人式にも、十三詣りにもぴったりだなーって眺めています。

美豊にて。

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2009年2月 7日 (土)

強い味方

うららかな春の日射しが嬉しいこの頃、週末もお天気に恵まれるといいですね。

この前、縫い針を買いに「三條本家みすや」を訪れました。

お店があるのはとても賑やかな三条通り、アーケード街に面した小さな細いろおじを奥に進むと素敵な小さな庭が現れます。

ちょっと隠れ家を発見したような気分にさせてくれるお店。

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着倒れの京都で針ひと筋に400年、江戸時代には荷物にならない京土産として全国に知れ渡っていたそう。

きものの襟付けをしたり、お店にも常備しているみすやの針、いつもきぬ針を求めます。

もめん針、つむぎ針、メリケン針、日本刺繍針、フランス刺繍針、クロスステッチ針、ビーズ針、ひとつずつガラス玉の付いた待針…本当にたくさんの種類の針。

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繊維を裁断しないよう独自の角度がつけられた針先、糸を通しやすいよう丸穴で広い針穴、刀と同じように鉄を鍛えて作られている曲がらない針。

毎日のように何かとお世話になる針、軽やかに手もすいすい進み、ヨロシク !の強い味方です。

三條本家みすや 京都市中京区三条通河原町西入る  075-221-2825

diamond 洗える長襦袢です。

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ひとつひとつの色柄を眺めていると、きものと響き合わせるのがたのしそう。

美豊にて。

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

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