京都スイーツ・カフェ

2012年2月24日 (金)

春呼ぶうつわと

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スイーツ系で最近よく目にするのは、新しいドーナツ屋さんやかりんとう屋さん。

デパ地下で差し出されたひと口が美味しかったので、円町にある「あめんぼ堂」のかりんとうをおやつに持ち帰りました。

人気ナンバー1というわさびかりんとうは、かりりとした香ばしさの後に山葵のツーンとしたあじわいが広がり、変化球のようなおもしろいあじわい。

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沖縄黒糖、ピーナッツ、きな粉、そば蜜、牛乳、お茶、生姜、野菜、コーヒー、キャラメル、オニオン、ねぎみそ、トマトバジル、激辛七味、…

種類は28、甘いも酸っぱいも辛いも、みんな大集合、のラインアップ。

骨董屋さんで出会った獅子と梅にうぐいすのうつわに盛って和むお茶時間です。

お茶目な獅子の表情が可愛らしいし、梅にうぐいすの絵柄は新春、初春に手に取りたい春呼ぶ取り合わせです。

昨日は京都、細かな霧雨、あたたかな春の雨でした。

今日は息子の学校のマラソン大会。

桜の蕾が膨らむ賀茂川土手ランニングコースのコンディションはいかに?!

ドロドロコースも気持ちよく快走となるといいなぁ。。
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あめんぼ堂 京都市中京区西ノ京冷泉町9番地 075-354-6768

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

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2012年1月19日 (木)

グラン・ヴァニーユ

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家人と息子ふたりからの贈り物だったバースデイケーキは、間之町通り押小路上がったところにある「グラン・ヴァニーユ」(ヴァニラのさや、の意味だそう)さんのもの。

ケーキの名は、エヴェレスト。

さらさらの雪山にベリー果実が舞い降りたクリームチーズのムースのケーキは繊細でひとさじひとさじに感動、ちょっと贅沢な大人のケーキ。

まぶされたアーモンドも香ばしい、チーズの風味豊かであっさり、上のクリームが上品で瞬く間にみんなペロリ。
(息子のおこづかいも出してくれたと思うと食べられないナ~と言うと、もう食べ終わってるやん!とふたりからつっこみを入れられた)

今にも崩れん風情になってしまったけれど、サンドされたフランボワーズの酸味あるジャムとのハーモニーが素敵、ちょっとシャーベットっぽい歯ごたえもみんな大好き。

他のケーキも色鮮やかで美しい1枚の絵画のようで眺めているだけで心弾みます。

シェフパティシエはフランス、ピエール・エルメ、ジャン・ポール・エヴァン、そして資生堂パーラーで腕を磨かれたという方。

フランスの香りがふわりと漂ってくるお店です。

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グラン・ヴァニーユ 京都市中京区間之町通押小路通上る 075-241-7726

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2012年1月 3日 (火)

おみやげ

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正方形の小箱に季節がぎゅっと詰められたあでやかさ。

御所西の和菓子屋「亀屋友永」の季節の干菓子。

このお店の名物であるつぶ餡をすり蜜の衣でつつんだ岩衣、和三盆のもの、寒天のもの…

風味や歯ごたえがさまざまにたのしめる表情豊かな干菓子です。

そして、バナナの木が目印のカフェ「ビブリオティックハロー」のベーカリーのレーズンサンド。

ビスケットがかりっさくっ、中のクリームはあっさりめでこれが素敵なコンビ。

抹茶の方には抹茶クリーム、京丹波の黒豆が入っています。

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両親の好きなもの、実家へおみやげに持ってゆきます。

ちくちく針仕事に年末テレビの前でハマッていた私から母へは懐紙入れも。

結婚して以来初めてお正月に実家へ。

お正月は道が混み合うから、と敬遠していたけれど今年は行こう、ということになりました。

さてさて行ってきま~す!

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亀屋友永 京都市中京区新町通丸太町下る 075-231-0282
ビブリオティックハロー 京都市中京区二条通柳馬場東入る 075-231-8625

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2011年12月22日 (木)

サレという名の誘惑

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家人がいただいてきた「シトロン・サレ」の塩キャラメルロール。

夜遅いのに、サレという名の誘惑にまたまた負け、、、

このロールケーキ、ひとことで言えば大人のスイーツ。

ロール地はぎゅっと硬めにしまっていて、かわいらしいうずまきのクリーム。

ほろ苦く香ばしい甘さ控えめのキャラメルソース、バタークリームのようなあじわい。

ほんのり塩あじが、風味を引き立てます。

これがおいしかったんだな~

店名のシトロンはフランス語でレモン、サレは塩、しょっぱいの意味だそうです。

仏光寺にあるお店、パリの街角がふっとあらわれたみたい、お菓子やお総菜がテイクアウトできたり、カフェもあります。

シトロン・サレ 京都市下京区室町通仏光寺上る 075-351-1311

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2011年12月20日 (火)

ある日

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師走、1年のおしまいの月。

どんなふうにお過ごしですか?

この前、少しずつ掃除をと思い窓ガラスを磨きました。

ぴかぴかの陽射しって気持ちいいな~と、窓の外を眺めながらいただいた欧風堂のバームクーヘンでお茶時間。

丸太町、美豊のすぐ近くの欧風堂さんは昔ながらの洋菓子屋のたたずまい、看板商品のふわふわのワッフルはなつかしいあじ、と皆が声を揃えて頬張ります。

さて、このバームクーヘンはのうわさは耳にしていました。

数量限定、曜日限定、予約しないといけない人気もの、と。

その理由は1本焼きという製法で手間ひまかけて焼き上げられ、熟練の技が必要なお菓子だからだそう。

卵の風味を感じるやさしいあじわい、しっとりというより幼い頃いただいていた食感、欧風堂さんらしいなつかしいあじのバームクーヘンでした。

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さてさて、私が窓拭きをしている間に家のなかはびっくり仰天なことになっていました。

今年は出すのやめちゃおう、と思っていたクリスマスツリーを息子が屋根裏部屋からずるずる引きずり下ろし、ひとりで飾りつけしていました。

どうやらサンタさんが来ないか心配になったのかナ、と思い尋ねれば、
「サンタさんがどこにプレゼント置いたらいいかわからへんやろー、と思って」と言いながら横向いてぐふぐふ笑ってる。

はは~ん、もうサンタの正体は知ってるけどプレゼント欲しさなのね(と心の中で思い)、

何をお願いするの?と尋ねれば
dog!!なぁ、お母さんも犬また飼いたいやろ~?!と答える息子。

10歳から飼ったトイプードルと17年も過ごし犬が飼いたいのは実はこの私かも、息子の言葉に心をわしづかみにされ犬との日々に思いを馳せるこの頃。

犬を見かければ、犬につける名前の相談までする私と息子。

あ~、大人にもサンタさん来ないかなぁ。

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欧風堂 京都市中京区竹屋町通烏丸西入る 075-211-2022

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2011年12月 8日 (木)

ハニー&ジャム

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冬の朝といえば、クロワッサン。

クロワッサン生地やパイ生地を作るのに暖かさは禁物、寒さを感じるようになると母が朝によく焼きたてのさくさくを作ってくれ、起きてきた時にあまい香りにつつまれる冬の朝はとてもしあわせな気分にしてくれました。

いつ見ても起きていた母のようにはとてもなれない私は、息子と一緒に、あるいは息子に起こされ、息子とおしゃべりしながら朝散歩をし、焼きたてのパンをパン屋さんで買ってきます。

どれにしようかな~ ♪と迷うのは三条通富小路にあるかわいいはちみつ屋「ミール・ミイ miel mie」のはちみつ、マーマレード、キャラメルミルクジャム。

はちみつは、NZ産のクリスマスハニーといわれるボフツカワの蜂蜜、クリーミーです。

さわやかなあじわいの愛媛産甘夏まーまれーど、北海道の特濃ミルクと生クリームが使われたキャラメルミルクジャム、その日の気分で選ぶのがたのしみ。

そして、今大好きな時間がジャムを煮るひと時。

林檎をたくさんいただいたので、贅沢にジャムに。

歯ごたえがあり、少しあま酸っぱい、やはり母が冬によく作ってくれたアップルパイの中の林檎が好みなので鍋から離れず、キッチンで過ごします。

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林檎の香りが部屋中に漂うなかお気に入りの音楽と本片手に、、なんとも贅沢で素敵な時間。

この日はジュンパ・ラヒリ。

「停電の夜に」と「その名にちなんで」。

15分シネマを観るような鮮やかで音も聞こえてきそうな短編集が9編集められたの「停電の夜に」。

ロンドン生まれニューヨーク在住の作者が紡ぐ物語、小さなきっかけで呆気なくほころんでゆく日常の破綻やユーモラスさに救われる瞬間、心が通い合ってゆく芽生えなど、読んでいると身につまされるほど。

この著者の織り出す世界が大好きなので、ひとつひとつを愛おしくページをめくります。

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ミール・ミイ 京都市中京区三条富小路 075-221-6639

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2011年12月 1日 (木)

ほくほく、そしてマエストロ!

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錦市場を歩いていたら、たまらない香ばしいにおいが鼻をくすぐり、行列に並びほかほかのあつあつの焼き上がったばかりの栗を腕のなかに。

覗けば黄金色、晩秋の香りがほくほくのしあわせな気分にしてくれる帰り道でした。

丹波黒豆や野菜など丹波の特産品の並ぶ「京丹波」。

店頭で焼き上げられる人気の焼ポンは、大きな糖度の高い栗に切り込みが入れられ特殊圧力製法でぎゅっと栗のあまさが閉じこめられています。

さっそく台所の友、キッチンに立ちながらほこっと口に放り込むと手がとまらず困った夕暮れ時でした。

キッチンでのBGMは佐渡裕さん指揮のビゼーのカルメン。

それも動画を前に箸を指揮棒に振り回しながら。
なぜならば…

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息子が12月に行われる合唱コンクールの指揮者になりたい人に手を挙げじゃんけんで勝ち抜いた。

やってみたかった動機は1歳8ヶ月年上の従兄弟が2年連続すごくかっこいい指揮をしたから、自分もちょっとやってみたかった、まさかなっちゃうなんてどうしよー、が本音。

音楽にいつも触れさせてくれコンサートによく連れて行ってくれた私の両親は「孫がみんな指揮見せてくれるなんて夢みたい!スタンディングしてブラボーって拍手するわ!」ともうその日を指折り数えている、

私の妹は謙遜しながら甥の指揮の画像が入ったUSBを送ってくれ、チャルダッシュのヴァイオリンの演奏発表会の画像を送ってくれた姪からはかっこいい指揮者へのアドヴァイスのお手紙がかわゆいイラスト入りで入っている。

やる前からみんなのがんばれ~が嬉しくもあり、期待がかなりのプレッシャーになっている指揮が右も左もわからない息子と私。

指揮の曲、ゆずの「栄光の架け橋」に合わせリビングの食器棚に映った指揮のかっこうはずんちゃっちゃ、ずんちゃっちゃ~と調子をとる親子ふたりの相当おかしな姿。

笑ってる場合ではない、なんとかせねば、と息子に問うと佐渡裕さんを、指揮者といえばこの人、と即名前を挙げた。

息子の学校にいらしてくださったこともあり、身長186センチ、足のサイズ30センチの大きなからだのマエストロはすごかった、と帰ってきて以来、「ヤングピープルコンサート」は夏の家族みんなのたのしみな時間になりどんどんみんなでファンになってゆきました。

関西弁全開でバーンスタインと会話される(たぶん佐渡さんの翻訳機が関西弁)佐渡裕さんの本を大笑いで読み、はじめての指揮の本を開き、、、

カンタービレがほんのひとかすりでも奏でられたら、それが今の願い。

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佐渡さんのカルメンは音楽を奏でるのがたのしくてしかたない、躍動感に満ち満ちてる。

指揮の真似していると、二の腕のぷるぷるによく効きそう~

http://www.youtube.com/watch?v=_gwZCO5YwwM

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2011年11月30日 (水)

鷹峯

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少し山の方へ足を伸ばせば、しょうざん、紅葉の名所である光悦寺や悟りの窓で知られる源光庵がある北山連峰の麓にあるパン屋「クロア」は小さなかわいらしいお店。

長時間発酵のバゲットや天然酵母のカンパーニュ、くるみや松の実、ドライフルーツを練り込んだパンなどハード系のパンがおいしい。

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その日により焼き上げられる種類がちがうので、扉を開ける瞬間がとてもわくわくします。

訪れた日はバゲットもカンパーニュも売り切れ。

噛むとパンの風味が豊かなショコラの散りばめられたパン。

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じゃがいもの練り込まれた香ばしいパン。

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1枚1枚の薄皮をくるりとはがしていただきたくなるさくさくのクロワッサン。

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チーズの香りに釘付けになったクロックムッシュ。

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ひとつひとつのパンの顔が個性豊かで、今度来た時には出会えないかも、と思うとついつい籠に入れすぎてしまいます。

数年前、紅葉を愛でに訪れた光悦寺と源光庵。

山野深くに迷い込んだような景色が広がり、燃えるような紅葉が今も脳裏にくっきり浮かびます。

本阿弥光悦が草庵を結び、芸術文化を発信した紅葉の山野を歩き、パンを帰りに買う、こんなコースでまわってみたいなぁ。

クロア 京都市北区鷹峰藤林町6 075-495ー6313

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2011年11月29日 (火)

21時の林檎パイ

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ねじねじレースのように円を描くさっくさくのパイ生地に極薄にスライスされかりっと香ばしく焼かれた林檎。

頬張れば控えめなあまさのカスタードとの絶妙なハーモニーが広がります。

家人が持って帰ってきた「オレノ・パン」の林檎パイ。

林檎は金井農園の甘ずっぱい紅玉が使われており、信州の空のもとへびゅんと連れて行ってくれる嬉しさも。

こんなティータイムをしていたのはある日の21時頃。

目の前のいい香りにさっさとフォークを持ってくる息子(21時半には寝るのに、、、)

「今夜こそがこのさっくさく感があじわえるやで」、というふたりの強い誘惑のひと言に私も魂を売り渡しました。

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さて今日で息子の学校の中間テストが終わったのだけれど、テスト前だったこの日の会話はこんな感じ。

塾にも行っていない息子が持ち帰った真っ赤なことわざの穴埋めプリントを見やりながら…

(苦)しい時の神だのみ(正解) → (悲)しい時の神だのみ(息子)わかるけど、、、

医者の(不養生) → 医者の(健康)(息子) た、たしかに、、、

(ひょうたん)からこまが出る → (だんろ)からこまが出る(息子) ??

人のふり見てわがふり(直)せ → 人のふり見てわがふり(見)せ(息子)はぁー、ため息

灯台もと(暗)し → 灯台もと(暮)し(息子いわくこんな暮らし楽しそうやん)

立つ(鳥)あとをにごさず → 立つ(茶)あとをにごさず(息子)

日頃から息子のことをよく知っている駅伝の顧問の先生が大爆笑しながら直し、灯台のイラストを書き説明してくださったお蔭で、本人はすぐにたのしく覚えていた(やれやれ)。

いまだに思い出し笑いがとまらない私と家人を前に「かえるの子はかえる、とびがたかを産まんかったなぁ、ぼくんちは」と言われ、ぐうの音も出ないトホホの夜でした。

オレノ・パン 

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2011年11月20日 (日)

実りのあじ

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「お母さんのおうち」の意味の名前の寺町通りのケーキ屋「シェ・ラ・メール」は、名前の由来の通り、季節の素材をふんだんに使い手作りのぬくもりを感じるケーキの並ぶお店。

毎秋に待ち遠しいのは、栗が贅沢に使われたマロンロールケーキ。

きめの細やかなふわりとしたスポンジ地に軽やかな生クリームをくるりと纏うのは、ころんとした栗。

それもさっくりめのひと切れに栗が仲良くふたつほど!

実りのあじを今秋もいただけ、嬉しかったナ。

シェ・ラ・メール 京都市中京区寺町通夷川上る 075-241-0765

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