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2012年4月13日 (金)

花冷えの日に、墨色という色

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桜色、若草色に街が染まり春爛漫、花冷えだった先週末。

息子の入学祝いにみんなでフランス料理店を訪れました。

行事の多い季節、最近きものに袖を通す機会が多く、きものを着るのがたのしい、この日は結城紬をワンピースを着るような気分で。

結城紬のきものは美豊へ行っていた頃に墨色のきものを纏いたくて選んだものです。

真綿のやわらかな繭に身体をつつまれる紬の心地よさ、墨色のキャンバスに絵を描くように、帯揚げ、帯締め、帯をのせる自由自在さもお気に入り。

襟元に白が顔回りに彩られると、墨色と白のコントラストが鮮やかできりっと凛と映るのもきものならではの発見でした。

このきものでの苦い想い出がひとつ。

息子が7、8歳の頃、息子の小学校へ美豊からそのままこのきものを着て、雨が降りそうだったので雨ゴートを引っかけて行きました。

私の姿を見つけた息子の顔がみるみるうちに曇りました。

「この色の組み合わせってきたない感じだよ!今すぐ上のもの脱いだほうがいいよ」とそっと耳打ちをしてきました。

その時着ていた雨ゴートは臙脂色。

墨色って難しい色でもあるんだな、と身をもって感じた時でした。

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

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