« 王朝文化香る桜 | トップページ | How Lovely !晩春のプレゼント »

2012年4月19日 (木)

振り返ってはいけません

103

渡月橋を渡った嵐山の中腹にたたずむ法輪寺。

十三詣りで知られるお寺です。

本堂に祀られている本尊虚空蔵菩薩は、知恵を授けてくれる仏さま。

数え年13になり元服を迎えた少年少女が大人になったことに感謝し詣でた通過儀礼の儀式、行事は、平安時代から行われ、その様子は今昔物語や枕草子、平家物語に記されています。

昔だったら数え年13という年齢は、働いたり、結婚だってしたかもしれませんし、一人前の大人として扱われたことでしょう。

就学期間が長くなった現在は13歳という厄年の厄払い、小学生から中学生への節目のお詣り、といった雰囲気でしょうか。

振り袖を纏った女の子、襟足が初々しく愛らしい姿、春の日の素敵な光景をたくさん目にしました。

072

それに比べ、男の子はほんとうに殺風景過ぎます、、、

060

自分の大切な字を毛筆で書き、ご祈祷してもらう風習もいにしえからされてきたこと。

息子は二度書きでよれよれとこんな字を書いていました。

083_2

本堂の聡明そうな顔立ちの虚空蔵菩薩さまの前でひとりひとり氏名と住まいを読み上げていただき、ご住職のおはなしに耳を澄ませるどの子の顔も真剣で神妙。

096

渡月橋の見下ろせる花舞台、桜が満開でした。

117_7

お詣りをし、知恵を授けてもらったら帰り道、この長い石段を下り渡月橋を渡り終えるまで決して振り返ってはいけません。

振り返ると今せっかく授けてもらった知恵を返さなければならない、という伝承があるからです。

帰り道は脱兎のごとく猛スピードで駆け抜けた息子です。

そんな数え歳13の息子と詣でた春の1日でした。

122_7

法輪寺 京都市西京区嵐山虚空蔵山町16  075-861-0069

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

« 王朝文化香る桜 | トップページ | How Lovely !晩春のプレゼント »

京都神社・お寺・観光」カテゴリの記事

京都季節行事」カテゴリの記事