暮らしを彩るモノ勢揃い、2月の百万遍手作り市へ
毎月15日は百万遍の知恩寺で手作り市が催されます。
2月の市の昨日は四方の山々が霧の中に浮かび曇天、朝から気温が上がらず冷たい1日。
寒いけれど、店先に並ぶものは春の足音が聞こえるようなもの、色鮮やかさ。
ドイツ人の梅村マルティナさんの毛糸の編み物を売る店は、二重、三重の黒い人垣で近寄ることもできないほどの盛況ぶり。
ドイツの毛糸が使われたレイボーカラーのカラフルなニットは、奪い合いの品薄状態です。
華奢なからだを揺らしながら手を休めることなく鍵棒を握るマルティナさんに、訪れる人の矢継ぎ早の質問、質問の嵐が飛び交います。
BSプレミアムの番組「猫のしっぽカエルの手」は京都の大原に住むベニシアさんの手作り暮らしがずっと綴られていて、この前はマルティナさんのお店が取り上げられたのです。
鮮やかなニットの他にドイツの毛糸も売られており、マルティナさんの編み物教室で教えてもらえるそうだけれど、今はいっぱいらしい。
同じ番組内でベニシアさんがきれいな色づかいね、と仰りながら買い求めていた織物のチェック柄のストールのお店も多くの人で賑わっていました。
織手である可愛らしい若い女性の店主がくしゅくしゅと首元まわりを彩ると、どれもこれも素敵に映ります。
こじか木工室という愛らしい名前の木を扱う店先では、モダンで軽やかなかたちやあたたかみのある木の風合いにとても惹かれました。
白や黒の漆がほどこされたカトラリーはおもしろい色合いでした。
棕櫚のほうき、なつかしいナ。
働き者ですワタシ、のたたずまいのたわしたち。
茶筒、鬼おろし、茶筅、箸などの台所まわりや、山ぶどう、あけび、桜や竹、胡桃などの籠バックやバスケットを売られるおじいさんは天神さんの市でもおなじみの顔です。
衣食住、作り手の人の顔が見える暮らしを彩る手作りのモノが勢揃いの2月の市。
寒空の下でも活気に溢れていました。
美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho
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