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2012年2月15日 (水)

初午の頃に

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2月最初の午の日である初午。

今年は節分と同じ日の2月3日でした。

そんな初午の頃、馬が描かれたお茶碗にほかほかの白いごはんを盛りました。
(お茶碗はたぶんお薄用のものだと思う、手塚祥堂陶苑さんのもの)

馬が戯れる絵は仔馬の季節へびゅんと連れて行ってくれ、食卓を春色に染めてくれます。

御所西の「こと路」のちりめん山椒をたっぷりと盛ると、香ばしいにおいがいっぱいに広がります。

口当たりのよい小さめのじゃこがあっさりした味で炊き上げられ、さらさらとごはんがすすむ!

緑が鮮やかな実山椒がぴりりとよいアクセント。

全体にさっくり混ぜおむすびにしていただくのも、わが家の人気のいただき方です。

春の馬の頃に開きたくなるのは、宮本輝著「優駿」。

北海道の小さな牧場に名馬の天命を受けて生まれますようにという願いのもと生まれたオラシオン(スペイン語で祈りの意味)。

ヨーロッパの家系図を辿り、その掛け合わせは賭けとロマンをはらんだサラブレット。

いけ!オラシオン!とページをめくる手に思わず汗握ってしまう。

本を開いていると、若葉の香りが頬をなで、風の申し子のように速く、嵐のように激しく駆け抜ける風景が広がるようです。

同時に思い浮かべるのは、いくどか目の前で観戦したオグリキャップと武豊騎手が駆け抜ける姿。

風になっていて、ほんとうに優美で美しかったな。

じゃこごはんを頬張り、本開く雪舞う休日のことでした。

こと路 京都市上京区室町通出水角 075-432-9283

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

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