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2012年2月の28件の記事

2012年2月25日 (土)

御所の梅林

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春うららかな陽気の日に、御所の梅林を歩きました。

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例年ならばこの時季は梅林は満開であまい香りにつつまれるのに、梅が咲いていたのはわずか4,5本だけ。

こんなに春が遅足とは。。。

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御所の梅林は、芝生の上に紅白、ピンクの低木の林が広がります。

梅傘のもとでお弁当を広げたり、昼寝をしたり、本開いたり、犬と戯れたり、長閑な光景は心和みます。

そんな季節の光景が待ち遠しい。

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あまい香りを放っていたのは蝋梅でした。

もうそろそろ見頃もおしまいかな。

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京都御所

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御所の春の足音

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水温む、というくらいやわらかな春の陽射しだった日に。

京都御所で。

雪柳の並木道は、緑色の水玉で溢れる芽吹き道。

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桜の芽はピンク色に染まり、枝全体が白くて春の目覚めを迎えているようです。

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大きな瘤をつけ隆々とした枝ぶりのセンダンの木には、黄色の果実が鈴なりにぶら下がっていました。

青空に映えます。

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東に見えるのが大文字山。

桓武天皇が京都に都を構えたとき、風水の思想に基づき御所が造られたといわれます。

鬼門封じのために延暦寺、貴船神社、御所をつなぐ三角形の結界、
四神である東の青龍、東山、吉田山、
西の白虎、双ヶ丘 西山、
南の朱雀、巨椋池、
北の玄武、船岡山 北山。

鴨川は龍の通る道、とも。

東西南北をぐるりと望んでみたくなります。

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京都御所

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2012年2月24日 (金)

春呼ぶうつわと

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スイーツ系で最近よく目にするのは、新しいドーナツ屋さんやかりんとう屋さん。

デパ地下で差し出されたひと口が美味しかったので、円町にある「あめんぼ堂」のかりんとうをおやつに持ち帰りました。

人気ナンバー1というわさびかりんとうは、かりりとした香ばしさの後に山葵のツーンとしたあじわいが広がり、変化球のようなおもしろいあじわい。

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沖縄黒糖、ピーナッツ、きな粉、そば蜜、牛乳、お茶、生姜、野菜、コーヒー、キャラメル、オニオン、ねぎみそ、トマトバジル、激辛七味、…

種類は28、甘いも酸っぱいも辛いも、みんな大集合、のラインアップ。

骨董屋さんで出会った獅子と梅にうぐいすのうつわに盛って和むお茶時間です。

お茶目な獅子の表情が可愛らしいし、梅にうぐいすの絵柄は新春、初春に手に取りたい春呼ぶ取り合わせです。

昨日は京都、細かな霧雨、あたたかな春の雨でした。

今日は息子の学校のマラソン大会。

桜の蕾が膨らむ賀茂川土手ランニングコースのコンディションはいかに?!

ドロドロコースも気持ちよく快走となるといいなぁ。。
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あめんぼ堂 京都市中京区西ノ京冷泉町9番地 075-354-6768

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2012年2月23日 (木)

永遠の永遠の永遠 展へ・その1

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国立国際美術館で催されている「草間彌生 永遠の永遠の永遠」展を観てきました。

草間ワールドへの入り口からもうわくわく。

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いっせいの水玉、水玉にウキウキします。

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展示の中にはオブジェが飾られた空間を体験でき、年齢問わずそこに身を置く人の顔が笑顔ではじけます。

童心にかえるような不思議な感覚。

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いのちある限り描いて描いて描きまくる、という80歳を過ぎてエネルギーほとばしる制作意欲、活動。

何ものにもとらわれない自由で想像力が泉のように溢れるみずみずしさ、草間さんの生命そのもののような作品にたっぷり触れ元気をいただきました。

草間彌生 永遠の永遠の永遠 4月8日まで
国立国際美術館 大阪市北区中之島4-4-55 06-6447-4680

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2012年2月22日 (水)

永遠の永遠の永遠・その2

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ずっと念願だった大阪の国立国際美術館で催されている草間彌生「永遠の永遠の永遠」展へ行ってきました。

観終えたあとのミュージアムショップで選んだカードやマグカップ。

キュート、ユーモラス、カラフル、かわいい、バラエティー豊か。

観終えた後の高揚冷めやらぬまま、たのしく手に取りました。

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草間彌生 永遠の永遠の永遠 4月8日まで
国立国際美術館 大阪市北区中之島4-4-55 06-6447-4680

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雪解け

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花の稽古でいただいた花材を家でいれてみました。

山茱萸、椿、雪柳、アイリス、麦。

黄、若草色、ピンク、紫、春って鮮やかで華やかな色に満ちていますね。

こんな色を触っているとかちかちに凍った心も雪解けのように溶けてゆきそう。

花の持つチカラを感じた1日でした。

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映画を観た後に

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春の山菜、うるい。

白く透き通った茎が光を受けるととても美しい。

さっと湯がき、酢みそ和えに、ツナマヨ胡麻和えにひと足早い春のあじに舌鼓みを打ちました。

この前の百万遍の手作り市で買った食材たちです。

林檎、山菜、豊富な豆類、きのこ類、あっという間に両手いっぱいの食べ物を抱えていました。

北大路にお店があるようなので、今度訪れてみよう。

白いんげん豆を寝る前に水に浸し、茹で、ポトフやミネストローネに入れたり。

ふっくらほくほくのあじわいが嬉しいだけじゃなく、豆をゆっくり扱うのは落ち着くひと時を感じさせてくれます。

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きのこ類。

キッチンで過ごすひと時、日々の暮らしのひとつひとつをいつもより愛おしく感じたのはこんな映画を観た後だからかも。

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北海道、月浦。湖のほとりの心地よいパンカフェ。春夏、秋冬、心地よい暮らし。

というキャッチフレーズの映画「しあわせのパン」を少し前に京都シネマで観ました。

宿泊設備を備えたオーベルジュ式のパンカフェを営む夫婦とその店を訪れるお客たちとの交流を描いた物語。

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ストーリーは、観ている者にじんわり小さなしあわせが大きなしあわせだと感じさせてくれるハッピーエンド。

洞爺湖の美しい四季、キッチングッズやうつわ好きにはたまらない暮らしの彩り、パリパリ音鳴り湯気立つ焼きたてのパンやおいしそうな料理、、、、

大泉洋さん演じる水縞くんのパンを捏ねる手つきは音楽を奏でるようだったし、原田知世さんは道具に魂が宿るかのようにやさしくそっと扱い大切にしていることがわかる。

この映画を観終えて、丁寧さを重ねることが美しさを生む、ととても感じました。

映画をなぞるようかな、と思いつつ監督原作の本を読むと、映画では語られない心情などが描かれ、物語のキーワードを握るオリジナルの絵本が収録されていた。

夏によく越えていたお椀を伏せたような美しい鏡湖の洞爺湖、北海道がもっと好きになりました。

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2012年2月21日 (火)

琥珀という名の季節

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西賀茂、住宅街にひっそりとたたずむお店「霜月(そうげつ)」の木の芽琥珀。

箱を開けると春の香り。

石畳のようにお行儀よく並んだつややかに光る琥珀の中に1枚1枚浮かぶ木の芽の濃い緑の美しさに歓声。

しゃりっに半生の寒天の食感、天然の山椒が使われており、実も入っているのでちょっとスパイシーなあじわいも連れてきてくれます。

もうひとつとつい手が伸びる上品なあじわい。

もう少しすると桜の花びらの浮かぶ琥珀がお目見え、夏の紫蘇、秋は柚子の香りの込められた甘柿、冬の甘粕、と小さな琥珀に四季が浮かびます。

ご家族で丁寧に手作りで作られているお菓子は、このお店へ訪れなければ買えません。

四季が目であじでたのしめるお菓子、おもたせにもとても喜んでいただけます。

御菓子司 霜月(そうげつ) 京都市北区西賀茂榿ノ木町5 075-491-5556 

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2012年2月20日 (月)

春の1ページ

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春の扉開く1ページ目はお雛さま、と感じた下鴨神社で。

外は粉雪が舞う冬景色。

社務所に飾られていた雛段飾りを目にしたとたん、温かな春につつまれるようでした。

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柔和で気品漂うお顔、美しい蒔絵のしつらえのものは、たぶん古くから伝わるものだと思います。

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お内裏さま、三人官女、五人囃子、隋人、仕丁。

雪洞(ぼんぼり)、屏風、几帳、三宝、高杯、熨斗、菱餅、右近の橘、左近の桜、箪笥、長持、鋏箱、火鉢、台子、牛車…

小さく典雅な飾りは、平安の頃の小さな女の子たちの雅な遊びを思い起こすようです。

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毎春流しびなの時に、境内の橋殿に雛壇が飾られます。

人形の流される御手洗川の方を見れば、光琳の梅がピンク色に染まっています(はらはら散り始めで花びらじゅうたんの年も)。

華やかなピンク色の中に雛壇が浮かび上がる、とても心待ちの風景です。

下鴨神社での流しびなは3月3日です。

下鴨神社 京都市左京区下鴨泉川町59

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2012年2月19日 (日)

雪の1日

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目覚めると一面の銀世界で始まった昨日の京都。

今冬になり初めての本格的な積雪、雪の日でした。

静寂な朝から一転、昼間は雪解けのぽたぽたという賑やかな音につつまれ、晴れ間が覗いたり粉雪が舞ったり七変化の空模様。

下鴨神社で。

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御手洗祭りや葵祭の斎王代の禊ぎに使われる御手洗川にかかる輪橋(そりはし)の側の光琳の梅、まだまだ固い蕾。

毎年、流し雛の頃に満開です。

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粉雪が舞い始めたので御簾越しに外を眺めました。

蒔絵のほどこされた牛車は葵祭のものでしょう。

きゅっと引きしまった冷たさが心地よい、雪の1日でした。

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下鴨神社 京都市左京区下鴨泉川町59

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2012年2月18日 (土)

いざ!カマクラ

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今日、息子がくつろいでいた自作カマクラ。

屋根ナシ、ひとり入るのがやっと、という小さなものです。

息子がいつの間にかお隣さんから借りた雪かきスコップで、溶けてゆくポタポタ雪を集めてできた小さな雪の部屋。

ずっと、カマクラの中でみかんを食べてみたかったそうで、びしょ濡れのマフラーから覗く顔は満悦の笑み。

今朝、今冬初めての白銀の世界を目にして「うっほほ~」とはしゃいで雪合戦をしながら登校した息子。

お昼前、学校を出たはずなのに待てど暮らせど帰ってこない、、、

息はずませ全身雪男のようになって帰ってきた息子いわく、なんでも帰り道は雪だるまをころころ転がし作りながら来て、ついに押しても引っ張ても動かないほど大きくなったから手伝って、だって。

家のすぐ近くの現地へ行って一緒に奮闘したけれど、大きすぎてビクともしない(泣)

超ビック雪だるまはあきらめ、家で雪とたわむれてました。

今日は粉雪がはらはら舞ったり、晴れ間が覗いたり、繰り返しのお天気でした。

「明日もいざ!カマクラ♪」雪の部屋が溶けてないことを願う息子でした。

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朝起きたら…

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朝6時半、わが家の小さな庭も一面の銀世界です。

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京都は積雪5㎝、だそう。

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京都へいらっしゃる方、どうぞ足元にお気をつけになられてください。

素敵な週末を。

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東風待ち遠し

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チューリップが花開いたようなおやつ、「こだわりとうふ崎出屋」のおからドーナツ。

沖縄ドーナツ、サーターアンダギーを小ぶりにしたような外観。

外はかりっさくっの香ばしさ、中はふわり、やさしいあじわいです。

お店に通うたびに、つい手が伸びてしまうお気に入りのおやつになりました。

さて、疎水を歩けばあまい香り。

蝋梅も水仙も。

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春は馥郁たる香りから、なんて言われますが今春の梅便りはかなりゆっくり足のよう。

北野天満宮も京都御所も早咲きの梅がちらほら、と伺いました。

東風に早く吹かれたいなぁ。

こだわりとうふ崎出屋 京都市北区大宮田尻町88 075-492-1278

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2012年2月17日 (金)

朝鮮木のもの100選 展

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おだやかな微笑みを浮かべる石像が両側にたたずむ門をくぐれば、異空間への入り口にいざなわれるようです。

勇ましいからだつきに柔和な表情の石人は王の綾墓や貴族の墓を守る朝鮮時代の石人。

「朝鮮 木のもの100選」が催されている高麗美術館を訪れました。

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朝鮮半島の7割が山林という土地柄で人々がいかに深く木と関わり暮らしてきたのか、美術館のコレクション100選から朝鮮木工品の魅力に迫ることのできる今回の展示。

たとえば写真の木雁(モッキロギ)は、夫婦の契りを象徴するもので、新郎が結婚式の日に新婦のもとへ向かう時にたずさえられ、縦列していることが大切。

そこには儒教の教えがみられ、風俗や家族関係を見るようです。

木の持ち味を生かし温もりある食卓まわり、削ぎ落とされた美しいデザインの家具や調度品など用の美を感じさせてくれるもの。

精緻でまばゆい螺鈿が散りばめられた職人技にため息がでる碁盤台や婚礼の道具。

展示品は暮らしまわりから儀式、仏像など多岐に渡り、木と密接に関わってきた人々の美意識に目を見張りました。

高麗美術館のはじまりは、この白磁壺からと美術館の方に伺いました。

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麻の白いポジャギがかけられた窓からやわらかな光が入る2階建てのこぢんまりした美術館は、おだやかな空気につつまれていて居心地がよいです。

苔むした小さな庭も。

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石塀の外に出ると、また日常へかえってゆく気分になりました。

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朝鮮木のもの100選 3月25日
高麗美術館 京都市北区紫竹上岸町15 075-491-1192

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2012年2月16日 (木)

暮らしを彩るモノ勢揃い、2月の百万遍手作り市へ

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毎月15日は百万遍の知恩寺で手作り市が催されます。

2月の市の昨日は四方の山々が霧の中に浮かび曇天、朝から気温が上がらず冷たい1日。

寒いけれど、店先に並ぶものは春の足音が聞こえるようなもの、色鮮やかさ。

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ドイツ人の梅村マルティナさんの毛糸の編み物を売る店は、二重、三重の黒い人垣で近寄ることもできないほどの盛況ぶり。

ドイツの毛糸が使われたレイボーカラーのカラフルなニットは、奪い合いの品薄状態です。

華奢なからだを揺らしながら手を休めることなく鍵棒を握るマルティナさんに、訪れる人の矢継ぎ早の質問、質問の嵐が飛び交います。

BSプレミアムの番組「猫のしっぽカエルの手」は京都の大原に住むベニシアさんの手作り暮らしがずっと綴られていて、この前はマルティナさんのお店が取り上げられたのです。

鮮やかなニットの他にドイツの毛糸も売られており、マルティナさんの編み物教室で教えてもらえるそうだけれど、今はいっぱいらしい。008_3

同じ番組内でベニシアさんがきれいな色づかいね、と仰りながら買い求めていた織物のチェック柄のストールのお店も多くの人で賑わっていました。

織手である可愛らしい若い女性の店主がくしゅくしゅと首元まわりを彩ると、どれもこれも素敵に映ります。

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こじか木工室という愛らしい名前の木を扱う店先では、モダンで軽やかなかたちやあたたかみのある木の風合いにとても惹かれました。

白や黒の漆がほどこされたカトラリーはおもしろい色合いでした。

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棕櫚のほうき、なつかしいナ。

働き者ですワタシ、のたたずまいのたわしたち。

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茶筒、鬼おろし、茶筅、箸などの台所まわりや、山ぶどう、あけび、桜や竹、胡桃などの籠バックやバスケットを売られるおじいさんは天神さんの市でもおなじみの顔です。

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衣食住、作り手の人の顔が見える暮らしを彩る手作りのモノが勢揃いの2月の市。

寒空の下でも活気に溢れていました。

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2012年2月15日 (水)

初午の頃に

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2月最初の午の日である初午。

今年は節分と同じ日の2月3日でした。

そんな初午の頃、馬が描かれたお茶碗にほかほかの白いごはんを盛りました。
(お茶碗はたぶんお薄用のものだと思う、手塚祥堂陶苑さんのもの)

馬が戯れる絵は仔馬の季節へびゅんと連れて行ってくれ、食卓を春色に染めてくれます。

御所西の「こと路」のちりめん山椒をたっぷりと盛ると、香ばしいにおいがいっぱいに広がります。

口当たりのよい小さめのじゃこがあっさりした味で炊き上げられ、さらさらとごはんがすすむ!

緑が鮮やかな実山椒がぴりりとよいアクセント。

全体にさっくり混ぜおむすびにしていただくのも、わが家の人気のいただき方です。

春の馬の頃に開きたくなるのは、宮本輝著「優駿」。

北海道の小さな牧場に名馬の天命を受けて生まれますようにという願いのもと生まれたオラシオン(スペイン語で祈りの意味)。

ヨーロッパの家系図を辿り、その掛け合わせは賭けとロマンをはらんだサラブレット。

いけ!オラシオン!とページをめくる手に思わず汗握ってしまう。

本を開いていると、若葉の香りが頬をなで、風の申し子のように速く、嵐のように激しく駆け抜ける風景が広がるようです。

同時に思い浮かべるのは、いくどか目の前で観戦したオグリキャップと武豊騎手が駆け抜ける姿。

風になっていて、ほんとうに優美で美しかったな。

じゃこごはんを頬張り、本開く雪舞う休日のことでした。

こと路 京都市上京区室町通出水角 075-432-9283

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2012年2月14日 (火)

黎明の頃を訪ねる

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「今のコレクションは仏画や筆跡などですがよろしいでしょうか?」

入り口のチケット売り場の女性のことばに、一瞬入場を躊躇した岡崎の細見美術館で催されている「麗しき日本の美ー祈りのかたちー」。

静謐な空間に浮かび上がる千年以上の時を越えて今この目の前にあるものを目にした時、不思議な感覚につつまれました。

鈍色の光を放つ精緻で優美な密教法具。

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慈悲深いまなざしを見せる菩薩像の仏画。

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祈りのために捧げられた花器や酒器、仏画は名もなき人、職人たちの手によるもの。

作者の顔が作品を通して覗くことはなく、あるとすれば祈る姿があるだけ。

きれいに見せようとか、よく見せようという作為もない。

極めて簡素で優美に、静かにたたずむ姿に心惹かれました。

文化の夜明け、黎明の頃を訪ねるようなひと時でした。

麗しき日本の美ー祈りのかたちー 4月1日まで 前期、後期で作品入れ替えあり
前期:3月4日まで 後期:3月6日から4月1日まで

細見美術館 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3 075-752-5555

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2012年2月13日 (月)

愛らしい蒔絵の世界

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岡崎にある「象彦本店」の「象彦漆美術館」で催されている「象彦西村家の雛人形と雛道具展」を観て来ました。

寛文元年に疎水にかかる冷泉橋のたもとで象牙屋を開き、漆器と唐物を扱ったのが象彦さんのはじまりだそう。

今回の催しでは、象彦当主の西村家に代々受け継がれてきた雛人形、雛道具が一堂に展示されています。

嫁いだ女性達の雛人形を毎年飾り慈しむ西村家のしつらえ。

手から手へ時を経て大切にされてきたものは、柔和で愛らしい表情で春めいた気分にしてくれます。

小さな小さな可愛い雛道具に散りばめられた豪華で美しい蒔絵の素晴らしさにうっとり、眼福のひと時です。

家具や楽器、カットの美しいギヤマンの器、陶器など生活用具のミニチュアが飾られた空間は、指の先ほどの大きさなのに本もの。

楽しくてずっと見入りました。
(画像はお借りました↓)

Zouhiko

美術館のあるお店の2階には、茶道具や椀物など現代の象彦さんの美しい蒔絵、美術工芸品が愛でることができ、もちろんお買い物もできます。

1階には、手に取りやすい普段の暮らしの中で活躍してくれそうなものが種類豊富に取り揃えられています。

自分用に贈りものに、いいなぁと目を惹かれました。

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象彦西村家の雛人形と雛道具展 4月3日まで
象彦漆美術館 京都市左京区岡崎最勝寺町10 075-752-7790

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2012年2月12日 (日)

ブルーに恋して

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苺を盛った水色の独楽模様のうつわに春のようなやわらかな陽射しが降り注ぐのんびりした休日です。

どちらも手塚祥堂陶苑さんのもの。

朱のアクセントのあるものは、赤い食べものを盛ってみたいと昨秋の清水焼団地陶器市で出会った瞬間に思いました。

うららかな春の光が嬉しい日は、澄み渡ったブルーが恋しくなりました。

骨董屋さんで見つけたみじん唐草模様を描く清々しいブルーにも苺を盛りました。

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苺をざくざく切って炭酸水を注ぐ苺炭酸水。

しゅわしゅわ立ちのぼる泡とともにさわやかな春風を運んでくれそうな飲みもの。

摺り下ろした林檎を入れるとまたまた美味しい。

炭酸水、昨日はウィルキンソン。

スーパーのかごについ入れてしまう、今夢中な飲みものです。

寒空の帰り道にごくごく飲むのが好き。

寒さが何倍増しにもなるけれど、すっきり爽快さがたまりません(いちどお試しあれ)。

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息子の風邪が治りみんなもそろそろ快復と思った頃、セーフ、と安心していた私にもとうとう、というかやっぱり風邪がやってきました。

寒空の炭酸水がいけなかったって?!

まぁ、とにかくビタミン、ビタミンの休日です。

皆さまもおからだどうぞご自愛ください。

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2012年2月11日 (土)

お茶目な顔のニューフェイス

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菜の花畑の波に乗っている?!龍。

京焼の六兵衛窯の箸置き、今年の干支のものです。

ぽってりした手触り、やわらかな色合い、愛嬌ある表情。

どんなふうに使おうかな、と考えるのはわくわくするひと時です。

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ティータイムにも使おうかな。

お茶目な表情に思わず笑みがこぼれそう。

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卯年の箸置きを買った岡崎の細見美術館の地階にあるミュージアムショップ「アートキューブ」で見つけました。

六兵衛窯のものがいろいろ揃うショップ、昨年12月に訪れた時はまだなく、今年の干支はどんな顔?と思っていました。

遅らせばながらこの表情に出会った時は、嬉しかったな。

わが家にさっそく仲間入りしたニューフェイスたちです。

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細見美術館 京都市左京区最勝寺町6-3 075-752-5555

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2012年2月10日 (金)

一編の詩

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ブログを始めてから増えたたのしみのひとつは、写真を見ること。

写真ってそれまでは何の気にも留めず眺め、自分が撮る時はシャッターを押せば撮ることのできるもの、目で見たものがそのままま写るものだと思っていました。

写真の奥深さに魅了されるにつれ、写真って撮る人が描く作品だ、撮る人が作品の向こうに透けて見えることもある、ということを感じ心動くようになりました。

みんなはとっくに知ったり気づいていることにこんなに遅くになって気づきますが、それはそれで生まれたての眼を持った気分になったりします。

この前観てきた京都駅の「美術館「えき」」で催されている「イジス写真展ーパリに見た夢ー」は、作品から撮る人イジスの姿がじんじん伝わってきて、切なくて心を大きく揺さぶられました。

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入り口から圧倒されるのは、イジスの写真家としての出発点を物語っているレジスタンスの闘士たちのポートレイト。

リトアニア生まれのイジスが20代で画家を夢見てパリへ、その後ユダヤ人であるイジスはナチスの手を逃れたリモージュでレジスタンスのポートレイト撮影をします。

機材も限られた中で白いバックに後光を背負い撮った写真たち。

終戦後はイジスの言う光の都であるパリを拠点に写真家として活動、「パリ・マッチ」と長年協力関係を築きます。

一転して恵まれた写真家生活を送ったイジスだけれど、ファインダー越しに選んだのは周縁の人々やアウトサイダーたち、マージナルマンたち。

セーヌ川やエッフェル塔をのぞみ、パリの街が霞む美しさの中に、生のすぐ隣に死が横たわっている気配漂う写真たちは、哀愁に満ちています。

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カミュ、ルオー、グレコ、エディット・ピアフ…交友のあった芸術家たちのポートレイトは、イジスの前で無防備なまでに内面をさらけだしているように映ります。

ダンサーで振付家のローラン・プティも。

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その中でイジスを最も魅了したのはマルク・シャガール。

最初はユダヤ人という共通点から近づいたふたりは心が通い合い、シャガールはパリ・オペラ座の天井画の制作取材をイジスのみ許可したほど。

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自分の描く色彩の海、夢の間に溶け合っているように見えるシャガール。

1枚1枚の写真が静かな詩のようなイジスの世界に魅了されたひと時でした。

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イジス展ーパリに見た夢ー 2月26日まで
美術館「えき」KYOTO

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2012年2月 9日 (木)

大豆ラブ ♪

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ほぼ毎日お豆腐をいただくわが家。

だから、美味しいお豆腐やお揚げ、ひろうすなどにいつも嗅覚を研ぎ澄ませています。

この前出会った、久しぶりの大豆フォーリンラブ ♪

上賀茂神社、御薗橋近くの「こだわりとうふ崎出屋」さん、食いしんぼうの家人が見つけたお店です。

このきつね色つややかな絹あげにノックアウトされて。

トースターで温めると外皮がかりっ、中からは絹豆腐の滑らかでみずみずしさ、大豆の濃厚な甘さもたまりません。

冬季限定特製ひろすは、割ってみて中身に驚き。

金時人参、きくらげ、銀杏ふたつ、肉厚の最大(という等級の大きさ)の百合根が花咲くごとくふんだんに、、、、その間になめらかな豆腐がぎゅっと詰まっているひろす。

皮のなめらかさ、ふわりとした食感が洗練されたあじわいに感じさせてくれるのも嬉しい。

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豆乳のかけられた寄せ豆腐は、まろやかな豆乳とともにふるふるをスプーンですくっていただく湯葉のようなあじわい。

つるんと滑らかなこだわり絹にがりは、その大豆の豊かな芳醇さに驚く濃厚さ。

香り、風味、甘み豊かな滋賀県産の丸大豆「大鶴」がふんだんにどの商品にも使われており、水、大豆、にがりへの店主の強いこだわりに五感を拓いてもらう、至福のひと時です。

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このお店自慢の一品、というわらじあげは、シャッター切る時に持ち上げたらずっしり重いけれど羽根布団のようにふんわり映ります。

大豆の香ばしさ立ちのぼる肉厚なお揚げは、やはり大豆を存分に堪能できる濃厚さ。

わが家ではお揚げに水菜をサンド、フライパンでこんがり焼き最後にポン酢をたらりとかけていただきました。

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とろりとした豆乳に黒蜜をかけていただく豆乳プリンも、上品なあじわいながら豆ふんだんに香る、デザート。

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お客さんがひっきりなしに訪れる店先は、男の人がひとりで暖簾をくぐる姿が目立ちます。

ご主人は、自分たちのやり方で身近な町の豆腐屋さんになりたい、とお店を始められたそうです。

平日は3時半に店を閉められ、豆腐売りに車でラッパの音とともに回られます。

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くみあげゆば、昔ながらの木綿豆腐、豆乳、生おから、おからドーナツ、どれもこれもいただいてみたい。

通いたいお豆腐屋さんに出会い、しあわせな気分の一日でした。

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こだわりとうふ崎出屋 京都市北区大宮田尻町88 075-492-1278

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2012年2月 8日 (水)

ワンオープンにうっとり

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金色に輝く箱をそっと開ければ、象の並ぶカード。

岡崎にある象彦本店さんの2階に象彦漆美術館を開館され、その記念につくられた象彦さんのオリジナルトランプです。

創業190年の歴史を持つオーストリアの世界的カードメーカーFERDINAND PIATNIK &SONS(ピアトニック社)が手がけたクオリティーにこだわったカードをめくってみると、、、

象彦さん所蔵の美しく煌めく蒔絵の世界が1枚1枚にあらわれる!

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テーマは伊勢物語、源氏物語、琳派、竹取物語だそう。

ワンオープンにうっとり。

美術館にいるような気分にしてくれるカードです。

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象彦漆美術館 京都市左京区岡崎最勝寺町10 象彦本店2階 075-752-7790

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2012年2月 6日 (月)

北斎展

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京都文化博物館で始まった「北斎展」。

アジア美術の収蔵で世界的に知られるホノルル美術館の浮世絵版画コレクションのなかの北斎の作品が今回展示されています。

作品数が充実しており、170点の作品が前期と後期で総入れ替え展示されます。

初期の「春朗」の時代から最晩年の頃まで網羅され(北斎は生涯に30回も改号)、どんなふうに画風が変容していったのか観るのもひとつのたのしみでした。

というのも前回の北斎展で、北斎の豪快な生きざまがとても印象的で、、、
ー部屋が荒れれば片づけず引っ越しは生涯に93回、金銭に無頓着で貧しく衣服も粗末で奇行で知られるー

などからは、浮世絵に生き、24時間絵筆を握りしめたであろう北斎の姿が浮かび上がってきます。

今回も切れの良い躍動感ある北斎の画に魅了されました。

それにしても、ポスターの富嶽三十六景のなかの「凱風快晴」。

晩夏から初秋に朝日に赤く染まる赤富士を、なんて素敵な響きの日本語であらわしていること、画と題がぴたりと一心同体のよう、と見惚れました。

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ホノルル美術館所蔵 北斎展 2月1日から3月25日
(前期2月1日から2月26日、後期2月28日から3月25日)
京都文化博物館 京都市中京区三条高倉 075-222-0888

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2012年2月 5日 (日)

陽だまり

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ぽかぽか陽だまりに椅子をひっぱりだし、あたたかさに身をゆだねた立春。

手前の小っちゃな小っちゃな錫の手打ちのお猪口は、この前骨董屋さんで見つけたもの。

お初は、伊藤軒のいちごあられを盛り、ちょっと一杯ならぬブレイクタイム。

こんなに影がくっきりできる陽射し、嬉しいナ~の昼下がりです。

病み上がりの息子(木曜日に発熱しお昼にもう熱なくインフルエンザじゃなくて、金曜日にはキックベースがしたいばかりに熱が下がるやいなや学校へ飛ぶように行ったけれど)と家でのんびりしていて、ひなたぼっこする猫のようなひと時。

息子は学校の課題図書の手塚治虫著「ぼくのマンガ人生」をけらけら笑いながら読み、家に全巻揃っている「ブラック・ジャック」をずらずらと手に取りマンガに埋まっている、この本を手に取る前から予想通りの構図。

私が読んでいたのは、池井戸潤さん。

元銀行員で金融コンサルタントという経歴を生かした著作は、銀行サスペンス、経済小説ともいわれ、ビジネス書のコーナーにも並ぶ。

なので経済オンチの私に読める?と手を伸ばしたけれど「空飛ぶタイヤ」からずぶずぶと池井戸ワールドへ。

組織のなかに身を置く切なさをひしひしと感じ、かと思えば大企業にどうやっても勝てそうにない超零細企業がじりじりと突破口を見つけ大逆転する様に痛快さを覚え、主人公の心の動きに手に汗握る。

だから読み出すととまらない。

時間制限なし、エンドレスで本開ける嬉しさ、病み上がりにつきあうのもいいものだなぁ、と思う午後のひと時でした。

つけ加え、、、池井戸さんのご趣味が写真撮影、すごくかっこいい写真にこれは趣味の域を超えてる、と眺めてますhttp://www.flickr.com/photos/ikeido_jun/

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2012年2月 3日 (金)

冬来りなば春遠からじ

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和菓子屋さんにはふだん家でいただくおまんやさんと、よそゆきのかしこまっていただく上菓子やお誂えのお菓子を扱う和菓子屋さんがありますね。

下鴨の「美玉屋」さんは、今日のおやつ何にしよう、と覗きたくなるおまんやさん。

このお店の名物、「黒蜜だんご」はだんごにとろんとした黒蜜が絡められたっぷりのきな粉がまぶされたお菓子。

黒蜜がたれるのを掬い口のまわりをきな粉でいっぱいにし頬張るお菓子は、相手の顔を見ると思わず笑みのこぼれてしまう、なんだか親密な気分にさせてくれます。

こんな春色の三色団子にも惹かれて。

美玉屋さんはお餅が美味しい、ともちもちの団子に舌鼓です。

梅の花がほころぶと春告げだね、と梅の花待ち遠しです。

早春、毎年眺めに行くのは北野天満宮と京都御所の梅苑です。

菅原道真にゆかりの深い梅の花は天神さんの境内いっぱいに紅白に咲きこぼれますし、1500本あまり50種類の梅がなだらかな丘に咲く梅苑は2月20日から公開されます。

京都御所は例年2月中旬頃から見頃ですが、今年はこんなに冷たい日が続いているから春遠し、かしら、、、

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美玉屋 京都市左京区下鴨高木町西入る 075-721-8740 

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2012年2月 2日 (木)

準備万端 ♪

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春が立つ、立春の前日が節分。

冬から春を迎える人々の慶び、「豆撒き」の楽しい行事は、室町時代の頃から行われるようになったとか。

夷川通り柳馬場通りにお店がある「豆政」さんの「のりかけ豆」が家族みんなのリクエスト。

このお店のお豆はかりりと歯切れよく、香ばしくみんなの好きなあじ。

30種類以上の豆菓子や色鮮やかな五色豆が並ぶ香ばしいにおいで満ちた店内は、お豆さんのデパートのよう、月しろなどのお菓子も見逃せません。

白、黄緑、紅のほこっとした「豆三昧」もティータイムのおたのしみに。

落花生に生姜、抹茶、紫蘇のあじの砂糖がまぶされた愛らしいお菓子は、やさしいあじわいです。

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こちらは、南禅寺の参道沿いに湯豆腐のお店を構えられる「順正」さんからいただいたお豆。

選ばれた豆腐用大豆で作られた招福豆は吉田神社のお祓いお清めされたものです。

噛むほどに豆本来の豊かなあじわいが堪能でき、滋味溢れる豆の力を感じます。

鬼の代表格は、都で大暴れし貴族の娘をさらった酒呑童子のおはなし、
秦氏が京に都を誘致し、辺地に追いやられた先住民、為政者に従わぬものが都での騒ぎを起こし、鬼とされ、、、という歴史のいわれもご亭主のメッセージから知ります。

また、「順正」さんでは、桂三枝さんが音頭をとられる湯豆腐食べくらべ大会が2月下旬に行われ、舞妓さんや芸妓さんがおちょぼ口に湯豆腐を運ぶ光景は冬の京都の風物詩。

今年は2月20日(月)開催、申し込みは2月3日まで
申し込みはコチラ → http://www.to-fu.co.jp/jp/blog/tabekurabe/

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明日の節分に向けてわが家は準備万端 ♪

あとは、鬼とおかめのお面の争奪戦です。

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豆政 京都市中京区夷川通柳馬場 075-211-5211
寺順正 京都市左京区南禅寺草川町60 075-761-2311

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2012年2月 1日 (水)

肉食系の

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「ただいま~」と「今日の夜ごはん何?」の声がほぼ同時に聞こえる息子の帰還。

肉系のごはん、と聞けば小躍りし、淡泊なおかず(魚など)と聞けばその場に崩れ落ちてしまう、、、

肉食獣ライオン帰ってきた、といった様相です。

このお弁当は息子の羨望の熱いまなざしをいつも受けていた「銀閣寺大西」の焼肉弁当。

この前の持久走記録会の後に、嬉しそうにガツガツと頬張っておりました。

蒲焼き風に仕上げられた香ばしい焼き肉がびっしり敷き詰められ、その下の白いごはんにもコチュジャンの少し効いたタレ。

息子の至福の時間、瞬く間の完食でした。

さて、息子が学校から持ち帰ってきた真っ赤に染まった故事成語問題のプリントを眺め、顔が凍ったのを通り越し笑うしかない私と家人、、、

自分で考えた言葉を必死に入れたらしい穴埋め問題は、

正解は、(背水)の陣 → 息子は(大阪)の陣 (大阪夏の、と消した跡あり)はぁぁ。

(株)を守る → (君)を守る (こうだったらかっこいいよね、と言うしかなかった、ため息)

(圧)巻→ (春)巻 (竜巻、と消した跡あり、食べ物か天気か迷ったんだろうねぇ、ため息)

トホホホホ、、、笑うしかない毎日です。

銀閣寺大西 京都市左京区浄土寺東田町53  075-761-0024

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