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2011年12月の37件の記事

2011年12月31日 (土)

大晦日

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今日は大晦日。

ひとつ寝て朝陽が昇り明日になると新しい年になるんだ、ということがまだ実感できないまま。
やらなくちゃいけないことを挙げたらあ~オソロシイ、、、

気分はなんとなく忙しモード、足は急ぎ小走り気味のつもり。

でも振り返ればそんなに大したことができていない、まぁいいかっ、と開き直る年の瀬です。

そんな飛ぶように過ぎてゆく時間のなかでいただいた京華堂利保さんのお菓子。

白い薯蕷饅頭に雪の結晶の焼き印のかわいらしさに歓声、もっちりした皮の中にはさらさら上品なあじわいのこしあん。

ほーっと、皆の顔に笑みがこぼれたティータイムです。

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2011年12月30日 (金)

師走のにぎわい

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今年も残すところあと2日。

お正月のお餅、餅は餅屋で。

数年前にいただいたあんこなしの豆餅が忘れられず、出町柳の「出町ふたば」に立ち寄ってみました。

ほどよい塩が効いた大きな丹波豆がよい塩梅、絹肌のお餅とベストマッチなのです。

京都のお雑煮はみんなまあるく収まりますようにという願いをこめ、丸いものを入れます。

お餅も、大根も、金時人参も海老芋も。

お雑煮用に丸いお餅、そして豆餅(あんこなし)、黄金色の粟餅、緑つややかなよもぎ餅を買って帰りました。

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店先はお正月準備で溢れています。

鏡餅用の大きなふかふかのお餅、

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色とりどりのお餅。

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1年中いつも長い行列のできている店先、師走のおしまいの活気と賑わいに満ちていました。

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出町ふたば 京都市上京区今出川通河原町通上る 075-231-1658

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2011年12月28日 (水)

気持ちを乗せて

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昔はお正月を迎えると皆いっせいにひとつ歳を重ねたそうです。

最近お亡くなりになられてしまった市川森一さん著「蝶々さん」(オペラ蝶々夫人のモデルになったと思われる女性の半生が描かれています、テレビドラマで宮崎あおいさんが演じられていました)の中で、生まれた日がその人の誕生日、という考え方がキリスト教や宣教師たちの習慣から知られていった様子を少し前に読みました。

いにしえから続くお年玉という風習は、医療の発達が今ほどでなく大きくなるまでに命を落とす子どもが多かった時代であればきっと、心から祝ったものなんだろうな、と想像します。

何はともあれ、ひとつ歳を重ねることができたことをよかったね!と寺町の鳩居堂で手摺りのぽち袋を選ぶひと時は心弾みました。

甥と姪には息子が選んだチョコレートやカードも一緒に、そしてちくちくにハマッている私が縫った袋に入れて送りました。

今年も送ることができ感謝の念でいっぱいになる瞬間でもあります。

成長するのはあっという間、あと何年こんな嬉しいひと時を過ごすことができるのでしょうか。

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2011年12月27日 (火)

昨日は

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昨日の朝、京都ははらはら雪。

家の山茶花の雪帽子のあでやかさに目を細めました。

遠くに見える比叡山や北山の山々は雪化粧でした。

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夕方、用事で訪れた慈照寺、銀閣寺。

銀閣寺垣から見上げた空が清々しかった。

この長い四角に切り取った景色を考えた人はすごいな~。

椿で彩られるのはもう少し先。

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垣の向こうでは竹林がさわ鳴り、ここへ立つととてもよい気を感じる、そんな昼下がりでした。

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2011年12月26日 (月)

レ・シャンドールでクリスマスランチ・その2

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大好きなフランス料理店「レ・シャンドール」で過ごしたクリスマス前のお昼のひと時。

メインは3種類のなかからそれぞれ。

ロゼ色つやつや、鴨肉のロースト。

驚くのは鴨肉の芳醇さとやわらかさ、そしてソースのまろやかさが美味しさに深みを与えてくれます。

冬の高級魚で知られるぐじは、皮がかりっと焼かれ身はふわりとジューシー。

ポロ葱や冬野菜のあまさが印象的。

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肉の旨みが存分に引き出された子羊のロースト。

北海道の大地に思いを馳せました。

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デザートはクリスマスの装いで。

フランボワーズのジェラート、チョコレートケーキ、パンナコッタ。

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クリスマスのしつらえがされた空間、心のこもったサーヴィス、ひと口ひと口に感動をくれるお料理。

そのなかで過ごす皆でのひと時は、心をぽかぽか温かくしてくれました。

レ・シャンドール 京都市中京区柳馬場通蛸薬師上る 075-255-2277

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2011年12月25日 (日)

メリー・クリスマス

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サンタ クロウス イズ カミング トゥ タウン ♪

メリー・クリスマス!

素敵なクリスマスを ☆

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2011年12月24日 (土)

レ・シャンドールでクリスマスランチ・その1

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ひと足早いクリスマスをあじわいに、大好きなお店フランス料理「レ・シャンンドール」へ。

田島シェフの手から生まれるフランス料理は、洗練されたあじわいでひと皿ひと皿に口福を運んでくれます。

しっかりしたクラシカルさがありながら、素材のもちあじを生かし現代風に軽やかで繊細なクリスマスのお料理は、、、

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アミューズは、ふわふわで滑らでふわりと舌の上で溶ける蟹みその入った蟹のフラン。

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オードヴルは冷製、温製あわせて11種類のなかから選ぶことができ、どれも魅力的でとても迷う。

レ・シャンドールの銘品オードヴルの盛り合わせは新鮮な海の幸を堪能。

さっと炙られた牡蠣のキャビアのせ、帆立貝といくら、蟹とウニ、ぐじのマリネ、とろりとしたとこぶし、ひとつひとつ異なるソースがうっとりするほど美味しい。

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光に透かしてみたくなるゼリー寄せの美しさ。

蟹、海老、車海老、ヤリイカ、帆立貝など海の幸のフリカッセ サフラン風味、蕪のソースがまたまた美味。

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パテ、テリーヌの豊かなサラダ。

うずらにピスタチオやナッツの香ばしさが込められたパテやうずらのおいしさ引き立つリエットなど。

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オマール海老のビスク、コクうまみ、風味、まろやかさが一緒に口の中に広がり、スプーンでのひとすくい、ひとすくいに感嘆をもらしながらいただきました。

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いつもどのお皿に感動をくれるレ・シャンドールのお料理。

その2につづきます。

レ・シャンドール 京都市中京区柳馬場通蛸薬師上る 075-255-2277

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2011年12月23日 (金)

クリスマスに間に合えば

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ちくちく針を持つ。

刺繍なんて小学生の頃の家庭科の時間時以来!

ちくちく、ちくちく、これが愉しくって愉しくってハマってしまいとまらない、
座りすぎて人生初の腰痛になってもまだ、、、

チョコレートとともにクリスマスのプレゼントに間に合えばいいナ。

でこぼこの刺繍にも笑ってくれそうな気心の知れた顔を思い浮かべます。

本の虫の彼女にはブックカバーを、

きもの好きの彼女に裁縫ケース、

太極拳のレッスン通う彼女にはシューズケース。

そしてこのクリスマスシーズンには、家族と一緒にだったりあるいはひとりで、毎冬観たくなる映画があります。

天使が現れクリスマスの夜に奇跡が起こる「素晴らしき哉、人生」、

クリスマスの空港が舞台の「ダイハード2」、

ヒュー・グラントのイギリス首相がお茶目でクリスマスに向けていくつもの物語が展開される「ラブ・アクチュアリー」、

あの叫び声に釘付けになってしまう「ホーム・アローン」、

歌声ってやっぱりいいな、と思う「天使にラブソングを」…

物語をBGMに針を持っていると、クリスマス気分をいっそう感じます。

皆それぞれちがうことをしながらの、ながら観だったり真剣に観たりいろいろですが、クリスマス前のわが家のほっこりおうち時間です。

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2011年12月22日 (木)

サレという名の誘惑

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家人がいただいてきた「シトロン・サレ」の塩キャラメルロール。

夜遅いのに、サレという名の誘惑にまたまた負け、、、

このロールケーキ、ひとことで言えば大人のスイーツ。

ロール地はぎゅっと硬めにしまっていて、かわいらしいうずまきのクリーム。

ほろ苦く香ばしい甘さ控えめのキャラメルソース、バタークリームのようなあじわい。

ほんのり塩あじが、風味を引き立てます。

これがおいしかったんだな~

店名のシトロンはフランス語でレモン、サレは塩、しょっぱいの意味だそうです。

仏光寺にあるお店、パリの街角がふっとあらわれたみたい、お菓子やお総菜がテイクアウトできたり、カフェもあります。

シトロン・サレ 京都市下京区室町通仏光寺上る 075-351-1311

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2011年12月21日 (水)

誰も見たことのない庭

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今、行きたいところ、見たいものは東京の代々木駅から徒歩1分のところにできた代々木ビレッジ。

見たい、立ってみたいのはプラントハンターの西畠清順さんの手がけた庭。

西畠さんが世界中を駆け回り集められた本物の図鑑の中に入ったような植物園のなかに立ってみたい。

西畠清順さんの著「プラントハンター 命を懸けて花を追う」を読んでいると、植物の持つ力に、清順さんの清々しいまでの情熱にわくわくします。

花の稽古で触れさせていただく花材が清順さんの生家である「花宇」からのもので清順さんのことを花宇のご子息の方と思っていたので、TVの「情熱大陸」で放映されるまでは植物を花を世界の果てまでも追うプラントハンターというお仕事をされてらっしゃることを知らなかった。

清順さんの仰るように植物には心を豊かにしてくれて、心に小さな幸せを芽吹かせる力があると感じます。

だから、清順さんの「Plant Hunter 花の奇跡を信じないひとは見てもしょうがないブログ」
の更新が心待ち、花や植物に宿り生まれる奇跡や夢を見させてもらいます。

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Plant Hunter 花の奇跡を信じないひとは見てもしょうがないブログ

代々木ビレッジ

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2011年12月20日 (火)

ある日

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師走、1年のおしまいの月。

どんなふうにお過ごしですか?

この前、少しずつ掃除をと思い窓ガラスを磨きました。

ぴかぴかの陽射しって気持ちいいな~と、窓の外を眺めながらいただいた欧風堂のバームクーヘンでお茶時間。

丸太町、美豊のすぐ近くの欧風堂さんは昔ながらの洋菓子屋のたたずまい、看板商品のふわふわのワッフルはなつかしいあじ、と皆が声を揃えて頬張ります。

さて、このバームクーヘンはのうわさは耳にしていました。

数量限定、曜日限定、予約しないといけない人気もの、と。

その理由は1本焼きという製法で手間ひまかけて焼き上げられ、熟練の技が必要なお菓子だからだそう。

卵の風味を感じるやさしいあじわい、しっとりというより幼い頃いただいていた食感、欧風堂さんらしいなつかしいあじのバームクーヘンでした。

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さてさて、私が窓拭きをしている間に家のなかはびっくり仰天なことになっていました。

今年は出すのやめちゃおう、と思っていたクリスマスツリーを息子が屋根裏部屋からずるずる引きずり下ろし、ひとりで飾りつけしていました。

どうやらサンタさんが来ないか心配になったのかナ、と思い尋ねれば、
「サンタさんがどこにプレゼント置いたらいいかわからへんやろー、と思って」と言いながら横向いてぐふぐふ笑ってる。

はは~ん、もうサンタの正体は知ってるけどプレゼント欲しさなのね(と心の中で思い)、

何をお願いするの?と尋ねれば
dog!!なぁ、お母さんも犬また飼いたいやろ~?!と答える息子。

10歳から飼ったトイプードルと17年も過ごし犬が飼いたいのは実はこの私かも、息子の言葉に心をわしづかみにされ犬との日々に思いを馳せるこの頃。

犬を見かければ、犬につける名前の相談までする私と息子。

あ~、大人にもサンタさん来ないかなぁ。

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欧風堂 京都市中京区竹屋町通烏丸西入る 075-211-2022

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2011年12月19日 (月)

12月はマルシェ・ド・ノエル

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月にいちど関西日仏会館のガーデンで催されるマルシェ。

12月はマルシェ・ド・ノエル、17日(土)、18日(日)に催されていました。

マルシェ・ド・ノエル(クリスマスマーケット)は15世紀にアルザス地方に始まり、フランスやヨーロッパ各地に一気に広まったイベントだそうです。

赤、緑、金色のクリスマスカラーに彩られた入り口ではこんなお出迎え。

ノエルの気分が一気に高まります。

クリスマスのオーナメントや雑貨、食べものが並ぶこぢんまりした庭は国際色豊かで、どのお店のディスプレイもおしゃれでかわいい、いくどもぐるぐる回ってしまいました。

こちらはホットワイン。

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カラフルなジャムに目を奪われるジャム屋さん。

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フランス人イケメンシェフの焼いてくれるクレープ屋さんには長い行列。

シェフ、レンズを向けると襟元をきりっと整えポーズをきめてくれました。

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ドイツアンティーク雑貨の並ぶお店。

色鮮やかなうつわにも目をひかれ、、、

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大人の雰囲気の石鹸屋さん。

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クラリネットアンサンブルの奏でる音色が冬の空に広がりました。

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ふだんから日仏会館では、フランス映画の上映されるシネクラブやチーズやワインの会、音楽やダンス、朗読のパフォーマンスなどさまざまなイベントが行われています。

月いちどのマルシェ、次は1月は15日。

1月にはガレット・デ・ロワの会も催されるそうです。

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関西日仏会館 京都市左京区吉田泉殿町8 075-761-2105

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2011年12月18日 (日)

ハレの日に

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少し前にいただいたクリスマスカード ♪

素敵なメッセージに心がぽかぽか。

カードとともにいただいたこんなきれいなブレスレット。

昨日あった息子の学校の合唱コンクールにお守りのように身につけさせてもらいました。

指揮がんばれ~、と書いてくださり心強くて。

息子が指揮のあいだ、ブレスレットをぎゅうっと握りしめていました。

自分のことじゃないとドキドキして心臓にとっても悪いですね。

素敵なカードとプレゼントに胸がきゅーんとしています。

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2011年12月17日 (土)

朝は詩人?!

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茜色に染まる朝の川べり。

あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る

とかつては恋人だった大海人皇子に向けて額田大王が詠んだといわれる歌のみずみずしい景色を思い浮かべました。

みずみずしい景色とは裏腹に歌の内容は、今は私はあなたの兄の天智天皇の妻だから、そんなにあなたが袖を振ったら番人の野守が見ますよ、という意味らしいのですが、、、

そう、朝ぼらけの頃はたった今新しい生命が生まれてくる美しさに満ち満ちていて、心は詩人!

見上げれば有明の月。

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しののめ(東雲)の空。

空や月の美しい響きの表現を持つ日本語って素晴らしい。

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朝陽は瞬く間にするすると昇り、朝が溶けてゆきます。

朝の空、朝陽につつまれると自分が今ここに生まれおちたばかりの気分。

毎朝、新しい心に生まれ変わります。

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京都、昨日はほんの少し雪。

雨上がりには180度の見事な虹がかかったそうです。

今日は寒くなりそうですね。

お風邪など召されませんように。

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2011年12月16日 (金)

来年のあじを探して

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がらがら、っと戸を開けると芳醇、香ばしい、まろやか、味噌の持つさまざまな香りがいっぺんに鼻先に飛び込んできて、なんともいいにおい。

もうすぐお正月。

京都のお雑煮といえば白味噌。

私の生まれ育ったのは徳川家康の故郷である愛知県の岡崎のすぐ近くで、八丁味噌や赤味噌が身近、白味噌は京都へ来てからふだんも口にするようになった食材。

ちなみに私の実家のお雑煮は鶏だしのすまし仕立て、鶏肉、人参、大根、ほうれん草、焼いた四角いお餅をのせたものでした。

だから白味噌の雑煮は毎年初心者マーク。

お雑煮用に白味噌がたくさん店先に並ぶ季節になると、いろいろな白味噌をいただいてみるのがたのしみなのです。

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今回は、江戸の頃から160年以上御幸町通りに暖簾を掲げる「関東屋」さんで。

このお店を選んだのは、友人のおうちでいただいた豚汁がほっぺたが落ちそうなほど美味しかったからで関東屋さんのお味噌と教えてもらいました。

比良山系がら流れる良質な水が使われ、麹は人の手で丹念に育まれ、選び抜かれた塩と大豆が使われ、京の多くの料理人に愛されてきた味噌。

さて、雑煮用にまろやかで甘さは控えめなのが好み、と伝えると関東屋傳承白味噌という創業当時からの製法を元につくられた白味噌をすすめてくださいました。

あとは、丸餅、京人参(金時人参)、大根、海老芋、ほうれん草、糸削りのかつお節をたっぷり準備、準備 ♪

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豚汁用にみやこ味噌と赤味噌がブレンドされた、豚汁とんとん、というお茶目な名前のお味噌もいただき、来年の支度、冬支度に思いを膨らませました。

関東屋 京都市中京区御幸町通夷川上る 075-231-1728

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2011年12月15日 (木)

冬を感じるものは

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冬はオーブンが大活躍。

最近ブームだという種子島の安納芋を家人が箱で取り寄せをしていました。

人気の理由は驚くほど甘く、しかも低カロリーだからとか。

低温でゆっくり焼くと甘みが引き出されると読み、さっそく180度で1時間オーブンへ。

焼き上がりのほかほか、ほくほくの黄金色からは蜜がたら~り。

スイートポテトのようなあじわいにスプーンを夢中で握りしめた午後のお茶のひと時です。

最初はこんなおしゃれでおいしい大好きな焼き菓子、東京の尾山台の「オーボン ヴェータン」のプチ・フール・セックに手を伸ばしていました。

ひとつぶのかわいらしく上品なあじわいの焼き菓子をおちょぼ口でいただく気分は貴婦人です。

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この日は鴨川で冬の使者、ユリカモメ舞う姿を追い、のんびりしました。

真白のからだに赤いくちばしの姿を見つけると冬がやってきたナ、と感じます。

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こちらは、青首の鴨。

魚を獲っているのかと思ったら、食事は藻だそう。

なるほど、それで垂直なんですね。

冬を感じる、身近なそれぞれのひと時です。

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2011年12月14日 (水)

伊勢名物・その2

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伊勢名物、といえば思い浮かぶのは伊勢うどん、てこねずし、牡蠣、鮑、伊勢海老…

まだまだ次から次へとずらずらっとおいしそうな食べものが挙がります。

そんな伊勢名物がいろいろいただける赤福五十鈴川店のなかにある「野あそび棚」へ。

漁師さんが漁の合間に手でいただいたのがはじまりというてこねずしは、漬けの鮪、寿司飯、海苔、椎茸、胡麻、大葉、生姜などとざっくり混ぜいろいろな風味をあじわいました。

さくっと揚げられた牡蠣フライは浦村牡蠣。

英虞湾の美しい夕陽を思い描きながら皆でぱくり。

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こんな盛りだくさんの定食でいただきました。

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伊勢神宮の内宮から多くの店が軒を連ねるおはらい町通りを抜けたところが赤福の五十鈴川店。

赤福の営むケーキ屋、カフェ、お土産屋、食事処などが一画に揃う赤福ヴィレッジの様相。

外宮で詣でた後でいただいたお昼ごはん。

伊勢へ来ると食べ食べ~

この後内宮へ向かいました。

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赤福

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伊勢名物・その1

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今秋はゆっくりめの紅葉、大勢の人が行き交うおはらい町通り、大きなもみじが彩っていました。

そう、内宮を詣でた後はこれを食べなくっちゃ。

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つきたてのお餅をくるむさらさらの甘めのこし餡、冷えたからだに甘さがしみ渡ってゆきほぉーっとします。

湯気立つ湯呑みをかかえ、今年も皆でお詣りすることができたことに感謝するひと時。

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百福、と書かれたお軸を眺めました。

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赤福

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2011年12月13日 (火)

伊勢参り・その2

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伊勢参り、で思い浮かべるのは有吉佐和子著の「真砂屋お峰」。

火事の多かった江戸で材木商を営む真砂屋は潤沢な財に恵まれ、とても質素堅実に暮らし。

でもあることをきっかけに夫婦は豪奢で贅沢に、とりわけお峰はきもの道楽にどっぷり浸かってゆく。

奢侈禁止令の出ている時、やがてはお上の目に触れ夫婦は島流しになってしまうのだけれど、、、

そのなかで、お峰が京のきもの道楽者(だったと思う)と衣装行列対決をしぶつかったのがお伊勢さんで。

見た目は一見地味なのに、歩く裾から袖口から鹿の子絞りがこぼれ帯芯に金糸が織り込まれた帯を纏うお峰たち、

一方は、裾から袖口から豪華な刺繍が動くたびに美術館のように動く行列。

この衣装対決のこれ以上ない凝りようで豪奢この上ないことといったら。

この場面が鮮やかに強烈に印象に残っているので、五十鈴川のほとりに立つと衣装行列対決の様子を想像したくなります。

境内内に流れる五十鈴川、いにしえからここでで身を清めたんですね。

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社に登る石階段はすごい人並み。

来年の遷宮で階段が行き帰りの人が登り降りするせいか、訪れた日が伊勢マラソンの前日だったせいか、ほんとうに人が多かった。

自分も含め、今年は深く深く祈りたいと思っている人につつまれている、人混みなのに心が研ぎ澄まされてゆく静かで神聖な空気の漂う空間でした。

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山が錦に染まり、境内のなかで美しい景色にたくさん出会いました。

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伊勢参り・その1

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お伊勢さんへ。

伊勢参りは江戸の頃、一生にいちどは訪れてみたい、人々の憧れの地。

京都の三条大橋から伊勢まで5日間の旅路。

そんな地へ一年のしめくくりに訪れるのがこの数年来のわが家の慣わしになってきました。

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今年はただただ一念に祈りたい、そんなふうに手を合わせました。

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それぞれ選んだお守りは、白。

この清々しさをいただき、京都へ帰ります。

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2011年12月12日 (月)

下鴨神社、糺の森の紅葉便り

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晩秋から初冬に色鮮やかに染まる下鴨神社。

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今年はまだまだゆっくり、糺の森はほんのりグラデーションもみじに彩られていました。

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これからたのしめそう。

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事始めの13日以降に来年の干支の縁起物や絵馬が社頭に並ぶそうです。

波に兎の絵馬を目にできるのはあと少し、見納めですね。

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下鴨神社 京都市左京区下鴨泉川町59

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2011年12月11日 (日)

氷輪、赤い月

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澄み渡る月を「氷輪」と呼ぶ、と朝の新聞で眺め冬の夜空が心待ちでした。

21時45分頃から輝く月に見入ったひと時。

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23時過ぎ、月がすっぽり影に飲まれました。

漆黒にきらきら星が瞬き、きれいです。

潤んだような赤い月を、月光を浴び愛でました。

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ふたたび光のひと筋があらわれ、皓々と輝く光の輪まで3時間半あまり。

次の皆既月食は2014年だそうです。

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今宵は

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伊勢参りを終え、京都へ帰るハイウエイの窓から。

夕焼けに向かいびゅんびゅん走る。

右横のまんまるの大きな月も一緒に。

今宵は皆既月食。

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2011年12月10日 (土)

夢二とともに 展

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岡崎の京都国立近代美術館で催されている「夢二とともに 川西英コレクション収蔵記念展」を観てきました。

夢二に憧れた神戸を拠点に活躍した創作版画家の第1人者である川西英(神戸風月堂のゴーフルの缶に描かれた神戸の風景デザインなどで有名)が収集した夢二の作品1100点あまりが展示されている今回の展覧会。

夢二ですぐに思い浮かべるのは、大正浪漫感じる大きな瞳を潤ませたりまつげの長い伏し目がちなアンニュイな表情でたたずむ美人画。

多くの少女の夢をかき立てたであろう雑誌や本の表紙を飾った美人画、少女の絵や版画はたくさん飾られ、夢二の世界にどっぷり漬かることができます。

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私が興味を引かれたのは、楽譜の表紙を飾った版画や本の装丁画。

その時代の息吹がきこえてきそうに生き生きしていて、なんだか北欧の香りが漂ってきそうな洒脱で軽やかなタッチ。

こんな作品が夢二にあるなんて知らなかったので、とても新鮮な思いで眺めました。

また川西英と交流のあった、あるいは同時代の画人のコレクションー恩地孝四郎や村山和義、梅原龍三郎、富本憲吉など数多くーは、その時代の風を感じさせてくれるおもしろさがあります。

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この前まで紅葉にに染まる窓だったけれど、あたたかなアトリウムから眺める冬枯れの景色もなかなかです。

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夢二とともに 12月25日まで
京都国立近代美術館 京都市左京区岡崎円勝寺町

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久しぶりの晴れ間に

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昨日の朝は比叡山、北山の山々はうっすら雪化粧。

いっぺんに冬がやってきた!

久しぶりの晴れ間、こんな道を踏みしめる1歩1歩がいとおしかった。

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2011年12月 9日 (金)

庭の晩秋

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わが家の山茶花、次々と花ほころばぜています。

昨年末の頃は京都でも雪がよく舞う日があり、大晦日の日も一面の銀世界。

この山茶花がふわりとかぶった雪帽子の姿にシャッターを切ったことを思い出します。

もう少し前にほんのりピンク色の花をつける椿が満開でした。

今は、ピンク色に染まる地面が美しいけれど、小さなかわいらしいお客さんがやってくることも見逃せません。

お客さんは、黄緑色の小さなからだのメジロ。

最初はもう鶯?!と見まごう姿です(よく見ると鶯よりだいぶからだが小さく、名前のごとく目のまわりが白い)

椿や山茶花の花の蜜が大好きだそうです。

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もう師走、晩秋。

今秋は暖かな日が続いたせいか、わが家の庭では秋の色もまだ残っています。

杜鵑の花が紫の顔を揺らし(いまだに!)、灯台躑躅(どうだんつつじ)や楓が最後の輝きを見せてくれます。

紅葉は、植物への水分がストップするから真っ赤や黄金に色づき落葉、春への準備が始まっているしるし、と伺ったことがあります。

気が早いけれど、今度は春の息吹きを見つけたい、そんなふうに眺めた庭時間でした。

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2011年12月 8日 (木)

ハニー&ジャム

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冬の朝といえば、クロワッサン。

クロワッサン生地やパイ生地を作るのに暖かさは禁物、寒さを感じるようになると母が朝によく焼きたてのさくさくを作ってくれ、起きてきた時にあまい香りにつつまれる冬の朝はとてもしあわせな気分にしてくれました。

いつ見ても起きていた母のようにはとてもなれない私は、息子と一緒に、あるいは息子に起こされ、息子とおしゃべりしながら朝散歩をし、焼きたてのパンをパン屋さんで買ってきます。

どれにしようかな~ ♪と迷うのは三条通富小路にあるかわいいはちみつ屋「ミール・ミイ miel mie」のはちみつ、マーマレード、キャラメルミルクジャム。

はちみつは、NZ産のクリスマスハニーといわれるボフツカワの蜂蜜、クリーミーです。

さわやかなあじわいの愛媛産甘夏まーまれーど、北海道の特濃ミルクと生クリームが使われたキャラメルミルクジャム、その日の気分で選ぶのがたのしみ。

そして、今大好きな時間がジャムを煮るひと時。

林檎をたくさんいただいたので、贅沢にジャムに。

歯ごたえがあり、少しあま酸っぱい、やはり母が冬によく作ってくれたアップルパイの中の林檎が好みなので鍋から離れず、キッチンで過ごします。

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林檎の香りが部屋中に漂うなかお気に入りの音楽と本片手に、、なんとも贅沢で素敵な時間。

この日はジュンパ・ラヒリ。

「停電の夜に」と「その名にちなんで」。

15分シネマを観るような鮮やかで音も聞こえてきそうな短編集が9編集められたの「停電の夜に」。

ロンドン生まれニューヨーク在住の作者が紡ぐ物語、小さなきっかけで呆気なくほころんでゆく日常の破綻やユーモラスさに救われる瞬間、心が通い合ってゆく芽生えなど、読んでいると身につまされるほど。

この著者の織り出す世界が大好きなので、ひとつひとつを愛おしくページをめくります。

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ミール・ミイ 京都市中京区三条富小路 075-221-6639

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2011年12月 7日 (水)

やさしいあじわいの中華 

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慈照寺(銀閣寺)近くにある中華料理屋「盛華亭」は、ずいぶん前に訪れました。

住宅街にたたずむお店は、温かそうな灯りがともっている誰かのおうちと間違えてしまいそうな昔懐かしいような和風の建物。

ガラガラっと引き戸を開ければ、銭湯帰りの人もまだ濡れ髪のままくつろいでる(すぐそばに銭湯がある)。

山をハイキングしすごい姿になり果て、お腹はマックスにぺこぺこだった私たち、地元の人に親しまれ肩の力を抜いていただけそうなお店にちょっと安心しながら2階へ通してもらったことを覚えています。

どのお料理もやさしいあじわい、まぁるいあじ、ほっとするあじ、なつかしいあじ、お皿が登場するたびに満喫していただいた夜でした。

卵がたっぷり使われた皮で巻かれた春巻き。

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皮からひとつひとつ手作りの30年間変わらぬあじだそう、なんだかなつかしい。

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具と皮に胡麻が練り込まれている餃子は香ばしい。

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極細切りされたピーマン、筍が繊細な食感をたのしませてくれるピーマンと牛肉の炒め物。

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もっちりした皮に舌鼓、水餃子。

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かしわむしもの。

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酢豚。

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このお店の焼飯を中華風かやくごはん、という人もいるとお店の方に伺った通り、油の存在を感じさせないあっさりしっとり焼飯。

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印象に残っているのは、卵皮のおいしかった春巻き、胡麻の練り込まれた餃子、細切りきんぴらのように感じたピーマン牛肉の炒め物のやさしいあじわい。

そして誰かのおうちをガラガラっと開けたら、すごくディープな光景が広がっていた、ということをとても強烈に思い出します。

こんな風にずいぶん前の写真を眺めていたら久しぶりにやさしいあじわいを訪ねてみたくなりました。

盛華亭 京都市左京区浄土寺馬場町39-4 075-751-7833

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2011年12月 6日 (火)

シュトレン、音楽を聴きながら

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触れればくしゅっ、抱えればずっしり、こんなにかわゆいラッピング!

結わえられた麻の紐にコロンとキューブ4つがぶら下がり(キャラメルと思いさっそく囓ったら蝋燭でした)、現れるクリスマスのイラストも童話の絵のよう。

中のポケットからは北海道の小樽にあるパン屋「エグ・ヴィヴ」のシュトレン。

クリスマスのお菓子シュトレンは、12月25日から日曜日を4回さかのぼるアドヴェント期間に蝋燭を1本ずつ増やしながらいただくお菓子だそう(それで4つ蝋燭がついていたんですね)。

このシュトレン、とてもとてもおいしかった~、どのくらいかというと私の抱いていたシュトレンのイメージが変わるほどのあじわい。

生地がサクサクしていて胡桃やドライフルーツがぎっしりでフルーティーで香ばしい。

クリスマスまではもう残ってないかも。

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なんておしゃべりしていた休日のおやつ時間です。

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そして開いていた本は、村上春樹・小澤征爾著の「小澤征爾さんと、音楽について話をする」。

ページをめくりながら出てくる音楽をさっそく聴き、またページをめくる。

ベートーベンのピアノ協奏曲第3番、ブラームスの交響曲第1番…

カラヤンとグールド、バーンスタインとグールド、内田光子と小澤征爾…

演奏者とオーケストラと指揮者の呼吸を合わせ奏でる1回ずつの演奏ってほんとうに奇跡、ということをあらためて感じる。

演奏者や指揮者のことこんなに解説してもらいながら聴く演奏は耳に新しいな~

おいしく、豊かなティータイムでした。

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紅白

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見上げれば、朱、橙、ピンクが並んでいました。

ピンクは紫陽花、橙は柿、朱は楓。

下鴨疎水、散り紅葉の気配です。

真っ赤な葉のシャワーのなかを歩くのはまた楽しい ♪

朱、オレンジ、黄金に水染まる竜田川の景色はもうあと数日後かな。

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そう、川べりには水仙がかわいらしい顔を覗かせています。

この前見つけびっくり、地面はきちんと季節を刻んでいるんですね。

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椿も。

紅白を眺め、そういえば師走だった、と思い出しました。

疎水べりには地元の人が植えられた草木がたぶん多くあり、季節を知らせてくれます。

通るたびにいろいろな草花を見つけるのでついレンズを向けたくなります。

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2011年12月 5日 (月)

ごはんの友

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友人からもらった「むらさき野 丹波」の漬け物、白かぶ漬、みぶ菜、柴漬。

大徳寺すぐ近くにある漬け物屋さんで、漬け物に精通した人や料理人の方に支持されていると以前から耳にし、食べてみたかった、いただいて嬉し ♪

野菜そのもののあじがぐいっと引き出され、さっぱりしているのでいくらでもいただけちゃう。

白かぶはまろやかなあまみがさっと広がり、みぶ菜はシャキシャキ感と香りのよさを、柴漬は茄子、胡瓜、茗荷などが赤紫蘇の甘すっぱさの風味の豊かさにつつまれて。

冬には、赤かぶら、千枚漬、からし菜、すぐき、大かぶら、京人参がおすすめ、とパンフレットに書かれています。

今度はお店を訪れてみたいな~

さて、昨日のお昼ごはんはカレーでした。

こっくりしたあじのものの後にさっぱりシャキシャキはほんとうによく合う。

お漬物がごはんおかわり~の声をいくども響かせたのは言うまでもありません。

そんな休日のお昼でした。

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むらさき野 丹波 京都市北区紫野下門前町5-4 075-493-1155

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2011年12月 3日 (土)

永観堂のもみじ便り・その2

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永観堂の庭園はくっきり鮮やかな紅葉の色にどこもかしこも染め上げられています。

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池のまわり、水面も。

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どこを眺めても晩秋の美しさ。

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お堂も中に飾られた絵ともみじが秋の風情たっぷりでした。

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初冬の便りも。

もう12月ですものね。

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息子が永観堂の幼稚園に通っていました。

毎日木から滑り落ち、山肌で転げ、小川や池で魚釣りをし、石ころやどんぐり、木の葉や実、蛇の脱皮の皮までもをポケットいっぱいに詰めて帰ってきました。

歓声をあげ遊ぶ園児の子たちを眺め、季節の恵みをからだ中で毎日浴びるように享受させてもらえたしあわせを思い、感謝しながらも歩いたひと時でした。

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永観堂 京都市左京区永観堂町48 075-761-0007

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永観堂の紅葉便り・その1

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禅林寺の通称永観堂は、平安初期に空海の高弟子であった真紹が都における実践道場の場として建立したのがはじまり。

1100年余りの歴史を持つ古刹は「もみじの永観堂」の名で親しまれています。

唐門の透かし模様から覗く唐紅、燃えるような美しさ。

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そっと振り返りほんのり微笑む鎌倉初期からたたずむ、みかえり阿弥陀がこのお寺の本尊でとても有名。

優美な姿、やさしい表情が好きで、私は時折訪ねます。

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永観堂の境内は紅葉のさまざまな色に染まり、どこを見てもしっとりした風情。

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東山の麓にたたずむ境内、竜臥廊などはむき出しの山肌の切り立ったところにあります。

東山は錦繍。

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京都の街を一望できる多宝塔も錦につつまれています。

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ここにいると、自分自身が朱や紅、黄金色に染まっているのではないかと思うほど。

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お寺の総門をくぐると圧倒的な鮮やかさに出会います。

この奥は庭園。

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永観堂 京都市左京区永観堂町48 075-761-0007

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2011年12月 2日 (金)

南禅寺の紅葉便り・その2

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南禅寺の山門を額縁に見立て覗く一幅の画。

紅に染まり、今とてもきれい。

山のほんのゆるやかな坂の参道の両側は、つややかな苔の斜面が広がり、紅葉とのコントラストが美しい。

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絶景かな、絶景かな…で知られる山門も紅葉の雲海につつまれ、上に登れば錦の景色が愛でられるはず。

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南禅寺境内にある琵琶湖疎水の水路閣。

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永観堂、南禅寺、東山の錦のなかを歩きました。

南禅寺 京都市左京区南禅寺福地町 075-771-0365

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南禅寺の紅葉便り・その1

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南禅寺の塔頭のひとつ天授庵は小さな美しい庭園で知られる庵。

もともとは、南禅寺を開山した無関普門の墓所として建立、戦国時代に衰退したが細川幽斉が再興。

長谷川等伯の障壁画もあります。

でもこの日は時間がなく、外からだけ。

紅に燃ゆる美しい庭園を思い浮かべました。

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南禅寺 京都市左京区南禅寺福地町

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黄金色の道

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東大路通り京大前のいちょう並木が黄金色。

落ち葉を踏みしめ歩くのってかなり心弾みます ♪

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2011年12月 1日 (木)

ほくほく、そしてマエストロ!

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錦市場を歩いていたら、たまらない香ばしいにおいが鼻をくすぐり、行列に並びほかほかのあつあつの焼き上がったばかりの栗を腕のなかに。

覗けば黄金色、晩秋の香りがほくほくのしあわせな気分にしてくれる帰り道でした。

丹波黒豆や野菜など丹波の特産品の並ぶ「京丹波」。

店頭で焼き上げられる人気の焼ポンは、大きな糖度の高い栗に切り込みが入れられ特殊圧力製法でぎゅっと栗のあまさが閉じこめられています。

さっそく台所の友、キッチンに立ちながらほこっと口に放り込むと手がとまらず困った夕暮れ時でした。

キッチンでのBGMは佐渡裕さん指揮のビゼーのカルメン。

それも動画を前に箸を指揮棒に振り回しながら。
なぜならば…

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息子が12月に行われる合唱コンクールの指揮者になりたい人に手を挙げじゃんけんで勝ち抜いた。

やってみたかった動機は1歳8ヶ月年上の従兄弟が2年連続すごくかっこいい指揮をしたから、自分もちょっとやってみたかった、まさかなっちゃうなんてどうしよー、が本音。

音楽にいつも触れさせてくれコンサートによく連れて行ってくれた私の両親は「孫がみんな指揮見せてくれるなんて夢みたい!スタンディングしてブラボーって拍手するわ!」ともうその日を指折り数えている、

私の妹は謙遜しながら甥の指揮の画像が入ったUSBを送ってくれ、チャルダッシュのヴァイオリンの演奏発表会の画像を送ってくれた姪からはかっこいい指揮者へのアドヴァイスのお手紙がかわゆいイラスト入りで入っている。

やる前からみんなのがんばれ~が嬉しくもあり、期待がかなりのプレッシャーになっている指揮が右も左もわからない息子と私。

指揮の曲、ゆずの「栄光の架け橋」に合わせリビングの食器棚に映った指揮のかっこうはずんちゃっちゃ、ずんちゃっちゃ~と調子をとる親子ふたりの相当おかしな姿。

笑ってる場合ではない、なんとかせねば、と息子に問うと佐渡裕さんを、指揮者といえばこの人、と即名前を挙げた。

息子の学校にいらしてくださったこともあり、身長186センチ、足のサイズ30センチの大きなからだのマエストロはすごかった、と帰ってきて以来、「ヤングピープルコンサート」は夏の家族みんなのたのしみな時間になりどんどんみんなでファンになってゆきました。

関西弁全開でバーンスタインと会話される(たぶん佐渡さんの翻訳機が関西弁)佐渡裕さんの本を大笑いで読み、はじめての指揮の本を開き、、、

カンタービレがほんのひとかすりでも奏でられたら、それが今の願い。

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佐渡さんのカルメンは音楽を奏でるのがたのしくてしかたない、躍動感に満ち満ちてる。

指揮の真似していると、二の腕のぷるぷるによく効きそう~

http://www.youtube.com/watch?v=_gwZCO5YwwM

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