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2011年10月28日 (金)

日本料理 桜田・その2

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桜田さんでの夢のような夜のひと時。

桔梗が描かれた美しい陶器のうつわのお重の中から八寸が現れ、歓声があがります。

魯山人のうつわに取り分けて。

鰆の幽庵焼き、柴漬け大根おろしでいただく真魚鰹。

これが後味をさっぱりさせてくれ、箸がどんどん進みます。

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だだ茶豆、濃厚なあじわいで絹のような滑らかな利休麩とこんにゃくの白和え、魚のすり身の入った卵焼き、山葵と山芋がねっとりからんだとんぷり、ほうれん草ときのこ、菊花のおひたし、いくら。

菊の葉をかたどった緑が鮮やかなうつわは永楽さん。

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瑠璃色の切り子のグラスには銀杏のすり流し、神戸の「堂賀」の繊細なお蕎麦と桜田さんのおだし、鯖のきずしと長芋、菊花散らし。

菊がぱっと開いた黄色のうつわは永楽さん。

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炊き合わせは、厚揚げ、小芋、菊菜、茗荷。

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炊き立ての羽釜の蓋を開けてくださると、ぎっしりの松茸!

松茸、むかご、大根、人参、薄揚げのごはん。

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皆頬がゆるみっぱなしでお茶碗を抱えています。

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柿、洋梨、葡萄のゼリー、ざくろ。

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薄茶とほくっとした秋のあじわいに唸った栗の茶巾絞り。

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最初から最後までご主人の桜田スピリッツ、細やかで繊細で美しくおいしい、がすべてに込められている、と感じるお料理、美しいうつわと季節を満喫させていただける演出、あたたかなおもてなし…

素晴らしい和の世界を堪能させていただいたひと時でした。

桜田 京都市下京区烏丸仏光寺東入る 075-371-2552 

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

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