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2011年9月16日 (金)

今日から

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今日から京都国立近代美術館で「人間国宝 北村武資 「織」を極める」展が始まります。

ひと足早い昨夜、オープニングに家人が伺わせていただきました。

北村武資さんは西陣で織りを学ばれ、初代龍村平蔵展を見て感銘を受け龍村美術織物に入社、その後ひとり立ちされた後は数々の賞を受賞され人間国宝に認定されています。

古代からの織物を復元し、伝統的で大変高度な技法を蘇らせ、さらにさまざまな技法を研究され北村さん独自の織り方を創り出されています。

そのひとつは、「羅金」、「透文羅」。

金糸を織り込んだ羅金、織りなされた透けた空間と糸で描かれている透文羅。

羅は、経糸4本を組織単位とし、1本の経糸が左右の経糸と搦みあって薄い編目状の生地を織成する技法。

その技法は古代から見られ、北村さんは中国前漢の羅を復元されるにとどまらず、素材や織り方に現代性を持たせています。

金色にきらきら光を放ち動きを持つ金羅は、目の前で見ると羅が輝いていてとても美しく、透文羅は淡彩であるからこそ洗練さを感じ、文様や織りの美しさが際立っていたそう。

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もうひとつは、「経錦」。

経錦は、羅と同じ紋織でより密度の高く光沢のある紋織。

大きさや使う糸の色数に制限があるため織り方に大変高度な技術を要する技法は奈良時代以降次第に衰えたけれど、北村さんは研究され、やはり蘇らせるだけではなく新しい技法をどんどん創り出されています。

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複数の経糸の浮き沈みで地と文様を織りなすので、表面だけではなく裏面にも美しい文様と色彩構成が生まれるそう。

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家人が持って帰ってきた図録を眺め、話しを聞かせてもらっているのですが、実際に目の前で観ると織りの美しさや立体感、糸の光沢、生地の持つやわらかな素材感、みんな感じるよ…

ということで今すぐにでも観に行きたくなっている夜です。

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人間国宝 北村武資「織」を極める 展 10月30日まで
京都国立近代美術館 京都市左京区岡崎円勝寺町 075-761-4111

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

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