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2011年9月 7日 (水)

里帰りの絵画展

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京都文化博物館で始まった「帰ってきた江戸絵画ーニューオリンズ ギッター・コレクション展」を観てきました。

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ニューオリンズのギッター・イエレン財団所蔵の江戸絵画が初のお目みえ、本格的な里帰である今回の展示会。

ギッターコレクションは、江戸期を中心にした美術の収集家として知られる眼科医ギッター博士と妻イエレン女史が40年あまりかけ収集してきたコレクションです。

ギッターさんが日本に軍医として来日している時に日本美術に魅了されてゆき、日本美術の「純粋、シンプルで、素朴な」美しさに魅せられたそう。

このコレクション展のおもしろさはギッターさんの目にかなうものが集められているということ。

ギッターさんは先入観を取り払うため文字に頼らず(日本語はそのために学ばず)、ギッターさんが心に響いたものや目で捉えられたもののみがコレクションにあります。

江戸絵画を代表する与謝蕪村や池大雅、伊藤若冲、俵屋宗達、酒井抱一…

若冲の見事な達筆な線で描かれた絵はお茶目でユーモラスな表情がのぞく世界のものばかり、

長沢芦雪は輪郭のない月がふわりと浮かび竹が静謐さを湛えて、

俵屋宗達は琳派の華やかあでやかさより、今にも飛び立とうとしている鴨にシャッターを切ったようなダイナミックな構図で、、、

日本美術の魅力や奥深さをひとあじもふたあじも知らなかった面から眺めることができ、新鮮な風を受けるような絵画展でした。

帰ってきた江戸絵画ーニューオリンズ ギッター・コレクション展 10月16日まで
京都文化博物館 京都市中京区三条高倉 075-222-0888

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

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