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2011年9月 1日 (木)

はさみ1本に宿る息吹

Mahou_hasami

美術館「えき」KYOTOで今催されている「魔法のはさみー今森光彦の切り絵美術館ー」展を観てきました。

今森光彦さんは琵琶湖畔に在住でらっしゃる自然写真家です。

里山をテーマにした写真作品は高い評価をされており、海外でも活動されています。

小さい頃から、お母さんの裁縫箱のはさみで昆虫を切り絵にしていた、という今森さん。

昆虫や動物の表情の生き生きしていることといったら!

はさみ一本から生み出される自然界のものー昆虫、動物、植物、葉っぱの葉脈の1本1本にまでーに命が吹き込まれているような躍動感に溢れていました。

精緻で美しい曲線で彩られる作品は、立体的で切り絵であることを忘れてしまうほど。

ひとつの景色が広がると錯覚してしまう作品は、写真家である目から紡がれるものでもあるのでしょう。

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今森さんが切り絵をされている様子がビデオで流れていました。

緑豊かな窓際で引き出しもない机と椅子、手にあるのははさみ1本と紙のみというシンプルさ。

手のひらからこぼれ出る作品は、今森さんが息吹を与えられたいきもののようで、何より今森さんの少年の心を映し出す鏡のようでもありました。

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子どもの夏休みが少し前に終わり、やっと大人の夏休みのはじまり~。

おおらかな自由の翼にのったような気分にさせてくれる展覧会は元気をくれ、はじまりにぴったりでした。

魔法のはさみー今森光彦の切り絵美術館ー 9月5日まで
美術館「えき」KYOTO JR京都伊勢丹7階隣接

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

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