« 2011年8月 | トップページ | 2011年10月 »

2011年9月の37件の記事

2011年9月30日 (金)

朝時間

091

今すぐにでも空から雨が落ちてきそうな曇天の今朝、賀茂川を散歩する人もまばらでした。

美豊へ花を持って行ってもらおうと、家へ帰ってきてばたばた庭に降り花を摘みました。

小菊、百合、藤袴、ほととぎす、風船葛、京鹿の子…

ヤマボウシの葉が朱に色づき、金木犀がいつのまにか花こぼれ始め、あまい香りを胸いっぱいに吸いながらくっきり色を染める花摘む朝。

かなり蚊に刺されさえしなければ(まだ蚊がきついです)、虫の音とともに小さな花野の気分をたのしみます。

紫式部もおいしそう。

098_2

水引きもコスモスも乱れ咲きしてます。

099

毎年、黄色の花を鈴なりに揺らし冬頃までとかなり長い間花をみせてくれる木も大きな黄色の傘を広げています。

いつも花の名を忘れてしまう、、、去年教えていただきメモったのに。

187_2

この黄色い花、目を使うため万年肩凝りの家人のマッサージチェアの横でちょうど花広げています。

家人のいない時ちょっとこのオットマンに座ると、いつの間にか開いた本がすべり落ちウトウト…

からだがほぐれると脳が弛緩するのでしょうか。

今日は少し早く家に帰ってこの椅子に座り雨だれを聴きながら本開こうかな、と思う朝です。

190_2

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月29日 (木)

御所南のビベロン

004

この日は御所南のイタリア料理店「ビベロン」でランチ。

早朝1時間賀茂川ウォーキングし、家からビベロンまで秋晴れのなかのサイクリングで20分、おいしいもの食べるゾー、の満々モードでお店の扉を押しました。

季節のスープはミネストローネ。

ミネストローネってオレンジ色かと思いきや透明に近いきれいな色。

サイコロ状の野菜の食感がたのしめ、やさしいあじわいです。

005_2

きれいな絵を見るような前菜の盛り合わせ。

カプレーゼ、とうもろこしと茄子のカポナータ、生ハム、さつまいものレモン煮、グリッシーニ。

009_4

シェフおすすめの季節のパスタはトマトと牛肉のタリアテッレ。

平打ちのもっちりした麺とコクありボリューム感あるソースが素敵な相性です。

012_2

デザートは無花果のタルト。

パイとクッキーを融合したようなさっくりした香ばしいタルト地とドライフルーツ状の無花果がサンド、上のフレッシュな無花果とのハーモニーはとても美味。

金閣寺の近くに「アゼル・リドー」というフランス料理で腕を磨いたシェフが作られる美しいタルトのお店がかつてあり、そのお店を彷彿とさせてくれるようなあじわいでした。

016_5

メニューを広げるとアラカルトが充実しているようで今度は夜に訪れてみたいなと思いました。

その時には名物の(?!)生ハムのカーテンを注文してみたいな。

ビベロン 京都市中京区御幸町押小路上る東側 075-231-1539

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月28日 (水)

里の駅で旬を

125_3

釣りへ行く道すがら立ち寄った「里の駅大原」で見つけた岩シャジンという山野草を鉢に植えました。

釣り鐘がふわふわ揺れ、可憐な草花です。

日曜日の早朝、里の駅のすぐ目と鼻の先で大原の朝市が開かれます。

里の駅にも少し青空のもとでの朝市コーナーがあり、人で溢れかえる大賑わいぶりです。

大原の地で採れたての野菜はぴちぴち舌の上で跳ねる力強さ。

滋味に溢れた野菜のあまさを知ったら手に取らずにいられません。

京みどり、万願寺唐辛子の赤と緑、さやいんげん、茗荷、まくわうり。

この夏さんざん食べてもまだ茗荷ごはんは食べたい、まくわうりは生ハムとサラダに…

跳ねそうな野菜を前の妄想タイムはたのしい ♪

137

とてもピンと張った肌の米茄子、割ってみればきめ細やかな美肌で歯ごたえある茄子。

トマト、チーズ、ミートソースのせて香草パン粉焼きにしました。

145

八頭(やつがしら)と書かれていたけれど紅ずいきでもいいんですよね??

蓮芋だということが小さな花の名残と緑の葉でわかります。

胡麻クリームや胡麻和えにするのがこの夏からのお気に入り。

142_2

釣りをしている間、蒸し暑い車の中に放置したのでくったりしてしまったぱりぱり菜。

ぱりぱり菜って空芯菜のことだったんですね。

しゃきしゃき感が大好き☆

144_2

今の旬のものが並ぶ里の駅での買い物は活気に溢れていてわくわくします。

家のもっと近くにあったらいいのに、、、

里の駅大原 京都市左京区大原野村町342 075-744-4321

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月27日 (火)

名古屋名物といったら…

080

連休に名古屋へ日帰りでGO。

妹に食べたいものは?と尋ねられ即答したのはひつまぶし。

名古屋名物といったら、ひつまぶし!

今回は名古屋駅の名鉄百貨店内の「まるや本店 名駅店」を初めて訪れました。

ひつまぶしといえば、栄で買い物した後妹や母と松坂屋のなかに入っている「あつた蓬莱軒」をよく訪れたものです。

甘めのあじわいのたれのひつまぶし、はじめは濃く感じたけれどいただき慣れてくるとあっさり目ではなんだか物足りず、ひつまぶしは蓬莱軒、というくらい。

蓬莱軒のひつまぶしをいただきたかったけれど、矢場町の松坂屋、熱田神宮や伝馬町の店まで行き長い行列で、というのは時間的に難しく、名古屋駅直結のお店へ。

ひつまぶしやっぱりすごい人気、長い長い行列で待ちました。

079

香ばしく焼き上げられている鰻、肉厚で外はかりっと、なかはふっくらと、これが食べたかった~

大きめにざっくり刻まれた鰻はボリューム満点、あじは蓬莱軒よいもう少ししっかりめ。

一膳目はうな重に、2膳目は薬味と一緒に、3膳目は薬味とおだしと回しかけて、とひとつのお櫃からいくども異なるあじわいに出会ういただき方は贅沢な気分にしてくれます。

薬味は葱、山葵、刻み海苔、紫蘇。

紫蘇が風味を引き立て合いとても相性がよいことを発見、家でもやってみよう。

お店の外に出た時も相変わらずの長い長い行列。

家人が、名古屋の鰻やさんは若い人や小さなお子さん連れの家族でも賑わっていることに目を丸くしていたことを思い出しました。

3度おいしいあじは、名古屋で愛されている名物ですね。

082_3

まるや本店 名駅店 名鉄百貨店9階

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月26日 (月)

黄昏~Time After Time~

242_2

西の山向こうに太陽がゆっくり沈むのを心ゆくまで眺め続けた黄昏時。

休みの日の黄昏時は次の予定のことを気にしなくてもいい、タイムレス。

昨日の福井は曇りのち晴れ。

帰り車のなか聴くシンディー・ローパーの「Time After Time」。

オレンジに染まる海から一瞬の紅に燃える空、青い帳に包まれ、漆黒の山道へ、、、

鮮やかな美しい帰路にぴったりな曲でした。

207

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

魚釣り

151

曇り空から晴れ間ののぞいた昨日、福井の世久見へ釣りへ行ってきました。

魚にも食事タイムがあるようで朝夕が釣りのゴールデンタイムだそうです。

夕暮れ時はおもしろいように針にかかり、アジ、いわし、かさご、石鯛、ぐれ、ベラ…と色とりどり。

今日はアジの唐揚げか南蛮漬けにしようかな。

158

昨日の海は翠色。

翡翠のような色で透明感がありきれいでした。

118_3 

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月25日 (日)

朝の大文字山

141 

鰯雲を眼下に大文字山の「大」の「一」のところから。

五山の送り火から1ヶ月あまり、点在する火床にはまだ小さな消し炭を少しだけ見つけることができました。

持ち帰ると無病息災の祈りとなるらしい。

114_2

連休1日目朝9時少し過ぎ、澄んだ秋空は遙か彼方の大阪の摩天楼群を映してくれる。

122_2

息子と息子の友達と一緒に登った早朝大文字山のなんと気持ちのよかったこと!

駅伝部で毎朝足を鍛える彼らにとっては大文字山は朝飯前ほどらしく、ひょいひょい走り登り、下山にいたってはスライディングしながら10分弱で駆け下りる。

家人は後を追い走っていたけれど、私は降りた瞬間からもう筋肉痛(走って下山すると腰にくるんですね、知らなかった)。

涼しくなったから鍛えねば!と思った山登りでした。

早朝の山登りがこんなに爽快、っていうのも今回知ったことでした。

095_4_2 

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

水引

098_2

初秋に大文字山に登るたのしみは、水引に出会えること。

この山でこんな愛らしさに出会い、家の庭にも植えたくらい。

大樹に覆われた木陰や沢のほとりの湿ったところに赤く染まる小さな水玉はとても目を引きます。

花の上側が赤、下側が白、水引の名前の由来ですね。

黄色が鮮やかな金水引は、「大」の字がいっぺんに開けた山の見晴らしのよいところで見つけます。

小さな黄色が揺れるのはとても可憐。

さわやかな風を運んでくれます。

133

山の秋草の清楚さに目を細めます。

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

手作りの涼

174_2

息子も息子の友達も「アイス ♪ アイス ♪」と言いながら下山。

大文字山を下ったら一直線に「銀閣寺キャンデー店」へGO!

色とりどりのキャンデーは手作りの冷菓。

キャンデーのスティックが斜めだったりするのも手作りのご愛敬。

ソーダ、オレンジ、ストロベリー…

たとえばソーダ、市販のものよりあっさりしていて後味がさわやか。

がりりと囓れば、ふわりと涼やかな風をくれるようです。

168_3

ミルクあじにフルーツが浮かぶものも。

171

昭和の香り漂うキャンデー屋さん。

山登り後のひと囓りはまたまた格別です。

173

銀閣寺キャンデー店 京都市左京区浄土寺東田町56 075-771-5349

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月24日 (土)

秋空のもとで

089_2

銀閣寺への参道を登り切ったらそのまま山門をくぐってしまいそうになるけれど、すぐ隣にたたずむ浄土院という小さな小さなお寺があります。

五山の送り火の大文字を管理することから大文字寺とも呼ばれ、もともとは醍醐天皇の皇子の妃が出家し入寺したというような皇室と関係が深かったお寺のようです。

今秋がこぼれんばかり。

入り口にはたわわな白式部が枝垂れています。

お寺のそこかしこに群生している芒の花穂はまだ固く、沢鳴るなかにいるとかそけき道に迷い込んだよう。

156
淡くほんのり色づいた蕾みの萩も道に枝垂れ、

149_2

澄んだ秋空に秋草のなかを歩けば、花野にあそぶ気分。

さてさて、秋を早くも満喫しながら大文字山登山口を目指しました。

161_2

浄土院 京都市左京区銀閣寺町30

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月23日 (金)

毎日

010_3

台風一過の澄み切った空、とはいかなかった今にも雨が落ちてきそうだった昨日の京都駅。

ふと本屋さんで専用ノートを見つけたことをきっかけに、9月から毎日、朝日新聞の天声人語をノート切り抜き、書き写しています。

息子には「てんごえじんごえ、ノート写しまだ続いているんや~」(てんせいじんごって読むのっ)、家人からも「3日で終わると思ったのに…」と言われながら。

約20分ほど鉛筆を握り書き写す作業は心がしーんと落ち着き、字を忘れている身に脳トレに、そして何よりも無知で世間知らずな私にはただ読むだけよりも心に言葉が落ちてきてよいです。

この1ヶ月の記事は震災、天災、放射能、新政権へ、の主に4つ。

「普通のことが普通にある尊さにひとしお感じ入る、今年の秋だ」という言葉を書き写しながらしみじみした数日前。

だから、スーツケースをコロコロ引く人、人で溢れる京都駅にたたずみ、地図や本を片手だったり笑いながら京都観光に向かう人の姿を眺めているととてもほっとして、そんな光景が尊く目に映り、胸がいっぱいになります。

用事で京都駅へ行ったのに、感慨深かったひと時でした。

今日から連休ですね。

素敵な連休になりますように。

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

おいしい朝を

096

神戸からの帰り道、芦屋の「ビゴの店」に寄りました。

このお店に来たらもちろんフランスパン!

バゲット、バタール…

種類がいくつもあり、香ばしい籠盛りの前で迷う、、、

100_2

キッシュ大好きな息子は、種類の豊富さに吸い寄せられる。

101_3

次々と焼き上げられる食パン。

102

おいしいパンでスタートする翌朝のことを思い浮かべるだけでも頬がゆるむ帰り道。

神戸のパン屋さんは、層が厚くハイレベルなんだろうな。

素敵なマダムやムッシュたちがお買い物される姿を眺めているだけでも心弾みました。

106_2

ビゴの店本店 芦屋市業平町6-16 0797-22-5137

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月22日 (木)

侘と雅

017_3

京都御所からほど近い楽美術館へ休日に、家人と行ってきました。

「楽と永楽そして仁清ー京の陶家「侘と雅」の系譜ー」展が催されています。

長次郎以来400余年、15代にわたる楽家、利休の侘茶の精神に根ざした楽茶碗。

西村宗禅以来400余年、17代にわたる永楽家、土風炉の制作から華やかな京焼へ転身、そして創始された永楽焼。

さらに京焼の原点といわれる野々村仁清の作品が飾られている今回の展覧会。

侘びの楽家と雅の永楽家。

茶の湯が取り入れてきた趣の異なる両家の世界、侘と雅の調和をたのしみ、さまざまな趣向に遊び心を見いだしてきた様子が垣間見られるようなひと時でした。

初代長次郎の鈍色の光を放つ楽茶碗の圧倒的な存在感と、仁清が茶碗に描いた帆かけ舟の洒脱さが印象に残った家人。

掌の上に広がるであろう無限の宇宙に想いを馳せるのは、異空間を旅する気分になります。

こぢんまりした美術館、いろいろなしつらえや迎えてくれる草花にとても和みます。

入り口のプリミティブな雰囲気漂う狛犬(?!)

012_2

「隣の楽家から今摘んできたばかり」、と仰られ目の前でいけてくださったロビーの青竹の花器の花。

花芯まで真っ白な木槿、祇園守と真紅の小さな水玉が鮮やかな水引、コントラストがとても鮮やかな花たちでした。

014_2

蓮が風に揺らめき、緑につつまれた庭をのんびり眺めました。

021_2

楽と永楽そして仁清ー京の陶家「侘と雅」の系譜ー 12月23日まで
楽美術館 京都市上京区油小路通一条下る 075-414-0304

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月21日 (水)

中秋節・その2

036_3

神戸の南京町、右見ても左見ても食べものがずら~り。

すれちがう人たちの手に持ったほかほか、つめたいスイーツも気になってばかり。

さっそく北京ダックをその場で削ぎくるりと皮で巻き味噌だれをぬってもらい握りしめました。

029_3

にらまんじゅう、餃子、春巻き、胡麻団子など気軽につまめるもの、

027

蒸し上がった豚まん、豚の角煮をはさんだトンポーロー、中華ちまき。

026

ぷりっとした海老餃子もお願いしてから蒸し上げてくれました。

そして、息子が大きながらがら回す福引きを見つけ、喜々として回し、2等賞2回を当てました。

店指定の食事券、ラーメンと飲茶を食べたら、もうお腹がいっぱい。

食べる気満々だった、豚まん、中華ちまき、トンポーロー、胡麻団子、マンゴーかき氷…

みんな横目で見ながらあきらめました(泣)

033

そして、エストローヤルの大きなシュークリーム。

ずっと以前に家人と頬張って以来、10数年ぶり。

シュー皮さくっと香ばしく、中にはたっぷりの生クリーム、カスタード、バニラビーンズ。

以前と変わらないあじ、食べたいが叶って嬉しかったな。

071_2

いちごやマンゴー、ラムネ、チョコレート、バニラ、抹茶のソフトクリームもありました。

あれれ、デザートは別腹?!

074_2

人で賑わい中華料理のお店がひしめく中華街を初めて歩いた息子、想像以上の活気にびっくりしていました。

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月20日 (火)

中秋節へ・その1

069_2

少し前のこと、学校の期末テスト前で社会の教科書を開き、鎌倉幕府の頃を眺めていた息子と私。

「平清盛は大輪田泊(現在の神戸港)を修築し日宋貿易を行いました。
日本からはいおう、刀剣、漆器などを輸出、さて宋からは何が入ってきたでしょうか?」

という質問に、「絹織物、陶磁器、宋銭、それから中華料理??!」と最後につけ加えた息子です。

中華料理が日本に入ってきたルーツを知りたい息子、テレビで見たことのある神戸の中華街、南京町とぱちりと回線がつながったようでした。
(中華料理伝来の道すじはいまだわからず、、、です)

連休に神戸の南京町をさっそく訪れてみると、中秋節が行われていました。

中国では、旧暦の8月15日に月を愛で収穫に感謝し、家族揃い円形に食卓を囲み満月のようなまるい食器で食事をし、またこの時期には月餅を親しい人やお世話になった人に贈る習わしがあるそう。

軽やかに身をくねらせ躍る龍舞。

064

行列の練り歩きもあり、爆竹の爆ぜる音もお祭りの気分を盛り上げてくれます。

092_3

あずまや。

043

046_3

024_3 

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月19日 (月)

豪華な競演

025_3

京都市美術館で始まった「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展 印象派 ポスト印象派 奇跡のコレクション」を訪れました。

「フェルメールからのラブレター展」も10月16日まで催されており、右の入り口はフェルメールへ、左はゴッホの顔、印象派へ、という豪華競演。

とても賑わっている京都市美術館です。

アメリカの首都ワシントンD.Cにあるワシントン・ナショナルギャラリーは、ひとりの銀行家・実業家の美術品受贈をもとに創設、今日まで所蔵品とその収集のための資金はすべて一般の人々からの寄贈で成り立っている美術館。

今回のコレクション展は、印象派からポスト印象派までどのように辿っていったのか、作家ごとに作品が展示されておりその軌跡を探っています。

また、「空前の規模で傑作集結!待望の初来日約50作品」と見出しにあるように、印象派、ポスト印象派のスター画家たちの作品が一堂に会しています。

クールベ、コロー、マネ、モネ、ルノワール、ドガ、ピサロ、セザンヌ、ゴッホ、スーラ…032_2

私の大好きなアメリカ人の女性画家メアリー・カサットの作品もたくさん展示されていました。

力強いタッチで描き、表情豊かに捉えている作品からは想像力をかき立てられます。

浮世絵の影響を受けたようなやさしい色合いの作品は今回初めて目の前にして感激しました。

118_4

リトグラフや素描の作品も多くあり、キャンバスに描かれている作品とは印象ががらりと変わり心惹かれました。

126_5

ワシントン・ナショナル・ギャラリー展 11月27日まで
京都市美術館 京都市左京区岡崎円勝寺町124 075-771-4107

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月18日 (日)

夜の散歩

222_3

月と一緒に歩く、そんな満月の夜にごはんを食べた後みんなで北山通りを散歩した日のこと。

夜の帳が降りたこの日の北山通り、京都コンサートホール前は大勢の人、人、また府立植物園はお月見コンサートがあったようでとても賑わっていました。

北山通りに最近アイスクリームカフェ「ハンデルス ベーゲンHANDELS VAGEN」がオープンしました。

お店の名前は、スウェーデンにある通りの名前からとか。

234

アイスクリームやソルベがずらりと並びます。

カップやコーンのサイズを決めたら、フレーバーはいくつ選んでもOK。

ますます迷ってしまいます。

225_2

バニラ、ミント&チョコレート、チョコレート、ストロベリー。

フレッシュな摘みたてミントが清々しいチョコミント、いちごの果実を感じるストロベリー…

軽やかさ感じるさわやかなあじわいなので、ボリュームたっぷりでもいくらでもお腹におさまっちゃいます。

Dsc02605

ワッフルコーンもお店で焼いてらっしゃいます。

できたての香ばしさとさくさく感が、アイスクリームを贅沢なスイーツに感じさせてくれます。

228_2

ピスタチオ、オレンジマンゴー、マカダミアキャラメルココナッツ。

ピスタチオのつぶつぶ入り、風味豊かな香ばしさおいしかった ♪

フィレンツェで食べたピスタチオのジェラートがずっと忘れられなくて、舌が記憶しているあのあじわいが基準、ついずっと追い求めています。

Dsc02609

真っ赤な壁に真っ赤なソファの置かれたお店。

コーヒーや紅茶などの飲みものの他にビールもメニューに書かれています。

散歩の途中につい立ち寄ってしまいそうです。

ハンデルス ベーゲン 京都市北区上賀茂岩ヶ垣内町95 スギサキビル1F東側 075-708-1166

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

マダムバタフライ

055_2

雨にもマケズ、昨日の庭のお客さん。

マダムバタフライ、たぶんマダム、雰囲気的に。

ヒメアカタテハという蝶。

秋に民家やよく開けた畑などで見かける種類です。

さっそく息子に捕まえられ、そして放されていました、学校帰りのかばんを放ったまま(とほほ)、、

昨日は京都駅の京都劇場で催されている劇団四季のミュージカル「魔法をすてたマジョリン」を学校から連れて行ってもらった息子。

ミュージカルのことを尋ねても、朝10時にみんなで食べた軽食(お弁当)のはなしや友達と一緒の帰り道のはなししかでてこない。

あとは蝶、蝶、蜻蛉…

芸術の秋よりどうやら食欲の秋、虫追いし季節のようです。

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho



|

2011年9月17日 (土)

百聞は一見にしかず

016_3

京都国立近代美術館で昨日から始まった「人間国宝 北村武資「織」を極める」展へさっそく行ってきました。

羽根のように軽やかで、触れればこわれてしまいそうな儚いこの上ない繊細さ、
糸の織りなす精緻な美しい織り、
光受けきらきら揺らめく金、銀のきらめき、
伝統的な柄がこんなに新鮮でモダンに映るなんて!

百聞は一見にしかず、ですね。

また展示の仕方がいろいろ工夫されており、わくわく感を高めてくれます。

大きな曲線を描く透明アクリルの上に織布が波打ち、
漆黒の部屋に上からいくつもの作品がつり下げられており妖しく煌めくさまをあじわえたり。
真っ白な部屋では朝洗い立てのような光を受け、生まれたての美しさを感じたり。

モダンアートを目にしているようなたのしさを満喫したひと時でもありました。

アトリウムの椅子に座り、岡崎疎水の翠、木々の緑をふんだんに浴び、観た後の余韻に浸りました。

011_3

階段を登る時、いつも出会うのが壁に映った平安神宮の鳥居とお向かいの京都市立美術館。

014_2

れんが造りの美術館の壁には、ゴッホやフェルメールの画が並んでいます。

そのまま市立美術館へ向かいました。

020_2

人間国宝 北村武資「織」を極める 10月30日まで
京都国立近代美術館 京都市左京区岡崎円勝寺町 075-761-4111

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月16日 (金)

今日から

110

今日から京都国立近代美術館で「人間国宝 北村武資 「織」を極める」展が始まります。

ひと足早い昨夜、オープニングに家人が伺わせていただきました。

北村武資さんは西陣で織りを学ばれ、初代龍村平蔵展を見て感銘を受け龍村美術織物に入社、その後ひとり立ちされた後は数々の賞を受賞され人間国宝に認定されています。

古代からの織物を復元し、伝統的で大変高度な技法を蘇らせ、さらにさまざまな技法を研究され北村さん独自の織り方を創り出されています。

そのひとつは、「羅金」、「透文羅」。

金糸を織り込んだ羅金、織りなされた透けた空間と糸で描かれている透文羅。

羅は、経糸4本を組織単位とし、1本の経糸が左右の経糸と搦みあって薄い編目状の生地を織成する技法。

その技法は古代から見られ、北村さんは中国前漢の羅を復元されるにとどまらず、素材や織り方に現代性を持たせています。

金色にきらきら光を放ち動きを持つ金羅は、目の前で見ると羅が輝いていてとても美しく、透文羅は淡彩であるからこそ洗練さを感じ、文様や織りの美しさが際立っていたそう。

094_2 

もうひとつは、「経錦」。

経錦は、羅と同じ紋織でより密度の高く光沢のある紋織。

大きさや使う糸の色数に制限があるため織り方に大変高度な技術を要する技法は奈良時代以降次第に衰えたけれど、北村さんは研究され、やはり蘇らせるだけではなく新しい技法をどんどん創り出されています。

106_2

097_3

複数の経糸の浮き沈みで地と文様を織りなすので、表面だけではなく裏面にも美しい文様と色彩構成が生まれるそう。

099

家人が持って帰ってきた図録を眺め、話しを聞かせてもらっているのですが、実際に目の前で観ると織りの美しさや立体感、糸の光沢、生地の持つやわらかな素材感、みんな感じるよ…

ということで今すぐにでも観に行きたくなっている夜です。

101_3

人間国宝 北村武資「織」を極める 展 10月30日まで
京都国立近代美術館 京都市左京区岡崎円勝寺町 075-761-4111

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月15日 (木)

新しいお客さま?!

089_2

庭に新しいお客さん ♪

また同じ野萱草に。

今度はアキアカネのメス。

オスが目に鮮やかな真っ赤な胴体だったのにくらべ、メスはしましまの阪神タイガース模様。

生物界によくみられるように、オスの方がずいぶんと派手ですね。

産卵のために昼間は一緒にいるオスとメスも夕方はそれぞれで過ごすらしい(図鑑から)。

日を変え、それぞれ休憩?!そもそも夫婦なのか??

それにしても、ぐぐっと思いっきり近づいても飛び立ちもせず。

これじゃあ、網をいつでも取れるよう置いている息子が帰ってきたら捕まっちゃうだろうなー、と眺めた昼下がりでした。

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

東北の手仕事を

008_3

寺町通りの「ギャラリエヤマシタ」で「暮らしのクラフト ゆずりは」さんによる企画展「東北の手仕事展」が催されています。

青森の十和田湖畔のお店は、店主である田中陽子さんが青森、秋田、岩手の3県をはじめ東北の手仕事の品々ー「日々の暮らしで使っていただけるもの」をテーマに集められていらっしゃるそうです。

今回の震災で、東北のきものや帯などの作り手の方々もとても厳しい状況に置かれていらっしゃる、手のぬくもりのある美しい工芸品を手に取れなくなってしまうなんてほんとうに忍びない、なんとかならないか…と家人の口から聞いていたところでした。

ギャラリーに入ると、繊細な絣が織り出された端正な雰囲気の山形の白たか織(御召)、ざっくりした風合いのぜんまい紬、強い撚りがかけられ独特の立体感がたのしそうな鬼しぼ御召…

ふっくりした織りのぬくもりにつつまれるのっていいな、機織りの音が聞こえてきそうでした。

また曲げわっぱ、南部鉄瓶、あけび蔓やぶどう蔓で編まれた籠、木のカトラリー、寄せ木の細工、桜皮細工、浄法寺塗のうつなど、暮らしの品々いろいろ。

自分用に買ってきたのは、紫紺のかわいらしいこぎん刺しの小物入れ。

何入れようかな。

105

青森のブナの木のうつわ、軽やかでスタイリッシュ。

いただいた葡萄とマスカットをさっそく盛ってみました。

東北の大地が育んだ美しい手仕事を日々手に取ることができ、自分のできることなどほんの心ばかりだけれど震災で被災された方の心に少しでも添わせてもらいたいと思い、帰路に着きました。

114_2

東北の手仕事展 9月24日まで
ギャラリエヤマシタ 京都市中京区寺町通三条上る 
暮らしのクラフト ゆずりは 青森県十和田市十和田湖畔休屋48 0176-75-2290

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月14日 (水)

与 勇輝 展

004

京都高島屋で催されている「昭和・メモリアル 与 勇輝 展」を観てきました。

頭の先から指先、視線の先まで生命が宿るような人形を造られる与 勇輝さん。

遠のいてゆく昭和を懐かしみ製作されたものとこれまでの代表作、100点が展示されています。

8歳の頃に終戦を迎えた与さんが自らの記憶を残そうと製作された人形たち。

じっと上を睨む少年、夕焼けにたたずみ寄り添う兄妹、靴を磨く子ども…

子どもたちの表情から戦中、戦後の風景を感じ、与さんの心象風景を見るようでもありました。

また、与さんが人形製作当初からこだわられている衣装は目を凝らしたくなります。

絣や縞のきもの、ぐっとミニュチュアの大きさの柄に織られていて、リアルさに驚きます。

009_4

昭和・メモリアル 与勇輝 展 9月26日まで
京都高島屋にて

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

 

|

2011年9月13日 (火)

少しずつ

014_2

今日も同じところに見っつけ ☆

庭のすみっこの野萱草の蕾みにぶら下がっているところを、今日も学校から帰ってきた息子に捕らえられました、あーあ。

きのうも、その前もこんなに簡単に捕まっちゃったのにまたおんなじところきてバカだなぁー、また明日もいたら捕まっちゃうゾ~、

と放たれていました。

同じアキアカネだとしたら、そうとうのんびりしています。

「蜻蛉や何をわすれてもとの杭」

と正岡子規が詠んでいるくらいだから、同じ場所にじっととまっている習性があるんでしょうか。

雄はおとなになるとからだの色が橙から赤に変化し、産卵する場所を探すそう、

なんて言っていたら、目の前の葉郡からはバッタが飛び出しました w(゚o゚)w

秋と夏が毎日行ったり来たり、むし暑い日でした。

でも空は高いし、夜空に月もあたたかな光をたたえてる、少しずつ秋、ですね。

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

十五夜

108_3_2

月がきれいです。

空が群青色に澄み渡り、乳白色のくっきりした輪郭に模様が描かれた月浮かび上がっています。

涼やかな虫の音に耳を傾けながら、月光を浴びパソコンに向かう気持ちのよい夜です。

昨日は中秋の名月。

095_5

月見だんごをいただきました。

「亀屋友永」の月見だんごは、お餅がほっくりおいしく餡が上品なあじわい。

好きな和菓子でリクエスト、家人が買ってきてくれました(6つも!)。

関西の月見だんごは秋の収穫に感謝を捧げる芋名月にちなみ、こんなかたちです。

くるりとかけられた餡は、月にかかる雲を表しているそう。

104

息子は、卵色(中に白あん)、白色(中に餡)のかわいらしいまん丸の月見だんごを給食の時間に頬張ったそう。

妹の住む名古屋ではお月見どろぼう、という風習があるそうで「お月見くださいな~」「お月見どろぼうでーす」と家々をまわるとお菓子がもらえるというもの。

姪は友人と喜んで出かけ、妹はお菓子を途中で買いに走る盛況ぶりでたのしいイベントだったようです。

そんなはなしに和んだ十五夜でした。

亀屋友永 京都市中京区新町通丸太町通南入る 075-231-0282

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月12日 (月)

秋のあじ堪能

017_3

京都ブライトンホテルの和食「蛍」へ秋のあじわいをたのしみに、お昼に。

松茸と菊花のおひたし、いくら寿司、揚げ湯葉、ぎんなん、トウモロコシ豆腐の先付。

ボリュームたっぷりの土瓶蒸しの中身は、松茸、鱧団子、海老団子、シメジ、舞茸、ぎんなん…

ひとつひとつの素材のあじが引き立ち、おだしのあじに舌鼓を打ちました。

022_3

鯛とマグロのお造りをいただいた後に、

根来のかわいらしい片口のうつわは、鹿ヶ谷南瓜の練りもの、茄子、万願寺唐辛子、湯葉あんかけ仕立て。

030

うっほほーとかぶりついたのは、松茸の天ぷら。
香りがふんだんに詰まり歯ごたえも美味。

鮭の西京焼き、ふっくら感、これくらいの漬かり具合好きでした。

031

目の前にぐつぐつ煮えたぎる鉄鍋の登場。

蓋を開ければすきやき ♪

鱧、松茸、薄切り玉ねぎ、水菜、葱、ひと鍋で季節を満喫しました。

041_3

045

土鍋で運ばれてきた松茸ごはん、お焦げは争奪戦でした。

051

ココナッツミルク仕立てブランマンジェ、スイートポテト、梨、マスカット。

薄茶柿の練りきり菓子も。

059

季節の旬、少し先取りを五感で堪能、ひと皿ひと皿に深まってゆく秋の姿を見るよう。

きめ細やかなサーヴィスのなかゆるりと過ごすひと時もごちそうでした。

京都ブライトンホテル 京都市上京区新町通中立売通(御所西) .075-441-4411

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月11日 (日)

名残の

157_2

夏おいしい魚で思い浮かぶのは鮎と鱧。

なかでも鱧は、スーパーマーケットの店先で手に入れることもでき京都へ来てから身近に感じられるようになった魚です。

鱧は6、7月から見かけるようになり、祇園祭の時には鱧食べなくっちゃというくらい祭りの風物の食べものです。

魚の手に入りにくい京都へ、生きたまま鮮度よいまま運んでくることができることと、夏の貴重なたんぱく源、生命力の強い魚は暑い夏に精をつけるものだったようです。

さて夏が終わってからも名残の鱧、10,11月頃までまだまだあぶらがのっておりおいしくいただけます。

昨日、京都ブライトンホテルの和食「蛍」でお昼ごはんをいただいた時におみやげにいかがですか?とごはんは食べた人だけお願いできる鱧ずしを夜ごはんに。

細やかな骨切り、ふっくらした鱧、ぱりっとした海苔で巻いて、生姜といっしょに、ぱくり。

あ~、おいしい ☆

163

こちらはその時いただいた松前漬け。

スルメイカ、昆布のこっくりしただしに数の子、しゃきっとした胡瓜がからみ、新鮮さをぽりぽり。

箸がとまらない、、、

168_3

お昼ごはんで秋を心ゆくまで秋を満喫し、家で夜も。

明日は中秋の名月、2日ほど早いけどほぼ満ちた月を愛で過ごした夜のおいしいひと時でした。

170 

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月10日 (土)

用の美を

008_3

京都文化博物館で「帰ってきた江戸絵画ーニューオリンズ ギッター・コレクション展」を観た後、3階で催されている「新天地を求めた京焼ー清水焼団地五十年の歩みー」を観ました。

清水焼は、清水寺に通ずる何本かの通りに多くのやきもの屋があったところから、明治の頃から清水焼と呼ばれるようになったそう。

京都でつくられてきたやきものは公家や武家、上層町衆、寺院、茶家などの需要に応え、雅やかで美しく華やかで繊細このうえないものが次々と生まれていったことがわかります。

今回の展示では、仁清、乾山などの京焼の名品とともにその歴史を辿り、工程過程もわかりやすく製作道具とともに(道具だけでも素晴らしく繊細で美しい!)、また現在活躍されている作家さんのものも多数展示されていました。

さて、ここでいただいた「清水焼の郷まつり」のパンフレットに心躍ってます。

10月14日(金)、15日(土)、16日(日)に清水焼団地にて催されます。

大陶器市はもちろん、夕刻には陶灯路、茂山良暢さんの狂言、利き茶「茶香服」体験、ろくろ体験、イノダコーヒーさんなどのおいしいほっとひと息もあり…と盛りだくさんの3日間のようです。

この数年、家族みんなで陶器市でうつわを選ぶのがたのしみになっていて、それは誰がいちばんに気に入ったネ、なんて囲む食卓は愛着もおいしさもひとしお。

今年はさてさて!

昨夏に選んだうつわに洛匠さんの草わらび餅を盛ってある日の夜ごはんの後に。

奥に覗く湯呑みはとっても気に入っていたのに欠けてしまいました(泣)

日々使ってこそ、と思うけれど気に入っているものから失ってしまうのはナゼ?!

10月前からすでに勇み足です ♪

193_2

新天地を求めた京焼 展 9月19日まで
京都文化博物館 京都市中京区三条高倉 075-222-0888

清水焼の郷まつり 10月14、15,16日 清水焼団地にて

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月 9日 (金)

永遠の一瞬

003_2

「この世は舞台、人はみな役者である(男も女も役者にすぎない)」ということばをシィクスピアは「お気に召すまま」のなかで言わせています。

そのことばが、それぞれの舞台の上できらりと輝く一瞬がきらきら詰まっている、と読み取りたくなるようなあたたかな気持ちにさせてくれたのが「一瞬の劇場 エリオット・アーウィット展」。

巨人の足もとに迷い込んだミニュチュアのような犬。

ユーモラスな大きなポスターが迎えてくれるのは、八坂神社すぐ近く、祇園にある何必館・京都現代美術館です。

エリオット・アーウィットは、世界的人気を誇るアメリカ在住の写真家。

エリオットは25歳の若さでロバート・キャパの推薦で写真家集団マグナムの一員となり、ホワイトハウスへのパスをぶら下げフォトジャーナリストとして社会的な出来事を、またある時は著名人を時の風のように捉えています。

(マグナムとは、第2次世界大戦の2年後にロバート・キャパやアンリ・カルティエ=ブレッソンなどにより設立された写真家集団)

ケネディ大統領の葬儀でのジャッキー、握手を交わすニクソンとフルシチョフ、ほおづえをつきリラックスのマリリン・モンロー、地下鉄の通気構からの風にスカートを舞上げられるマリリン、斜め彼方を見上げるチェ・ゲバラ…

歴史の一瞬を大胆に、その時の空気までがぴりりと伝わってきて自分がその場に居るように感じます。

007_4

今回の展覧会でぐっと焦点を当てられていたのが、エリオットの捉えたに何気ない日常の一瞬。

サイドミラーに映る仲睦まじい恋人、静かに海辺を眺める老夫婦、自転車の荷台に腰掛け振り向く少年…

写真家の優しいまなざし、独特なユーモアと哀愁の漂う1枚1枚に、それぞれの人生というストーリーが垣間見え、永遠の一瞬が鮮やかに輝きのなかに閉じこめられている。

1枚1枚の一瞬が愛おしくなる、そんな心あたたまるひと時でした。

005_2

エリオット・アーウィット展 10月23日まで
何必館 京都市東山区祇園町北側 075-525-1311

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月 8日 (木)

花街で愛されてきたあじ

019_2

大きな氷が泳ぐ漆器の器からくずきりをすくい、黒蜜にたっぷりからませつるつる~ ♪

「鍵善良房」といえば黒蜜のくずきり!

喉をすべり落ちてゆく涼味がたまりません。

祇園の花街にあり江戸時代から創業のお店、螺鈿製の信玄弁当の器を模したもので供され、祇園に遊ぶ文人、墨客、通人、粋人に好まれたのがくずきりの広まっていった始まりとか。

そんな粋で優雅なストーリーに思いを馳せました。

そして、くずきりを待つまでにいただく和三盆の干菓子、菊寿糖。

さらさらとした口溶けでお上品なあじわいは大好きなあじ、ほっとおいしいひと息をつかせてくれます。

010_4

お店に掲げられている菓子の木型、当時が思い起こされる螺鈿製の器、小さな引き出しひとつひとつに菓子をおさめたという李朝の箪笥、民芸のうつわ…

歴史の詰まった空間の店先で、つかの間のタイムトリップ ☆

023_2

028

鍵善良房 本店 京都市東山区祇園町北側 075-561-1818

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月 7日 (水)

里帰りの絵画展

010_3

京都文化博物館で始まった「帰ってきた江戸絵画ーニューオリンズ ギッター・コレクション展」を観てきました。

007_3

ニューオリンズのギッター・イエレン財団所蔵の江戸絵画が初のお目みえ、本格的な里帰である今回の展示会。

ギッターコレクションは、江戸期を中心にした美術の収集家として知られる眼科医ギッター博士と妻イエレン女史が40年あまりかけ収集してきたコレクションです。

ギッターさんが日本に軍医として来日している時に日本美術に魅了されてゆき、日本美術の「純粋、シンプルで、素朴な」美しさに魅せられたそう。

このコレクション展のおもしろさはギッターさんの目にかなうものが集められているということ。

ギッターさんは先入観を取り払うため文字に頼らず(日本語はそのために学ばず)、ギッターさんが心に響いたものや目で捉えられたもののみがコレクションにあります。

江戸絵画を代表する与謝蕪村や池大雅、伊藤若冲、俵屋宗達、酒井抱一…

若冲の見事な達筆な線で描かれた絵はお茶目でユーモラスな表情がのぞく世界のものばかり、

長沢芦雪は輪郭のない月がふわりと浮かび竹が静謐さを湛えて、

俵屋宗達は琳派の華やかあでやかさより、今にも飛び立とうとしている鴨にシャッターを切ったようなダイナミックな構図で、、、

日本美術の魅力や奥深さをひとあじもふたあじも知らなかった面から眺めることができ、新鮮な風を受けるような絵画展でした。

帰ってきた江戸絵画ーニューオリンズ ギッター・コレクション展 10月16日まで
京都文化博物館 京都市中京区三条高倉 075-222-0888

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月 6日 (火)

夢をみる

097_7

昨日、息子の学校に科学者である益川敏英先生がいらしてくださいました。

子どもたちに理科の授業をしてくださった後お話しをしてくださり、その時間は親も伺える機会に恵まれました。

その帰り道、道ばたにそっと咲いている露草があまりに清々しく力強く目に映ったので、、、

益川先生がノーベル賞を受賞された時に、
海外渡航が初めてで英語は苦手だから、と日本語でスピーチをされたこと、
純粋な学問の追究こそが目的であり、ノーベル賞受賞が目的ではない、

など歯切れよくこぼれる言葉は「益川語録」と連日報道されたのは記憶に新しいところ。

世界を舞台に活躍される芸術家やノーベル賞を受賞されるような人は海外で学ぶ人ばかりだなー、という先入観をなんとなく持っていた私にとってとても耳に残る言葉で、講演を拝聴できる機会は心待ちでした。

「学ぶこと」という題でお話しくださったなかでとても印象に残ったのは、3つのこと。

学ぶ、ということは新しいことを知るということばからきている、それはとてもたのしいことである。
(それがほんとうに心ときめくワクワクすることのように話される)

失敗は新しいことがわかったこと、なぜ失敗したのか分析することが成功につながるから挫折は感じたことはない、とすごく力強く語られたこと。
(そのポジティブさに皆息をのんだ)

今から将来の夢を決めて未来の可能性を狭めてはならない、たくさんのことを経験し何でもやってみて決めてゆくべきでその中で見つけたたのしいと思えることを突き詰めてやる方がよい。
(どうしたらノーベル賞がとれるような人になれる?という子どもの質問にお答えになられて)

6年生の子どもたちを前に、同じ目線に立ってくださり、ユーモアを交えながら真剣にひとつひとつお話しくださる姿は未来を担う子どもに、という気持ちがひしひしと感じられ、力強さと清々しさをいただく思いでした。

1,2時間目は理科の授業、3、4時間目は講演、給食も一緒に召し上がられ、まだ子どもたちの質問に答えられたそう。

子どもたちに夢をあたえてくださったことに、私まで夢をみる思い、とても感謝の1日でした。

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月 5日 (月)

雨の日の過ごし方

039_2

週末の自転車台風に備え、いく日かこもっても家の中で過ごせるよう10月のリスのように食料を買い、DVDを借り本を抱え準備をしていました。

そして息子と作ったのは家族みんなが好きな焼売。

お手本は西陣にある小さな中華料理店「美齢(めいりん)」の焼売です(写真は全部以前伺った時のものです、以下も)。

ほんのり黄色いのはワンタンの皮を使っているから。

肉のうまみをジューシーにダイレクトに感じられるのはこの薄さにある、と家でもワンタンの皮で包みます。

生姜がまろやかに効き、葱、筍の食感がたのしい焼売を空気の入らないように包んでゆく作業は、時間制限もないし、ゆったりした雨の日の過ごしかたになかなかよいです。

BGMが息子の口づさむエグザイルの「I Wish」(運動会の組体操の歌らしい)で「アイ ウィッシュ、アイ ウィッシュ フォー ユー♪」がエンドレスで続くので(そこしか知らないよう)リズミカルで軽やかなこね具合、ふわりとした包みになりましたcoldsweats01

美齢へ行くと好きなメニューがいくつかあり、棒々鶏もそのひとつ。

蒸籠でふっくら蒸し鶏を作り、少しピリリと辛いピーナッツの入った胡麻だれも美齢のあじを思い起こしながら家で作りました。

なにせ、時間はたっぷりありますから、、、

033

ぱりっと香ばしく中からとろりとした筍や葱、豚肉をはふはふいいながら頬張る春巻きも美齢へ行ったら欠かせない。

038_2

季節の野菜と海鮮の炒め物も、野菜がこんなにシャキシャキしていておいしい!といつも嬉しくなってしまうひと皿。

家では、北海道へ行った時買ってきた干し貝柱でだしをとり、シャキシャキ野菜でスタンバイしました。

042_2

フリッター仕立てにしてある酢豚も、家で真似て作ります。

あっさりめの甘酢もお手本。

045

息子が大好きなエビチリは四川山椒が入っていてかなり辛い、けど作って欲しいリクエストナンバー1。

なのに家では、いまだにこんなふうにキレあじがよく白いごはんにのせたくなるコクがでません。

048_2

蟹とレタスのパラパラ焼飯も〆にいつもいただきたくなるひと皿。

053

美齢を訪れたのは、自転車で夜風を切って出かけるのが心地よかった7月のことでした。

だいぶ前から予約をしておかないと席がとれない人気のお店なので、最近はなかなか訪れることができず、、、(泣)

以前訪れた時の写真からあじを思い出し、キッチンで過ごしたひと時でした。

美齢 京都市上京区黒門通元誓願寺上る寺今町511 075-441-7597

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月 4日 (日)

食べもので重ねる記憶

073

雨まじりの夏休みおしまいに、名古屋で妹と姪に会った時のこと、お昼ごはんのひと時をガレットのお店で過ごしました。

そば粉のクレープ、ガレットは、以前妹の家でおしゃべりしている目の前で手際鮮やかに作ってくれ、あつあつカリカリを頬張った楽しい記憶の詰まった食べものです。

今回は妹の家を訪れる時間がなかったので、それじゃあガレットのお店へ行きたいと妹にリクエスト、名古屋タワーズプラザ「ブレッツカフェ クレープリー」へ。

フランスが本店のお店だそうです。

夏野菜のガレットは、ズッキーニ、茄子、トマト、サラミ、ハム、オリーブ、そして半熟卵。

外側はかりっと音の鳴る香ばしい生地、中側はふわっとやわらかで、ちがうあじわいがいくども頬張ることができ、ボリュームたっぷり。

アボガドと生ハムのガレットは卵がのっていないので、ぺたんとした生地に。

079

息子と姪が口のまわりをチョコレートまみれにして(昔のマンガのどろぼうみたいな顔になって!)夢中でフォークを動かしている光景を、妹と並び笑って眺めたバニラアイスとチョコレートのクレープです。

085_5

昨日妹や姪に台風の心配をしてもらい、笑ってばかりいた夏のひと時がおいしい記憶とともに蘇ってきました。

大型でなかなか通り抜けない台風、大きな被害に胸が痛いです。
これ以上被害が大きくなりませんように。

086

ブレッツカフェ クレープリー名古屋タワーズプラザ店 名古屋タワーズ13階

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月 3日 (土)

“日本一おいしいウーロン茶のような”…

107_4

「“日本一おいしいウーロン茶のような”(村上春樹さんコメント)エッセイ集」、

とカバー帯に書かれている村上春樹著「おおきなかぶ、むずかしいアボガド 村上ラヂオ2」。

雑誌「アンアン」に掲載されているエッセイが1冊になったもの。

いつも本屋さんの店頭で村上さんのエッセイページを開くのを心待ちにしているので、1冊の本になって、というのは別のプレゼントのようで至福 ♪

画家ジョージア・オキーフはなぜパイナップルの絵を描かなかったのか、
シーザーズ・サラダの正しいつくり方、
あざらしの口づけってどんなあじ?!
究極のジョギング・コースって?

思わずくすくす笑ってしまうユーモラスな語り口、1ページ1ページを読み終えてしまうのが惜しくて大切にいとおしくめくります。

そのエッセイの内容とともに脳裏に深く刻まれるのは、大橋歩さんの挿絵。

美しくシンプルな線で描かれた銅版画はキュートな表情にあふれていて、すごい吸引力で引き込まれます。

昨日一乗寺の本屋「恵文社」に立ち寄ったら、10月11日から17日までギャラリースペースで、「おおきなかぶ、むずかしいアボガド」の大橋歩さんによる挿絵版画の展示販売が行われることを知りました。

10月、待ち遠しいナ~

015_4

恵文社 京都市左京区一乗寺払殿町10 075-711-5919

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月 2日 (金)

おごそかな旋律

008_2

9月1日から中信美術館で「江里佐代子の伝言ー康慧とともに造った荘厳の世界ー」展が始まりました。

江里佐代子さんは截金(きりかね)という金彩工芸の分野で人間国宝に認定され、2007年に62歳の若さでフランスの地で急逝されるまで精力的に活動されていました。

019_2

截金は、金箔・銀箔・プラチナ箔を数枚焼き合わせ、細く直線状に切ったものを筆と接着剤を用いて貼ることにより文様を表現する伝統的な技法です。

古くは紀元前300年頃のヘレニズム時代の頃のガラスにほどこされており、日本には仏教の伝来とともに伝わり、仏像や仏画を装飾する技法として発達しました。

法隆寺の玉虫の厨子などにも見られ、平安時代に仏教美術の隆盛とともに発展しましたが、その後すたれてしまいました。

江里さんは京都の日本刺繍工芸を営む家で生まれ育ち、仏師である江里康慧さんと結婚され仏像を彩る截金に魅了されたそうです。

021_2

江里さんは、仏像にほどこす荘厳技法を私たちの身近な工芸品ー飾筥、棗、衝立、屏風、装身具などーとしてよみがえらせ、広く世に知らしめました。

そして、芸術として昇華した美しい世界は多くの人を虜にしました。

017_3

江里さんの作品からものづくりへの刺激をとてもいただく、という家人の持っている画集や作品集を私も時折眺め、繊細で光煌めく美しい天上の世界に虜になっています。

018_3

この展覧会の催されている中信美術館は京都中央信用金庫が営む美術館。

京都御所のすぐ近く、美豊からも歩いてほど近くです。

こぢんまりしたモダンな個人宅が美術館になっている、という感じのたたずまい(入場料無料)。

006_2

昨日は、作品を見終わった後で3階の図書室でコーヒーをいただき(こちらも無料で!)やわらかい光の射し込むテーブルで江里さんの作品集や本棚の日本画集や海外の美術集をゆっくり眺めました。

(図書室は不定期で開放され、喫茶サービスもその時にあるそうです)

013

江里佐代子の伝言ー康慧とともに造った荘厳の世界ー展 10月16日まで
中信美術館 京都市上京区下立売通油小路東る 075-417-2323

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2011年9月 1日 (木)

はさみ1本に宿る息吹

Mahou_hasami

美術館「えき」KYOTOで今催されている「魔法のはさみー今森光彦の切り絵美術館ー」展を観てきました。

今森光彦さんは琵琶湖畔に在住でらっしゃる自然写真家です。

里山をテーマにした写真作品は高い評価をされており、海外でも活動されています。

小さい頃から、お母さんの裁縫箱のはさみで昆虫を切り絵にしていた、という今森さん。

昆虫や動物の表情の生き生きしていることといったら!

はさみ一本から生み出される自然界のものー昆虫、動物、植物、葉っぱの葉脈の1本1本にまでーに命が吹き込まれているような躍動感に溢れていました。

精緻で美しい曲線で彩られる作品は、立体的で切り絵であることを忘れてしまうほど。

ひとつの景色が広がると錯覚してしまう作品は、写真家である目から紡がれるものでもあるのでしょう。

085_4

今森さんが切り絵をされている様子がビデオで流れていました。

緑豊かな窓際で引き出しもない机と椅子、手にあるのははさみ1本と紙のみというシンプルさ。

手のひらからこぼれ出る作品は、今森さんが息吹を与えられたいきもののようで、何より今森さんの少年の心を映し出す鏡のようでもありました。

092_3

子どもの夏休みが少し前に終わり、やっと大人の夏休みのはじまり~。

おおらかな自由の翼にのったような気分にさせてくれる展覧会は元気をくれ、はじまりにぴったりでした。

魔法のはさみー今森光彦の切り絵美術館ー 9月5日まで
美術館「えき」KYOTO JR京都伊勢丹7階隣接

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

« 2011年8月 | トップページ | 2011年10月 »