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2011年7月 8日 (金)

高畑サロン

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旧志賀直哉邸は、春日大社のせせらぎの小径を抜け築地塀が道なりに続く奈良の風情たっぷりに感じられる高畑にあります。

志賀邸に文人や画人たちが集ったところから、「高畑サロン」と呼ばれたそうです。

家は数寄屋造り、池や庭がどの部屋からものぞむことのでき、緑と光を感じられる住まいはとても明るい。

この家で志賀直哉は「暗夜行路」など数々の著作を執筆。

書斎が置かれたのは北窓、日陰の光の当たる部屋。

1階のこの書斎からは蛙鳴く池や庭園がのぞめ、2階の書斎からは若草山や春日山がのぞめます。

すぐ近くの新薬師寺、そして東大寺や興福寺の鐘の音も聞こえてきたんだろうな。

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お茶室もありました。

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光がさんさんと降りそそぐサンルームと食堂。

芝生の庭がのぞめ、石張りの床、革張りの大きなベンチのソファ、丸いテーブル、中国様式のダイニング、カウンター式の出窓。

とてもモダンでハイカラなことに驚きます。

武者小路実篤、谷崎潤一郎、小林秀雄、中村義夫、梅原龍三…

刻まれた高畑サロンに集った人たちの名前を眺めると、よき時代の香りが漂ってくるようでした。

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旧志賀直哉邸 奈良市高畑大道町1237-2 0742-26-6490

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

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