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2011年6月29日 (水)

フェルメールからのラブレター展

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京都市美術館で始まった「フェルメールからのラブレター展」を観に行ってきました。

17世紀オランダにおけるコミュニケーションのあり方に注目し絵画を捉えようとする今回の展覧会。

人びとのやりとり、しぐさ、視線、表情や家族の絆や家族の空間、職業人(教師や科学者や弁護士など)の学術的コミュニュケーション、そして手紙。

オランダを代表とする画家たちの描いた当時の人びとの日常生活の一瞬からは、さまざまな「物語」が読み解かれる、というちょっとおもしろい試みです。

物語を開いてゆく鍵として、作品に散りばめられた壁にかかった絵画や地図、楽器や日用品に目を留めながら観るのも謎解きのようなたのしさがありました。

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フェルメールの作品は、「手紙を書く女」、「手紙を読む青衣の女」、「手紙を書く女と召使い」の3点。

一瞬の光のなかで捉えられたフェルメールの世界に惹き込まれます。

また、フェルメールの愛しこだわった青、彼の残した作品の半分以上に使われフェルメール・ブルーはラピスラズリが原料。

遠い海を越えてしか手に入らぬ原料は稀少で金より高価であり、彼はふんだんに作品に使っています。

フェルメールがつくりあげた作品たちは、時を経て私たちの心に届く彼からのラブレターのように感じました。

フェルメールからのラブレター展 10月16日まで
京都市美術館 京都市左京区岡崎円勝寺町124 075-771-4107

美豊は、今日水曜日はお休みをいただいております confident

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

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