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2010年10月14日 (木)

モンマルトル、パリの散歩道

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京都駅の「えき美術館」で催されている「モーリス・ユトリロ」展。

ユトリロといえば、白いパリの街角風景を描いた画家のイメージ。

建物の風合いを出すために厚く重ねられた絵の具にはユトリロが愛してやまなかった漆喰、そして石灰、鳩の糞…さまざまなものが混ぜられているそうです。

忙しい母がいない孤独を紛らわすために、いつも漆喰と遊んでいた、そんな生い立ちとユトリロの乾いた静謐な画は結びつけて語られることが多いよう。
(母ヴァラドンは、画家でルノワールやロートレックの画のモデルにも)

とても鮮やかで人が登場する画が多く展示されていた今回。
白い画家の別の顔に目を見張りました。

明るく軽快で鮮やかな画はアル中であったユトリロの1杯のワインとその場で換えられたとか。

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画家の生き方とともに語られてしまいがちな作品だけれど、
白い静謐なパリの街、色鮮やかに描かれたカフェやモンマルトルの丘の石畳をコツコツ響かせて歩く散歩道にいざなってもらうようでした。

モーリス・ユトリロ展 10月17日まで
美術館「えき」KYOTO 京都伊勢丹7階隣接

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

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