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2010年8月21日 (土)

あふれる遊び心

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楽美術館で8月29日まで催されている「貝殻・魚・花葉・動物ー様々なデザイン、器の造形ー」展を訪れました。

親子で見る展覧会、と名打たれたシリーズはこの数年毎夏催されており、わくわく感に満ちています。

楽家歴代のさまざまな表情の獅子香炉が迎えてくれる入り口、虎、申、狸、みみずく、兎、鶴などの動物たち、魚、貝が彩る海辺の風景、四季を散歩する気分になる草花の器、十二支の香合…
日常がたのしくなる遊び心にあふれた作品たち。

語りかけるようにひらがなで書かれている作品説明、手でふれることもできる美術館は、親しみ深さをあちらこちらに感じます。
心地よく心豊かに感じた夏のひと時でした。

そして、随所のしつらえにいつも心奪われます。
こぢんまりしたこの美術館の佇まいが好き。
玄関のバリの石の器にはむくげ、花の色が涼やか。

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金みずひきのかわいらしさ!もう初秋感じました。

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夏の庭。
すぐ隣は楽家。
この美術館の場所は昔は土を干す場所だったそうです。
夏の暑い季節は、土はすぐに乾いてしまうから器つくりはできない。
土の採取や釉薬になる石(黒い楽茶碗は鴨川の石からだそう)を砕く作業が行われるそうです。
一子相伝でおしえる、ということはしない。
居職が同じ場所にあることから、小さな頃から手で触れて自然に感じながら自分で考えてゆく。
そんなふうにつくられてきた400年あまりにわたる楽家の器、時代を越えた斬新さはこんなスピリッツに支えられているんだなぁ、と知りました。

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「貝殻・魚・花葉・動物ー様々なデザイン、器の造形ー」8月29日まで
楽美術館 京都市上京区油小路中立売上る 075-414-0304

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

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