« 大和路散歩 | トップページ | 円山公園の向こうに »

2009年11月13日 (金)

異形の仏師

ぼぉーっと本屋さんの中を歩いていた時、ぽーんと目に飛び込んできたのは「歓喜する円空」梅原猛著。
この目尻の下がった微笑んでいるような柔和な顔に思わず見入ってしまいました。

084

12万体もの異形の神仏像を彫ったという江戸の仏師、円空。
時の権力者の庇護を受けることもなく、生涯に渡りなぜこんなに木仏をつくり続けたのか残されたものからどんな心の変容が読み取れるかが、梅原猛氏の生い立ちと重ねながら描かれていました。

今、京都駅の「えき美術館」で「円空・木喰展」が催されています。

137

荒々しく強く残された鑿あとにデフォルメされた仏像、ライティングや見る角度により全く異なる表情に圧倒されながら、この仏像たちの置かれているところをすごく見てみたくなりました。
微笑みの向こうに、心の拠りどころを探し続けた円空の孤独が透けてみえるようでもありました。

円空仏の後に並ぶ木喰の像は、赤銅色のやわらかな笑みをたたえた丸みある像でとても和やか。
62歳で造り始めてから93歳までに2千体もの造像をし全国を行脚したそうです。

駅の喧騒と遮断された異空間。
京都駅を通られたらぜひ!

「円空・木喰 展」11月29日まで
美術館「えき」 JR伊勢丹7階隣 075-352-1111

diamond 墨色に華紋がぽんっぽんと。

106

墨色に銀糸の華紋が映える名古屋帯。
お行儀よしの顔にも、にもおしゃれ顔にも表情がおたのしみいただける帯です。
美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

« 大和路散歩 | トップページ | 円山公園の向こうに »

美術館・博物館」カテゴリの記事