« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »

2009年9月の31件の記事

2009年9月30日 (水)

329メートル

11439

標高329メートル。
岐阜の金華山山頂にある岐阜城から眺めた岐阜の街。
ゆったり蛇行する長良川が大らかさ感じさせてくれます。

妹たちと登りました。
「山を登った感じがすると思って♪」と選んでくれたコースは、太古は海の底だったことが一目瞭然の岩肌ムキムキ原生林コースでした。
(しんどいことは敢えてしないのに…なんて言いながら登ったらちょっとアスレチック感覚でたのしいコースでした、帰りはロープウェイで3分で下山!)

11426

険しい山に屹立する岐阜城は鎌倉時代に建てられ、下克上大名のまむしの道三(僧侶から油商人、そして大名っていうのもスゴいです)や信長が居城していたところ。
整備された道のなかった時代には、さぞや堅牢な守りだったろうに、と想いを馳せました。

以前からいつか登ろうと言われている924メートルの京都の愛宕山は金華山の3倍!
うーん、決心が鈍ります…

美豊は、今日水曜はお休みをいただいております confident

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月29日 (火)

晴耕雨織

京都御苑北の相国寺にある「承天閣美術館」では「山口安次郎作 能装束展ー心と技の響宴ー」展が開催されています。

11266

西陣で生まれ育ち、105歳!になられる現在も織職人として制作し続け、「晴耕雨織」と自らの織三昧の日常を表現する安二郎氏。

展示された百五領の能衣装は豪華、織りものの重厚感から醸し出される華やか圧巻の錦絵。
美しく豊かな織りの波に、安二郎氏のひたむきで誠実な人柄を感じ、静かな力強さに元気をいただいた感じです。

11200

「山口安次郎作 能装束展ー心と技の響宴ー」12月6日まで
10月1日には相国寺境内の野外舞台で能の公演が開催されます。
承天閣美術館  京都市上京区今出川烏丸通東入る  050-5542-8600

diamond 塩沢蚊絣柄お召のきものに花兎文様が織られた西陣織袋帯です。

11403

釣り鐘型の花の中に兎があしらわれた花兎文様は色合いがシック。
お月見に。
飛鳥時代の文様にもあらわされていた兎はいろいろなものとあしらわれていますね。
月に兎、そして波兎は古事記の因幡の白兎の神話にも見られるように波とも関係深いなんておもしろいですね。
美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月28日 (月)

ファクトリー空間?!

11125

河原町今出川下がる、古いビルの2階にある「カフェ工船」。
木の廊下を歩いてゆくと扉の向こうにあるカフェ、店内には自転車屋さんもあるのです。

オオヤコーヒーの焙煎所兼カフェで、大きな焙煎機も置かれています。

11142

メニューは世界地図、コーヒーの産地から選びます。
特製ネルドリップで一滴ずつというくらいゆっくり丁寧に淹れてくれるコーヒーは「あっさり」か「こってり」かを選ぶことができます。

11148

軽やかで口当たりやわらかな鈍色の漆の器に淹れてくれたカフェオレ。
開け放たれた窓から入ってくる風がゆるゆる心地よく、音は外の街の音。

ガラス作家の作品が置かれていたり、クリエイティブな香り漂うカフェです。

カフェ工船  京都市上京区河原町通今出川下ル梶井町448   075-211-5398  

diamond 結城紬のきものに菱取り唐草文様が織られた帯です。

11400

結城紬は機械織りのもので、ふんわりしたやさしい色。
きものの色にのせた帯の色はくっきりコントラストあり、すっきり洗練されたきもの姿に。
臙脂色の帯締めがポイントに効かせています。
美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月27日 (日)

ケーキ?クッキー?

10087

もう過ぎし夏のある午後のこと、「村上開新堂」の「ロシアケーキ」を手にカフェブレイク。
アプリコット、チョコレート、レーズン。
サクッとした歯ごたえ、甘みほんのり、バターは控え目なので、もう1枚、と手が伸びます。

レトロな香りいっぱいの建物は明治に建てられたものだとか。
京都でいちばん古い洋菓子屋さんだそう。

ちょっと教会の建物っぽく感じます。
京都は教会が多い、と感じてます(私だけかな…)
美豊の北側も室町教会で、クリスマスの頃にはモミの木のイルミネーションを毎夜たのしませてもらえるのです。

10059

村上開新堂  京都市上京区寺町通二条通上る  075-231-1058

diamond 塩沢縞お召のきものに七宝繋文の織られた袋帯です。

11293

七宝繋文という連続の文様の帯と合わせると、きものの縞柄がしっとり端正な印象に見えます。

美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月26日 (土)

秋のお菓子

お彼岸はこの前だったけれど…

いただいた「とらや」の「おはぎ」は3種類。
ころんと3つ並ぶととってもかわいらしい。
小倉餡・黒糖餡・黄粉。

11343

秋のお彼岸には「萩餅」から「おはぎ」、春のお彼岸には牡丹の花に似ていることから「ぼた餅」と言われるそうなお彼岸のお菓子。

「とらや」の「おはぎ」は、上菓子をいただいているような上品な味。

関東地域では、小倉餡・黒糖餡・白餡の3種類だそう。

とらや  京都市上京区烏丸通一条角  0750441-3111   

diamond 色合いのたのしさ。

11353

寛文小袖を彷彿とさせる大きな柄の小紋に唐花文様の織られた西陣織袋帯。
きもの、帯は多色使いだけれど、色を繰り返すことによりすっきり感が。
パーティーや少しあらたまったお席にも行けそうですね。
美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月25日 (金)

佐川美術館2

「佐川美術館」で心溶かされたもの。

11323

佐藤忠良館。
「札幌芸術の森」にあった「佐藤忠良記念 子どもアトリエ」みたいに手で触れられるかな、とふと思ったけれど何も書いてなかったのでやめました。

子ども像のかわいらしさといったら !
女性像、帽子像がやわらかな照明の中で佇み、心和む空間でした。

どこへ行っても花よりだんご?!
水辺に浮かぶようなティールームでお蕎麦をすすり、コーヒーを飲みました。
コーヒーはイノダのアラビアの真珠。
ぽってりしたイノダのコーヒーカップは佐川美術館の名前入りでした。

11337

佐藤忠良館 佐川美術館内

佐川美術館  滋賀県守山市水保町北川2891  077-585-7800

diamond 染め縞柄小紋のきものに塩瀬地手描き染め名古屋帯です。

11338

きものの縞柄には、ぼかしあり、グラデーションあり、ちょっとアクセント色入ったりしており、より奥行きが感じられます。
とてもおしゃれな印象。
美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月24日 (木)

守破離

11315

ずっと訪れたかった琵琶湖のほとりの「佐川美術館」。
水の上に浮かぶ美術館。

館内には「平山郁夫館」、「佐藤忠良館」、「樂吉左衛門館」があります。

「吉左衛門Xインドネシアン・プリミティブアート 稲葉京セレクション」が9月19日から開催中。
11318

この展示室を観たのは、お茶室を拝観した後。
お茶室の空間を体感した後に観ると、プリミティブなものが暗闇に浮かび上がる世界が違ったものに見える気がします。

暗闇に照らされた路、地下に潜った寄付、水音響く水露地、結界感じぐっと緊張走る中潜、一気に開けた視界の先に広がる琵琶湖葦とガマが風に揺れる水上に浮かび比叡山が愛でられる茶室。
全身で受けた余韻がまだじーんと残っています。

入り口にあった「守破離」という千利休の言葉がとても印象深かかったです。

11328

「吉左衛門Xインドネシアン・プリミティブアート 稲葉京セレクション」 2010年3月14日まで

佐川美術館  滋賀県守山市水保町北川2891  077-585-7800

diamond 花の丸模様が型染めされた附け下げのきものです。

10857

季節の草花を繋いで丸文になっている模様はお上品でかわいらしい印象。
色合いもふんわりしています。
美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月23日 (水)

潮騒

Img_2317

蒲郡プリンスホテル。
小高い丘の上に建っていて、建物の反対側にある大松が冬になるとライトアップされ、新幹線からも見えます(豊橋から名古屋の間)。

アールデコ調の内装が優美で美しいです。

Img_2309 

波の音が聞こえてきそうなティールームの窓際で三河湾を眺めました。

Img_2325

みるみる日が落ちてゆきます。

Img_2332

蒲郡プリンスホテル  愛知県蒲郡市竹島町15-1  0533-68-1111

美豊は、今日水曜日お休みをいただいております confident

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月22日 (火)

月待山麓のふもと

11184

ここはどこでしょう??
そう、「銀閣寺垣」です。

見上げると、空が四角く見えます。
まだ見たことがないけれど、椿の季節は見事でしょうね。

銀沙灘と高月台の向こうに見える閣は、1階部分ががらんどうで工事の真っ最中。

11174

応仁の乱後の乱世を、足利義政公がかなり都から奥まっていたにちがいないこの東山の東求堂などで茶の湯や書に親しんだ場所。
見た目にぱーんと飛び込んでくる華やかさやきらびやかさではないけれど、それだけに静かで、朱に染まった葉がこぼれんばかりに色っぽく映ったりします。

東山のこの辺りは月待山麓とも呼ばれるそう。
義政公はどんな月を愛でたんでしょうか。

銀閣寺(慈照寺) 京都市左京区銀閣寺町2  075-771-5725

diamond 塩沢蚊絣のきものに幾何学模様が織られた名古屋帯です。

11292

帯締めと帯揚げの色で秋の香り。
美術館こんなきもの姿で出かけたら、おしゃれでは。
美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月21日 (月)

野の花?!

11303

秋草。

都わすれ、女郎花、藤袴、実をたわわにつけた紫式部、萩、われもこう、りんどう、矢筈すすき、ふうせんかずら、みずひき、金みずひき、コスモス。

野の花を詰めた籠、家でワイルドに生え、咲いたものを店に持ってきました(かぶれ体質になってから植えっぱなしだけど、自家製は嬉しいもんですね)。

これから、どこにいけようかな ♪

美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月20日 (日)

9割?!

11108_2

栗餅、切った断面図撮ればよかった!
ふわっふわのお餅の中からは栗が全体の9割を占めるんじゃないかというくらい大きな茹で栗が現れてびっくり。
栗の味は茹でたまんまの味のようなあっさり、そして粒あん。

義父が買ってきた仏光寺にある「小松屋」は、街のおまんやさん、という感じだそう。

大口を開けてぱくりっ実りの秋、頬張りました。

小松屋  京都市下京区仏光寺御前通り角  075-313-1605

diamond 塩沢蚊絣のきものに葡萄唐草模様の名古屋帯。

11294

すっきり洗練された雰囲気漂う着こなし。
塩沢のきものはしゃりっとした風合いと色合い、ちょっとクールでかっこいい雰囲気が魅力。
美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月19日 (土)

西陣町屋通り

大徳寺近く西陣の唐紙屋「かみ添」さんは町屋造りのお店が何軒か並ぶところ。

行列で有名なわらびもち「茶洛」、タイルの外壁が個性的で銭湯の雰囲気を残したカフェ「サラサ」。
(行ったのは水曜だったので、「茶洛」も「サラサ」もお休みでした)

そしてこの日は手打ち蕎麦「かね井」に。
その日使う蕎麦粉を蕎麦の実から石臼で製粉、売り切れたらおしまいだそうです。

開け放たれた入り口から庭へ風がさらさらとまっすぐ通り抜けます。

11208

「鴨せいろ」をお願いしました。
あっさり素直な味の蕎麦は何もつけなくても甘く香りよい、おだしがしっかりじんわり出てる温かいだし汁には肉厚の鴨肉と鴨団子が。

11217_2

お蕎麦だけではなく、お酒がすすみそうな酒の肴メニューもいろいろありました。

11219

手打ち蕎麦 かね井 京都市北区紫野東藤ノ森町11-1  075-441-8283

diamond 秋は…

11295

塩沢縞お召のきものに萩が枝垂れる塩瀬の染め帯。
染め帯を合わせるとしっとりした雰囲気に。
ちょっとかしこまったところでもお召しいただけます。
美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月18日 (金)

萩の宮

京都御苑すぐ東隣の「梨木神社」は別名「萩の宮」。
9月19日から萩まつりが行われます。

昨日朝寄ってみたら、枝垂れる萩に俳句の短冊が揺れていました。

11267

祭典では鈴虫が奉納されたり、上方舞や弓、雅楽、狂言などの奉納が行われ、荘厳で雅やかな秋を愛でるお祭り。

11271

萩、藤袴、女郎花、桔梗…秋の七草を数えられる季節になりましたね。

萩まつり 9月19日から23日まで

梨木神社  京都市上京区寺町通り広小路上る  075-211-0885

diamond 塩沢お召しのきものです。

11123

細かな絣柄が織られているお召し。
しなやかな絹地は心地よい肌触り。
おしゃれ着に。
美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月17日 (木)

儚いもの

大徳寺から歩いてほど近い、機織りの音が響き渡る西陣に唐紙屋「かみ添」さんが9月1日にオープンされた、と伺い訪れました。
唐長さんから独立され、町屋造りの建物の2階が工房、1階がお店。

お店に入ってあちこち目を奪われましたが、お店の方に仰ったいちばんの見どころは、「無音(ムネ)」と名づけられた文様の唐紙が張られた壁。

淡いぼたん雪が舞い降りるような銀色。
暗くなると雲母がぼんやり浮き上がるように輝き、それはそれはきれいだそうです。
11224

正面は金色であでやか、同じ文様でも色が変わるとがらりと違う印象。

11226

版木はオリジナルのもの、インドネシアのバティック(ろうけつ染め)のもの、インドのもの、ケルト文様のものなどだそうで、文様のことや色、摺り方などいろいろお話してくださりとてもたのしい時間。

11222

シャリシャリと音を立てる極薄の便箋や葉書、カード、自分で使い方をいろいろアレンジできる和紙も並んでいます。

ジョン・ケージのピアノが静かな雨音のように聞こえてくる心地よさ♪
儚い美しさにふわりと包まれるようです。

かみ添  京都市北区紫野東藤ノ森町11-1  075-432-8555

diamond 柄八掛のたのしさ。

11280

ちらりと覗く八掛。
着る人のセンスをアピールできるところでもあります。
ちらリズムのおしゃれ、たのしんでみませんか。
美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月16日 (水)

色彩の魔術師

11013

「色彩の魔術師」と言われるフランスの近代画家「ラウル・デュフィ展」が「美術館「えき」」で催されています。

11010

影のない自由な色彩で軽快なタッチで描かれた画はたのしい風景がいっぱい。
音楽会、ヨットレース、乗馬、ミュージシャンたち…
躍動感溢れる画たちはいつも人物にスポットライトが当てられ、画家が楽しげに筆を取っていたんじゃないかな、という空気が伝わってきて、眺めているだけでわくわく、気分弾みます。

晩年はどんどん線が少なくなってゆき、淡く美しい色彩が溶け合ってゆくようでした。
テキスタイルの仕事もされており、私たちが普段目にする模様もたくさんありました。

美術館を出て階段を登ると京都の街が一望できるパノラマビュー。
空が高くなりましたね。

11004

下を眺めれば、自分の立つ高さにより風景が変わる京都駅の大階段。
ここは薪能の舞台になったり、コンサートの舞台に変身したりします。

11007

ラウル・デュフィ展  10月4日まで
美術館「えき」  京都伊勢丹7階隣接  075-352-1111

美豊は今日水曜日は、お休みをいただいております confident

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月15日 (火)

附子(ぶす)

夏休みはお休みだったお華のお稽古へ久しぶりに行ってきました。
この日の花材は、菊、われもこう、りんどう、河原撫子、すすき。

まず白い菊5本だけを使い、仏様にお供えする花をいけました。
真心(じきしん)をしっかり据え、左右にリズムを取りながら静謐な心でいけるのはことのほか難しかった、集中力が全然なかった私はもうお花がぐらぐらでよれよれでした(泣)。

癒してもらったのは、毎朝大原へ行かれている先輩がおすそ分けしてくださった花々。

11165

赤い点々が愛らしい水引、黄色の金水引、ふわりと振り向いた様子のみかえり草、雄宝香、そして紫のトリカブト…
別名「附子(ぶす)」、狂言でもお馴染みのお花、紫の蝶が羽根を広げたようなかわいらしさなのに毒あるんですね。
吹き矢や矢に直接塗って放たれもしたそうです。

お稽古の後でいただいたお菓子は「京華堂利保」の萩を象った練り切り菓子「宮城野」ときんとんは「花野」。
「宮城野」は古来萩の名刹で歌枕にも使われるそう、「花野」は秋草の咲き乱れた野のことを言うそう。

11168

やさしい甘さでした。

京華堂利保  京都市左京区二条通川端東入ル難波町  075-771-3406

diamond 西陣織名古屋帯です。

10981

幾何学模様が幾重にも重なるたのしさ。
シンプルな模様は、合わせるものにより、その時々でいろいろ表情が変わるおもしろさがあります。
紬などから小紋、江戸小紋まで幅広く合わせられます。
美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月14日 (月)

桃源郷とワンダーランド

信楽山中に桃源郷のように現れる「MIHO MUSEUM」。
「若沖ワンダーランド」展が開催されています。

11135

ブライスコレクションで評判を集めたことも記憶に新しい江戸後期の画人、伊藤若冲の作品の展覧会。

ワンダーランド、と名打たれた展覧会、まるで若冲の頭の中のことを指すよう、細密な写生のような花鳥あれば、黒と白の対比鮮やかな線際立つ版画、漫画を思わせるユニークな不思議な世界…
同じ人が描いたとは思えない、頭の中が覗いてみたい!
とにかく描いて、描いて、描くことがたのしくて好きで好きで仕方なかったんだろうな、とひしひしと伝わってきます。

最近発見され初公開の「象と鯨図屏風」、写真の大きな絵から顔を覗かせる墨色の潮吹き鯨とマンモスっぽい美人な象、のどかでおかしみ溢れた雰囲気たっぷり。

家人は、筆の線の生きているような動き、きれいさが印象に残ったよう。

美術館本館はルーヴル美術館ガラスのピラミッドを設計したI.M.ペイ氏によるもの、ガラスの向こうは深い山に霧がたなびき、この美術館が山の中にぽっかり浮かんでいるようです。

11131

春には小ぶりなかわいらしい桜並木になる坂道を登り切り、トンネルを抜けると美術館。

11118

山が色づきはじめてました。
こんな場所で観る画は、夢の中なのか浮き世離れして頭に残る気がします。

「若沖ワンダーランド」12月13日まで

MIHO MUSEUM 滋賀県甲賀市信楽町桃谷300  0748-82-3411

diamond 七宝繋文が織られた袋帯です。

9750

規則正しい連続の生み出す柄は端正な美しさ。
吉祥を意味するおめでたい柄です。
格式高くお召しいただけます。
美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月13日 (日)

店斜め向かい

美豊の斜め向かいの「十二段家」。
たまに、このお店の出し巻きやお漬けものがとっても食べたくなります。

11065

だし汁じゅわり、ふわふわのだし巻きはうす味で上品な味付け、卵3つ分くらいあるのかな。
季節の一品は、鱧の鳴門巻きに万願寺唐辛子や茄子、小芋の炊き合わせ。
お漬けものは、新牛蒡、水菜、日の菜、茄子など、とってもボリュームあってお櫃のご飯が進みます !

格子戸、丸いちゃぶ台、ほっっこりした空間。

11071

もともとは祇園町で甘いもん屋さん、甘党十二段のメニューを出したことがお店の名前の由来。
祇園で遊んだ人たちにお茶漬けやちょっとした食べ物を出していたことがお店の看板メニューになっていったそう。

茶色の暖簾を眺めると、今の季節は何かなぁ、とやさしい味思い浮かべます。

十二段家 京都市中京区烏丸通り丸太町西入る  075-211-5884

diamond 塩沢のお召しです。11124

産地は十日町。
小さな絣柄が織られています。
こっくりした焦げ茶色、さらりとした風合い、しわになりにくいです。
美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

等間隔

11152

三条大橋の上からパチリ。

河原べりに座ってる人たち、ほんと等間隔だ~。

橋のたもとのスタバは鴨川を眺められる景色のよさ、川床もあり(テラスみたい)初めて来た時はびっくりしました。

もうすぐ川床もおしまいかな。

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月12日 (土)

織物の粋 「格子」のモダンな味わいを

11099

気軽にきものでお出かけを、と秋いちばんのご案内を作りました。

「織物の粋 「格子」のモダンな味わいを」

八掛はほんの少ししか覗かないけれど、実は意外に目立つところ、着る人の雰囲気がとても現れる表情のキー。
だからこそ、八掛の醍醐味を味わえる織物のきものとのコーディネイトはとてもたのしい。

しっとりした秋の暮らしを多くのシーンで、すっきり都会的なニュアンスで楽しんでいただけたら、と格子紬と柄八掛を組み合わせてみました。

ぜひお手に取ってご覧ください。

美豊ホームページ催事案内

美豊ホームページ http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月11日 (金)

光と影の世界

「みんなのうた」、「暮らしの手帖」、「ケロヨン」、多くの絵本などできっと目にしたことのある影絵作家・藤城清治氏の展覧会が京都文化博物館で催されています。

11075

会場に入った途端、後ろから照明を浴び浮かび上がる世界に感嘆。
彼方見えないところまで届きそうな透明な光と、その対比のくっきり映し出される影の世界。
二次元の作品を想像していたのに、吸い込まれてゆくような立体的で精緻な世界に魅了されました。
(影絵の技法でなぜぼかしや遠近、グラデーションが出るのか今でも不思議)

白黒の世界から光と影の影絵へ、そして鮮やかな色づかいへと作品辿るのは、戦時、戦後と生きてきた作者の息づかいを感じるよう。
85歳の今なお、緻密で根気がいる作品作りに精力的に情熱を傾ける作者に心打たれました。

それにしてもなつかしい !
この話や童話はどんな話だったけ?
また開いてみたくなりました。

「藤城清治 光と影の世界展」 9月23日まで
京都文化博物館  京都市中京区三条高倉  075-222-0888

diamond 平組みの帯締めです。

11101

二色使いがおしゃれ。
美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月10日 (木)

今シーズンは !

昨年気づいた時にはもう時季は過ぎてた(泣)
今年こそは!と心待ちにしていたのは「遊形サロン・ド・テ」の「白桃のジュレ」。

11083

とろりとかかった香り豊かなキルシュカラメルソースの下にはほっぺた落ちんばかりの甘い白桃がごろごろ、絶妙なジュレの食感。
ひとつのデザートが五感にじわじわ沁み渡り、身体中がしあわせ~♪
村田森さんが特注で作られたコロンとしたかわいらしい蓋つきの器も素敵です。

昨日いただいたデザートはもう数日でおしまい、次はかぼちゃのクレームブリュレだそう。

どこを切り取っても絵になる美しい空間、贅沢で格別な時間を過ごせます。

11081 

遊形サロン・ド・テ  京都市中京区姉小路通り麩屋町東入る  075-212-8883

diamond 飛び絞りがほどこされた帯揚げです。

11036

秋を感じるあたたか色、こっくり深い色の帯揚げ、帯締めが入荷してまいりました。
季節を取り入れるはじめの一歩は小物から。
近いうちにホームページにアップ予定です。
おたのしみに。。。
美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月 9日 (水)

名水とともに

10865

ぷるる~ん♪
少し前に家人たちが福井県の小浜へ釣りに出かけた時に(この日は鯵を60匹くらい釣ってきました)、今度こそは!と意気込み、提げて帰ってきた「伊勢屋」の「くずまんじゅう」。

葛のつるりとなめらかなのど越し、さらさらのこし餡、冷たさ、たまらない味。

お店には地下から湧き出る名水が注ぐ大きな水槽にくずまんじゅうが浮かび、注文するとお店の人が掬い入れてくれたそう。

小浜の隣町は葛の産地、若狭は東大寺二月堂のお水取り神事に送られる水の送り元の遠敷川があるほど名水の地、京都との和菓子の交流があったこと、恵まれた環境や条件があって生まれた、なんて話を聞くのもたのしかったみたいです。

4月中旬から9月末までの期間限定のお菓子、滑り込みセーフ !

伊勢屋   福井県小浜市一番町1-6   0770-52-0766

美豊は、今日水曜日はお休みをいただいております confident

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月 8日 (火)

夕暮れ珈琲

11062

河原町三条通りを下がったところにある喫茶「六曜社」地下の飴色のお店で夕暮れ時の珈琲時間。
束の間の至福なひと時♪

マスターがハンドドリップで淹れてくれる珈琲を掌に抱えると、まわりの景色もチェンジして映る気がします。

11061

(マッチのイラストもレトロな香り)

六曜社 地下店  京都市中京区河原町三条下がる  075-241-3026

美豊は今日第2火曜はお休みをいただいております confident

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月 7日 (月)

箪笥の前で

10777

小さな薄い座布団?ミニクッション?
セブンチェアにしっくり、そしてアクセント。
深い茶色のどっしりしたバリの椅子にもマッチ。

ドアを開けた瞬間飛び込んできた色でした。
丸巻きのまま出てきた紬の反物、絶対着ないから座布団にしてみたそう、6枚の座布団。
作り方教えて!あっやっぱり作って~、と次の瞬間お願いモード。

箪笥前のおしゃべり、エンドレス ♪

diamond 茶屋辻模様が染められた訪問着です。

9876

白地に水辺の風景や御所解文様が描かれています。
細かく繊細な柄、多色使いされた風景は豪華な印象、ところどころにほどこされた金糸の刺繍がいっそう華やかさを添えています。
美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月 6日 (日)

森の博物館

11042

店から歩いて1,2分の京都御苑はいろいろなシーンのたのしめる場所。
御所があって、庭園や神社、小川が流れ、グラウンドまであるし、季節の花や紅葉も美しい、広い、よい気の満ちたパワースポットでもあるらしいです。

11038

「森の博物館」って看板に書いてあります。
今は桜が落葉し始め、松ぼっくりが足元にころころ。
秋が深まると金色に輝く大銀杏が見事です。

この前の休みの日、ベンチに座って本を読みました。
上下2巻、止まらないっ、周囲の友人に読んだ?どうなるの?と聞いても「ナイショ !」という答えが返ってくるばかり。
読んでるのは村上春樹氏の「1Q84」(遅らせばながら)。
最後のページを見ちゃおうかどうしようか、す~ごく悩んでます(やれやれ)。

京都御苑  京都市上京区京都御苑3  075-211-6348

diamond 丸の花模様が染められた小紋のきものです。10918

黒地に大きさいろいろな花の丸模様がぽん、ぽんっと。
黒地の部分が多いので、しっとりと大人っぽい雰囲気です。
美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月 5日 (土)

ヘルシー、やさしい味

京都御苑東隣にひっそりと隠れ家のように佇む「御所雲月」は、洛北にある老舗京料理店「雲月 北店」の姉妹店。

家人がこの前お昼に訪れ「湯葉鍋、鯛めし、どんなんかなぁ」と思い出したようにつぶやくものだから、私まで食べたいモードに。
お昼に訪れもちろん!湯葉鍋、鯛めしのお昼セットをお願いしました。

最初に出てくるのは6品盛り。
ずいきの胡麻和え、胡麻豆腐に金山寺味噌、鯛鮨、冬瓜とオクラの煮びたし、ひりゅうず、など地元農家から仕入れた野菜の持ち味を生かした一品、一品。

11071

ぐつぐつぷくぷく土鍋で登場の汲み上げ湯葉鍋。
味がついているので、そのままで、そして小松こんぶやわさびと一緒に。
これヒット、家でも早速真似してみようっと(小松こんぶ買って帰りました)。

11021

こちらも土鍋で炊き上げてくれる鯛めし。
ほろほろふわふわの白いお米に溶け込んだ鯛そぼろ、お焦げも入れてもらい香ばしい、いただけなかった分は小松こんぶを混ぜたおにぎりにしてくれます。

11026

デザートはこのお店の名物のわらびもち。

禅宗の料理をベースにしたヘルシーでやさしい味、お得感も嬉しいお昼ごはんです。

御所雲月 京都市上京区寺町今出川下る二筋目  075-223-5087

diamond 染め小紋のきものです。

10919

江戸時代に流行った寛文小袖を彷彿とさせる柄が全体に染められたきものです。
その当時は染めの技法がまだ確立されていなかったため、鹿の子絞りと刺繍で文様がほどこされました。
優美で豪華でやさしい色調の総柄小紋は、少しあらたまったお席やパーティーにも。
美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月 4日 (金)

秋は

京都御苑北にある相国寺の「承天閣美術館」で、今催されている「相国寺 金閣 銀閣 名宝展ーパリからの帰国ー」展へ行ってきました。

昨秋パリ市プチパレ美術館で展観された数々の名品の里帰り、パリでは3Dバーチャルの金閣・銀閣が話題をさらったり、美術館で行われた茶道、華道、香道のワークショップなどはとても盛況だったそう。

11053

伊藤若冲や円山応挙は金閣・銀閣の本山である相国寺ご住職に禅の教えを請い、縁の深かった画人だったため、お寺の襖絵や屏風、茶室に、とたくさんの作品が残されています。
本社のきもの展示会をたびたび相国寺でさせていただいた家人は、若冲といえば本堂の襖絵(杉絵かな?)に描かれたお茶目な表情の象がまず思い浮かぶそう。

今回の展覧会の中でも若沖の大きな軸画「釈迦三尊」は色彩鮮やか華やかで繊細、静謐さ漂うやさしい画、多色なのに和んじゃう不思議さ、色づかいに心惹かれました。

室町時代以前からの渡来ものの茶道具や千利休の使っていた茶碗などが飾られたコーナーではたくさんの人が熱心に眺めていました。

美術館までの道は色づいたもみじを一葉、二葉と数えたくなるほんのり初秋。
秋は美術館の催しやお寺での季節公開が充実する季節、この秋はどんな出逢いがあるかなぁ。。。

11060

「相国寺 金閣 銀閣 名宝展ーパリからの帰国ー」展 9月6日まで
承天閣美術館 京都市上京区今出川通烏丸東入る  075-241-0423

diamond 結城紬のきものです。

10839

機械織りの結城紬です。
少し濃いねず色に白糸で細かな縞柄が織られており、やわらかな色合い。
やさしくにも、凛とにも、すっきり軽やかに、にも帯合わせたのしいきものです。
美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月 3日 (木)

手軽に老舗の味

美豊のある室町通りをずんずん上がったところにある「虎屋菓寮」、その真ん前は西京味噌で知られる「本田味噌本店」。

町屋造りのお店からは香ばしくなつかしい味噌の香りが漂っています。

10979

江戸時代に創業のお店、はじまりは丹波の杜氏出身の創業者が宮中料理用に味噌を献上したことから、とか。
西京味噌は京の白味噌の呼称として定着したものだそう、人々にずっと愛されてきたんですね。

この日買ったのは、「一わんみそ汁」。

11063

味は、豆腐、なめこ、油揚げの3種類。
外皮の麩焼をくずしながら熱湯を注げばできあがり。

麩が生麩のようにもちっとした食感は意外、手軽に風味豊かなみそ汁がたのしめます。
懐中しるこから思いつかれたかたちキュートでいただき方のたのしいみそ汁、おもたせにも。

本田味噌本店  京都市上京区室町通一条558  075-441-1131

diamond 綴れ織りの名古屋帯です。

10930

こっくりした焦げ茶色、横段模様はすっきりしたきもの姿に。
無地っぽい紬などおしゃれ着にぴったりでは。
美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月 2日 (水)

リニューアル

美豊のある室町通りをずっと上がると「虎屋」があります。
今年5月に菓寮がリニューアルしたばかり。

杉の木がやわらかなカーブを描く高い天井の空間には喫茶席の他に、和菓子や京都などに関する本が600冊も揃うライブラリーのスペースもあります。

10973

庭を眺めながら涼しげな水辺の風情も感じられるテラス席もあり、低めのソファに身を沈めると、風を感じられる心地よさ。

10970

色鮮やかな瓢箪型、もみじ型のぷるんとした寒天、もちっとした牛肥、羊羹、あずき、いろいろな食感や味がたのしめ、黒みつあっさり目のあんみつ。

10971

虎屋って言えば銀ブラ、あんみつや葛切りを妹とよく半分こしながら食べたのを思い出しました。
虎屋は遷都まで、室町時代から、いやもっとそれ以前から京都を拠点に和菓子屋を営んできた、ということを京都へ来てから知りました(すごい知らなさすぎって呆れられた)。

京都御苑の目の前のお店、時代とともに歩んできた和菓子のことを感じられ、心静かなゆったりした時間が流れているようです。

虎屋 京都店 京都市上京区一条通烏丸西入る  075-441-3113  

美豊は、今日水曜日お休みをいただいております confident

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

2009年9月 1日 (火)

海!海 !

おだやかな風景の広がる奥琵琶湖へ足を伸ばしました(と言っても鮎釣りの知内川から車で5分)。
砂浜の広がるビーチでは夏の最後をたのしむ人がぱらぱら。

10953

春はこの海津大崎に弧を描くように桜街道が広がり、桃源郷のような景色 !
びゅんびゅん風を受ける湖岸のドライブは季節がいつであれ、気持ちい~い。

10955

小さな波が寄せては引き、湖なのにちょっと海みたいです。
今年は夜の海を散歩しただけ、海を見たくて見たくて釣りから抜けてきました(湖だけど)。

ビーチが目の前のマキノプリンスホテルで。

10936

小ぢんまりしたホテルで、ロビーのすぐ横がもうティールームだったりするのですが、小さな瓢箪型の外プールがあったり、ホテルに漂うゆるさがいい感じ。
ホテルの人がにこにこしながらコーヒーを何回か注ぎに来てくれ、気持ちのよい時間を過ごしました。

この夏はからりと晴れた日が少なく、スコーンと抜けた空が恋しい、海!海!とまだ思ってしまいます。

マキノプリンスホテル 滋賀県高島市マキノ町高木浜  0740-28-1111

diamond 裂取文様の西陣織名古屋帯です。

10927

取り方の中は能衣装を彷彿とさせるもの。
華やかで軽やかな色合い。
上品な印象です。
美豊にて。

美豊ホームページ  http://homepage3.nifty.com/bi_ho

|

« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »